ラッカ解放のウソ

2017年10月26日

今日の新聞各社には、ラッカが解放されたという記事が出ているのですが、例によって新聞ではわからない事情が(わざと)省略されていますね。

まず、ラッカを解放したシリア民主軍というのは、クルド人を中心とする、いわゆる反政府勢力で、アサド政権とはいわば敵対関係にあるわけです。それに米連合軍が加わり、ラッカを解放したと。そして、これははシリア人権監視団も報告しているとのこと。

まず、シリア人権監視団という組織が胡散臭い団体であるというのは、これまでさんざん指摘されていることですね。これはWikipediaにさえ書かれてることです。

また、米連合軍については、シリア外相の話しでは、招いた覚えも無いし、無差別爆撃で民間人を大量殺戮し、インフラを破壊している、出ていって欲しいと言っているんですね。そりゃそうです、化学兵器を使ったと言ってトマホークを打ち込んでくるような国がなぜシリアを助けるんでしょう?

さらには、ロシアの衛星写真によれば、デリゾール付近のISIS要塞を戦闘もなく、米国に手渡された疑いもあり、ISISの車両をフリーパスにしたという疑いも指摘されていますね。

つまり、シリア民主軍クルド人にとっては、彼らの土地と自身を守る戦いであるわけですが、それが利用されているわけです。ISISとつながっている米国が、勝手にやってきて戦うふりをしており、その過程で人々を大量虐殺し、インフラを破壊してるわけですね。

米国の行動というのは、普通に考えると訳がわからないものなんですが、もともと彼らにはシリアを破壊するという目的があるわけです。これは20年も30年も前からです。これを直接やると非難を浴びるので、非常にまわりくどい方法を使ってるわけです、いかにも正義のような顔をして。

そしておそらく、今後の彼らの方針としては、イラク北部のクルド人を援助して独立運動をさせたように、シリアのクルド人も独立運動させることなのでしょう。こう書くと、いかにも良いことのように思えるのですが、そうではないんですね。連中のやることは、いつも裏があるんです。

こういった事情は、新聞・テレビしか見てない人はわかりませんね。米国の行動は正義という前提でしか物を言わず、真実は一切報道しないので。おそらく池上彰などもこんなことは言わないでしょう。話した途端に降板です。

P.S.

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