病気の本当の原因、試し読み翻訳、その5
病気の本当の原因、試し読み翻訳、その4の続きです。
BMA(英国医師会)のウェブページには、その歴史の詳細があるが、その中に19世紀に彼らの行った「ホラ」に対するキャンペーンがある。「ホラ」という言葉は、過去にも今でも、現代医学以外の「癒やし」のすべての形態の信用を落とすために用いられる。そして、反対者をホラと呼んだのは、まさに19世紀の医療システムである、害があり、たびたびは患者の悪化や死亡につながる「医療」を利用していたにも関わらず。医学の実践は、ヒポクラテスの時代から明らかにそれほど大きく変わっていない。ヒポクラテスの誓いにより、医師たちに「害するなかれ」と指定されたにも関わらずだ。この誓いは、相変わらず新たな医師資格取得者が行っている。そして、いかなる「ヘルスケア」の領域のいかなる仕事であっても、称賛に値する原理なのである。しかし、「ヘルスケア」の名の下の害のある物質の使用は、医師に対して、この原理を適用することを否定している。これについては次の章で示そう。
医学界は「薬」が有害であるという考えを否定し続けているが、ただし「副作用」は除外される。このことに気が付き、憂慮する多くの医師たちがいた。つまり、彼らが訓練されたまさにそのシステムの中に固有の問題をである。彼ら自身の調査の結果、これらの医師の多くが、全てでは無いにせよ、いくつかのものを拒否する勇気があった。彼らの「訓練」と「治癒」の他の方法をだ。これにより患者の結果が大幅に改善された。その一人の医師がジョン・ティルデン博士であり、彼は自身の経験を「Toxemia Explained」で語り、こう言っている。
私は25年間は薬物を使用し、33年間は使用しなかったが、それにより信念が作られたのだ。薬は不必要であり、多くの場合有害であると。これは何かしら真実を気にするものにとっては、価値のあることだ。
ほとんどの人はおそらくこう仮定するだろう、21世紀の「医療システム」は、以前の時代とは異なり、固い科学的証拠に基づいていると。これは間違った仮定である。現在使用されている現代医学システムは、様々な習慣や伝統の結果であり、そのどれ一つも科学的に確立されていないのである、患者を健康にもどすための適切な治療であるなどとは。
さらには、21世紀の「医療科学」は、独占的に製薬会社の研究所で行われている。しかし、研究所実験は、現代の医薬品の使用が安全あるいは効果的なのかという「科学的証明」を提供はしない。それどころか、大きく、そして成長するばかりの証拠があるのだ。それが極めて明確に示すこととしては、「薬」には、病気の治療法としての効果が無いだけではなく、害を及ぼし、死亡を引き起こす可能性があることだ。
現代医学
ディーン博士は、その「Death by Modern Medicine」の中で、「現代医学」の問題の詳細な暴露を行い、こう声明している。
薬は現代医学と同義である。
本章の最初に引用した「Medicine」の定義では、「薬」の使用による病気の治療に言及したが、その医学界の定義としては「生体の構造あるいは機能に影響を与えるあらゆる物質」とある。
この定義は非常に重要なポイントを強調している。つまり、薬の目的というのは、生体の機能に影響を与えることである。それが「治療」という印象を与えるように意図されてはいるものの、現実には、薬によってもたらされる効果は利益とはほど遠い。
医薬品は研究所で化学物質から製造される。化学は確かに科学ではあるものの、これは病気を治療する化学物質の使用が「医療科学」と呼びうることを意味はしない。非常に収益性の高い製薬業界は、薬理学の分野で行われた研究に依存している。これは、彼らの存続と、現代医学の医師達が使う「薬」の製造の支配のための研究である。
「薬」という言葉のほとんどの定義としては、「合法的」あるいは「違法な」物質のいずれも指しうる。これが重要な理由は、すべての薬の「作用」が事実上同じであることを示すからだ。言い換えれば、これらすべては、生体機能に影響を与える能力を持つ。事実として、いくつかの「合法的な」薬、例えばリタリンとアデロールは、一部の「違法な」薬物と非常に類似した化学組成を持つ。薬(drug)と薬(medicine)という用語は同じ意味で使用されることがあるが、当然ながら医学界は、病気治療として使われる物質を指すものとして後者を好む。drugという言葉がたびたび違法物質に関連づけられるためだ。しかし、これは誤った印象である。
人体は、ある程度本質的に「化学的」ではあるが、人体に必要な化学物質は特定の形の必要がある。代赭され、身体の整理機能に利用されるためにだ。製薬企業の研究所で合成された化合物、医薬品として製造されているものは人間の身体に適切ではない。これをハーバート・シェルトンが説明する。
すべての薬は生理学的に身体の機能には適合しない
「医学」の宣言された目的としては、身体の構造と機能に影響を与えることにより、病気と「戦う」ことである。しかし、身体の構造に有害な影響を与えるいかなる物質も、あるいは生理学的に身体とその機能に不適合ないかなる物質も、身体にとっては毒である。これを「毒」の確立した定義が示している。
身体組織に対する刺激、損傷あるいはその活動を損なうあらゆる物質
医学界は不可避的に以下の考えを推進する、つまり「薬」は有益なことのみに干渉し、唯一の条件としては治療を発揮するための正しい「要領」で投与されることだと。しかし、先述したように、物質は使用量によってその本質が変わることは無い。医薬品の製造にはいくつかの段階があるが、最初の段階としては、治癒特性を持つと主張される植物からの有効成分の分離と、その化学物質による合成を含むかもしれない。製薬業界は巨大な数の化合物を作り出し、そのそれぞれが、「病気」に対する影響を決定するための様々なテスト対象となる。最近まで、特定の病気に影響を受けたと主張される組織に対するこれらの化合物の影響を決定するためのテストが行われた。この目的としては、化合物が組織を変更しえて、病気のプロセスに対抗できるかを発見するものである。何らかの影響が見られた場合、「有益」と見なされ、さらにテストが行われる。この効果を起こした物質が、市場性のある製品に組み込み可能かのテストである。つまり「薬」である。
もはや使用していないと報告しているが、一部の製薬会社は、この種のテストに病変組織を使用していた。現在彼らは「疾患分子」を使っている。これは、DNAやRNAやタンパク質粒子等の遺伝子物質でありうる。
(続く)
(メモ:P21)
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