やることはいつも同じ

我々は奴隷であり、民主主義も言論の自由も一切存在していないことは明らかですが、曲がりなりにも憲法なり法律なりに書いてある以上、そういった幻想を見かけ上保った上で、実際にはそれらが存在し得ない、機能し得ないようにしなければなりません。

このダシとして使われるのが敵の存在ですね。人間というもののは、すぐに敵と味方という二元論思考に陥ってしまうわけです。成長する間にこれが徹底的に叩き込まれるわけです。運動会をやれば赤組だ白組だなどと、スポーツ全般に言えることですし。経済の話としても、勝った負けたの二元論思考、「ウインウインの関係で(ホントに気持ち悪いですね、この言葉)」などと言っても、同盟を組んで共通の敵に立ち向かうだけの話しです。

そして、敵に注意をひきつけておきさえすれば、為政者は自らの腐敗を隠しておくことができるんです。「それどころじゃないぞ、恐ろしい敵が襲ってくるぞ」と、目を向こうにむけさせると。古今東西、権力を持つものがやってきたことなんですが、我々は奴隷になるための教育しか受けてきていないので、そんなところに目は行きませんし、気がつきもしません。

そして、頭の悪いことに、あたかも自分の頭で考えたかのように「誰々が悪い」などと非難してるんです。

その洗脳の役割を果たす御用新聞など見てると、いつもこれですね。経済成長がどうしただの、このままでは負けてしまうだの、中国・北朝鮮がどうしただの。その一方で自らの政府の腐敗についてはだんまりです。中国・北朝鮮と一体どこが違うのかと思いますが、こんなことさえわからないらしい。

さて、日本以上に腐っているのが米国の政界とメディアです。さすがに我が国よりも、はるかに進んだ国です。完全に腐りきっていますが、その一方で、反対勢力であるオルタナメディアその他の動きも、我が国よりはるかに進んでいますね。ひどい目に会えば、それだけ反発も大きくなるというのが理というものなのでしょう。

このあたりの状況は、日本のメディアだけ見ていても実感として全く感じられないと思います。やばいことは何も報道しませんから。私なども、「CNNなどより、オルタナメディアの視聴率の方が高い」などと言われても未だに半信半疑です。「ほんまかいな」と。どうしても、豪華なスタジオのCNNの方に恐れ入ってしまうのですが、これが本当だとすると相当アレです。

さて、ヒラリーのウラニウム取引やら、ロシア疑惑調査報告への出資やらがバレてきていて、オルタナメディアではこぞって報道していますが、主流派メディアでは全く報道しようとしていないとのこと。その代わりに、何を持ち出すかと言えば、やっぱり敵の存在です。

これがために、ヒラリーが極悪の犯罪者であることを未だに人々はわかっていません。歴史のみならず、現代でも強い者が「お話し」を作ってるだけなんです。

オルタナメディアの検閲はGoogleがきちんとその任務を遂行してくれているので、他に邪魔なのは、ロシアの大手メディアRTとジュリアン・アサンジ率いるWikiLeaksの存在です。もちろん、昔からやられてきたんですが、増々強化されてきていますね。そして、その口実となるのが、全く中身の無いロシアの介入、ロシアのスパイ、ロシアがロシアがというところです。

ヒラリーの言では、落選したのもロシアの介入のせいだといいます。以前、御用新聞を見ていたら、マケドニアのガキ共の偽ニュースサイトのせいだと言わんばかりのニュースをそのまま垂れ流していましたが、そんなわけないですね。しかし、やっぱり行き着くところはロシアになるようです。

我が国では、あんまりロシア言わないですね。ロシアは日本には関心が無いということになっているのでしょうか?先程も書いたように中国やら北朝鮮やらばかりです。

何度も書いていることですが、理性的に考えれば、現在最も邪悪な国は米国です。この判断ができない人は、何一つ物事を知らないと言っても過言ではありません。

 

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