ロドリゴ・ドュテルテのインタビュー

この人は本物ですね、これだけの政治家は日本にはいないでしょう。直球勝負で裏が無く、心底から国民のことを考えていますね。そして、幻想と現実の違いもわかっています。ほとんどの政治家がダメな理由は、「世の中はこういうものですよ」といった幻想のもとに物を話しているからです。ほとんどの人間が、幻想の中で生きている状況ですから。

特筆すべき点としては二点。一つは「俺はトランプとは仲がいい」と言いつつ、「CIAに暗殺されなければ、後5年ある」と述べていること。とすると、言外にあることとしては、米国が民主主義国家では無いということです。CIAに暗殺されるとしたら、それはトップの指示ではなく、大統領の全く預かり知らぬところで行われるということですね。

二つ目は、カトリック教会を批判していること。フィリピンの主たる宗教といえばカトリックですから、これは非常に重要なことです。そして「教会が国を堕落させた」とまで言っているのですから。彼が言うことだけではなく、陰謀論者がいつも言うことは、マネーロンダリングや小児性愛等のバチカンの腐敗ぶりなんですが、そちらは全くピンと来ません、他に誰もそんなことを言わないので。しかし、ドュテルテの告白は信用できそうです。

こういった信頼できる人物の証言を集めていくと、トンデモ話が徐々にそうではなくなってくるんですね。

コメント