ジェシカ・パウウェル「現実を認める」

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ジェシカ・パウウェル「現実を認める」
ジェシカ・パウウェル「現実を認める」、その2

ZeroHdgeの記事“Fess Up To Reality” – Former Google Exec Exposes Silicon Valley Hypocrisy In Scathing Essayです。

偽名での出版の誘惑に打ち勝った後、元Google PR幹部ジェシカ・パウウェルはとうとう、彼女の長らく待たれていた風刺回想録「The Big Disruption」を先週出版した。この大きく期待された本と共に、個人的エッセイがMediumに掲載された。パウウェルが提供したものは、シリコンバレーへの最も辛辣な批判である、最も巨大で最も影響力のある会社の一つの元幹部からのものだ。

彼女の主張のいくつかは、まさにショック以外の何物でもない。彼女が認めるように、Googleを昨年8月に辞職したわけだが(彼女は会社のトップPR幹部であり、CEOサンダー・ピチャイに直接報告する立場だった)、当時はクリエイティブ・ライティングの勉強に学校に戻るためとされていた。しかし、そうではなく会社の恥知らずな行動を防衛するのに「疲れた」ためだったのだ。

特に彼女が引用するのは、YouTubeによる英国議員達への意見であった。このプラットフォームに投稿された、すべての極右とジハーディストのリクルートコンテンツを検閲することはできないというものだ、単純にその量の大きさがゆえに。この主張は、パウウェルに言わせれば完全なウソである。以下はThe Daily Mailによる。

印象的なこととしては、Googleがテロリストコンテンツを投稿するいくつかのアカウントに金を払っていた例があるという。

Googleは広く批判されてきた、ジハーディスト、極右過激派あるいは他のヘイトを撒き散らす者がYouTubeにコンテンツを投稿するのを許していると。いくつかのケースでは、ビデオを投稿する過激派に広告主からの金を集めていた。

しかし、この会社は繰り返し議員達に言ってきた、この問題あるコンテンツを止めることはできないと。YouTubeにアップされているビデオの量がゆえにだと。

パウウェル氏は、会社に対する批判を担当しており、GoogleのCEOサンダー・ピチャイに直接報告する立場であった。

昨年8月だが、儲かる役割を辞めるという彼女の決断は業界の多くを驚かせた。その当時、彼女はクリエイティブ・ライティングを習いに大学に戻ると言っていた。

しかし、彼女のエッセイ、これはMedium websiteに無料で公開されたが、この中で認めたのだ、彼女に必要だったものは、「会社の中で守ることに疲れたという問題を休憩すること」だと。

彼女は言う、「表面上は、物事は本当に重要でエクサイティングに見えました。我々は大きなことをやってるんだと。ネットをもたらし、世界を進展させるのだと。しかし、また同じレベルで、すべてが少々いかがわしく感じられたのです。つまり、休暇をとれば、そこで自問するんです、いつになったら他の人が投稿するようなインスタグラムの写真のように感じられるのかと」

シリコンバレーのインサイダーはおそらくこう考えるだろう、自身が地球上で最も高潔な人間であり、ネットを拡張し、世界を進展させ、同じような「高潔な」理由をサポートするのだと。パウウェルが主張するには、テクノロジー企業から、ある種の認知的不協和が発生したという。これは、選挙ハッキングの戦いの失敗と、ユーザデータから収益を上げる方法の透明性への尻込みの言い訳である。

(続く)

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