おかしな奴隷日報のFISAメモ報道

さすがに奴隷日報、もとい読売新聞であっても、このメモについては報道せざるを得ないようで、今日報道されていたのですが、いかにも瑣末な出来事と言わんばかりに小さく出ていました。そして、相も変わらず「ロシア疑惑をけん制する狙いがあるとみられる」などと、事実に基づかないファンタジーの世界にいらっしゃるようです。

この記事自体に論理矛盾のあることに気が付きもしないようです。

まず「民主党の金で文書が作られた」としており、ここから誰もが想像することは、ヒラリーの政敵の醜聞を集めるために文書が作られたことです。大統領選ではありがちなことですね。しかし、「FBIはその経緯を裁判所に説明していなかった」としています。Yahooニュースの件が抜けているのですが、それはいいとして、ここからは明らかにヒラリー側にFBIが加担したことが見て取れます。

ところが、下の方で「コミー前FBI長官も文書の信憑性が確認できないと言っている」と。確かにこれも事実です。

しかし、カーター・ペイジの令状を取得し、盗聴していた当時の長官はコミーなんですよ?

つまり、コミーは信憑性が無いと自ら認めるような、民主党が金を出した政敵の醜聞文書を、そのことをおくびにも出さずに裁判所に提出して盗聴令状をとったわけです。これは、奴隷日報さんによっても事実のようです。

なぜこれが「FBI捜査けん制か」というタイトルになるんでしょう?仮に現在のロシア疑惑が事実であり、現在のモラーの捜査が正当であると仮定しても、この当時の盗聴行為は明らかにウソに基づくもの、ヒラリー側による謀略、FBIの共謀であることが、ごく普通の人でも見て取れると思うのですがね。

部分的には事実を書いておきながら、結論としては、無理矢理「ロシア疑惑あり」に誘導していますね。明らかに無理筋です。彼らには論理というものが存在するのでしょうか?

もちろん、これは奴隷日報に限らないと思いますよ。朝日やNHKやその他もすべて同じでしょうね。ほぼすべての企業メディアはウソまみれです。左右関係ありません。

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