中・東欧ポピュリズム躍進

これも昨日の奴隷日報、もとい読売の記事(一部)です。今日は新聞休刊日です。

そもそもなぜ選挙でポピュリズム政党が躍進すると「民主主義の試練」なのか、その論理がさっぱりわかりません。このポピュリスト政党達は、何はともあれ「難民受け入れは嫌だ」と言っているらしく、それを支持する国民が投票し、議員数を増やしたわけですが、なぜこれが「民主主義の試練」なのでしょうか?

さらには、こうありますね。「反移民・難民の流れが強まると、東欧民主化の後退や欧州の分断につながりかねず」というのですが、この論理もさっぱりわかりません。一切記述がありません。

いつもどおりの奴隷日報の印象操作記事となっております。

ハンガリーのオルバン首相とは?

奴隷日報の記事というのは、そもそも印象操作を目的としたものばかりであって、読者に材料を提示して自分で考えてもらおうという姿勢などありません。さっぱり何もわからないのです。そこで、少し検索してみますと、このオルバン首相については次のようなNewsweekの記事がありました。

ハンガリーで民主主義の解体が始まる──オルバン首相圧勝で

なるほど、グローバリストの奴隷である奴隷日報もNewsweekも共に、正当な選挙で国民の代表が選ばれたにも関わらず、それを「民主主義の危機、民主主義の解体と呼べ」と上から指示されており、それをそのままオウムのように繰り返すだけのようです。

ですから、私などが「これがなぜ民主主義にとって危険なんだろう???」といくら首をひねってもわからないわけです。

さらにこのNewsweekの記事には、はなっから重要な記述がありますね。ありがとうNewsweek!これで謎が解けましたよ。

<反移民、反自由主義を掲げて支持を集めたハンガリーのオルバン首相が、総選挙で再選された。今後4年間、民主主義の後退を防ぐことはほとんど不可能で、ジョージ・ソロスの自由な大学も国外に移転せざるをえないとみられる

これも無茶な文章ですけどね、「支持を集めて首相が再選されたから、民主主義の後退を防ぐことは不可能」なんだそうです。一体全体どうやったらこんな文章が書けるんでしょう?

オルバンの選挙活動の大半は、ハンガリー生まれのユダヤ人億万長者で米慈善家のジョージ・ソロスに対する攻撃に向けられた。

オルバンは絶え間なくソロスを攻撃し、難民に国境を開くことによってキリスト教国としてのハンガリーが破壊されると警告するポスターを国中に張り出した。

 

フィデスの議員らは4月9日、政府が国家安全保障上の脅威とみなす組織を閉鎖し、移民支援活動のために外国から資金を受け取っている団体に25%という法外な税金を課すことを認める「ストップ・ソロス」法案を速やかに通過させると誓った。

なぜ奴隷日報、もとい読売はジョージ・ソロスの名を出さないのか?

このNewsweekの記事を見てみますと、オルバン首相が敵としているのは政敵などではなく、ジョージ・ソロスであることが簡単に理解できますね。なにせ、

オルバンの選挙活動の大半は、ハンガリー生まれのユダヤ人億万長者で米慈善家のジョージ・ソロスに対する攻撃に向けられた。

とありますからね。

ですよねぇ、日本の奴隷達は、ほとんどジョージ・ソロスの名前なんて知らないし、出すとかえって「そりゃ一体何だ?」ということで、何してる人なのか、ハンガリー人が何故これほどまでジョージ・ソロスを嫌うのか説明しなくてはならず、かえって藪蛇というものですよね。寝た子を起こすなってことです。

ウソ新聞読売のウソの付き方

かように些細な件でも、奴隷日報、もとい読売新聞のウソの付き方が明確に見て取れると思います。でかでかと「試練の民主主義」と煽っておき、ポピュリズム政党が移民・難民に反対し、欧州分断・民主主義後退だと非難しながら、彼らの主張の中心部分はすっぽり抜け落ちております。

彼らがジョージ・ソロスに反対していることを知らしめてしまえば、読者はそれを疑問に思うはずです。

そのハンガリー生まれのジョージ・ソロスとかいうユダヤ人億万長者は、どんな悪いことをしたのだろう?

とです。日本人にはこれを一切考えて欲しくはないのです。これが奴隷のための新聞、奴隷日報の役割です。

ジョージ・ソロスはどのように報道されているのか?

さて、私はそれほど詳しく無いのですが、独立メディアの人達はジョージ・ソロスを悪の化身のように言うわけです。では、オルバン首相はなぜそんなにソロスが嫌いで、ハンガリー国民は首相を支持しているのでしょうか?

「ソロス ハンガリー オルバン」あたりで検索してみました。

ロイターの記事、アングル:「ソロス氏攻撃」強化か、ハンガリーの首相3選で

総選挙前に政府が「ソロスを止めろ」と呼んでいた法案は、ハンガリー出身の米著名投資家ジョージ・ソロス氏を標的とするオルバン首相の執ような反移民キャンペーンの一環である。ソロス氏の慈善活動は、リベラルで開かれた価値観の啓蒙(けいもう)を目的としている。

「ハンガリーを移民国家にしようとする人物の名前とその手法について、われわれにはお見通しだ。それ故、移民を国家安全保障の問題と見なす『ソロスを止めろ』法案を起草し、提出した」とオルバン首相は選挙前に語っていた。

なるほど、これを見てみると、選挙で選ばれたわけでも無い億万長者のソロスが、ハンガリーを移民国家にしようと画策し、実行しており、これがあまりにも強力であるがために、オルバンはそれを止めるための法律を作ろうとしているようですね。彼らはこんなポスターまで貼り出していたようです。

もちろん、グローバリスト奴隷であるロイターの記事はオルバンに批判的なものになっていますし、「ソロス氏の慈善活動は、リベラルで開かれた価値観の啓蒙(けいもう)を目的としている。 」などと持ち上げてますが、ならば、なんだってハンガリー国民は反対するのでしょうか?

それに、なんだってソロスはハンガリーを移民国家にしたいのでしょうか?彼の目的は一体何でしょう?

ソロスがハンガリーを移民の国にしたい理由を伝えないメディア

ちょこっと検索した限りではわかりませんでした。もちろん、私は独立メディアの「陰謀論」を聞いているので、その理由はおおよそわかるつもりなんですが、どうメディアが伝えているのか知りたかったのですが、わかりません。

ロイターの記事では「リベラルで開かれた価値観の啓蒙(けいもう)を目的としている」という曖昧な書き方ですし、少なくとも奴隷日報のタイトル「格差への不満『反移民』に」というのは、全くのウソであることがわかるかと思います。

彼らがソロスのポスターまで貼り出していたことを奴隷日報が知らないはずはありませんね。連中が、都合の悪いことを無視する常習犯であることがここでもまた確認できました。

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