ラブロフ:「新世界秩序」が形成されつつある

Tsarizmというサイトの記事です。Russia Says ‘New World Order’ Being Formed

ロシア外相セルゲイ・ラブロフが本日宣言した、西側のリベラルモデルの社会は死につつあり、新世界秩序がその地位を奪いつつあると。ラブロフが、外務省の外交アカデミーにおいて、生徒・教授の前でコメントしたとタス通信が伝えた。

「西側のリベラルモデルの発展形態は、特に国家主権の部分的喪失を規定するものであり、これは西側の友人がグローバル化と呼ぶものを発明したときに目指したものである。しかし、その魅力は失われつつあり、もはや誰にとっても完全なモデルとは見られなくなっている。それどころか、まさにその西側の国々の多くの人は、これに懐疑的になっている」とラブロフは言う。

彼によれば、グローバルな発展をガイドするものは、「多極化を推進することを目指すプロセスによってであり、我々の呼ぶところの多極的世界秩序である」と。

またも連合国家において緊張が燃え上がる

「明らかに、多極性とあらゆる意味での新たな権力の台頭においては、世界的な安定性を維持し、利益と妥協のバランスを模索する努力が必要である。だから、ここでは外交が主導的役割を果たすべきである」とラブロフは続ける。「特に、一般に受け入れられるべき解決を必要とする問題がたくさんあるからだ。これには地域紛争、国際テロ、食料安保、環境保護が含まれる。だからこそ、外交のみが、全員合意の決定に達すると、我々は信じる」

「米国とその同盟は、彼らのアプローチを他者に強制しようとする」とラブロフは忠告する。「彼らは、何世紀にもわたる世界情勢の優位性を維持するという、明らかな願望に導かれているが、しかし米国は、その同盟国と協調しても、もはやすべての世界経済・政治問題を解決することはできない」

「彼らの支配を維持し、疑いの無い権威を取り戻すため、彼らは脅しと圧力を使う。彼らは主権国家の問題に干渉することを躊躇しない」

(終わり)

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