新聞やらテレビやらを見ていると、経済学者やら評論家やら何やらが経済についてどうこう言うのを聞くわけですが、一切信用できないですね。
そもそも紙幣を発行している中央銀行が、政府機関などではなく、ただの株式会社であること、株を発行しており配当もある、利益を目的とした私企業であることを、彼らは言えません。さらに、市中銀行が勝手にお金を作っている、むしろこちらが作る量の方が中央銀行より大きい、という事実も言えません。
※米国と異なり、日銀の55%の株は政府所有ということではありますが。
どういう理由か、この世界では、お金を作っているのは国民が投票して選出した人達とか、そのコントロール下にあることになっている官公庁とかでは全然なくて、利益目的の私企業なんですね。それが、国が認めたお金ということになってしまっているんです。
経済の根本にあるこの事実に言及せず、あるいは知りもしないのに(マジ?)、どうして経済のことがわかるんでしょう?
そして、お金、ではなくて通貨をどんどん供給していくということは、我々の持っている通貨の価値をどんどん減らすということなんですね。全世界でも通貨供給量が指数関数的に増やされていますが、日本でも異次元緩和などといって、ごちゃまんと札束を刷っているようです。ほとんどはただの数字でしょうけれども。
そして、2%インフレを達成できないなどと言い、これがいかにも我々のためになるかのような報道をアホメディアではしてますが、きちんと考えてみてくださいよ。通貨供給量が増えたがためにインフレになったら、我々のタンス預金の価値が減るということなんですね。
国民にとっては喜ばしくも何とも無いわけです。私企業に労働価値を盗まれているわけです。
しかし、そのただの数字が一般には出回らないのでインフレにはならず、どこに行くかと言えば、おそらくは株に突っ込まれており、それがために株価がどんどん上がってるんですね。それをまた喜ばしいことだというわけです。このデタラメぶりは何とかならないのでしょうか?
さらには、こんなことがまかり通るというのが本当に不思議なのですが、日銀が、先日は神戸製鋼の株を買ってみたりとやりたい放題です。他にも日銀が筆頭・有力株主の企業というのが結構出てきているようです。
もちろん、連中の盗み方というのは、この程度では済まないんですけどね。政府にじゃんじゃん赤字国債を発行させ、我々から取り上げた税金など、その利子にしかならないような勢いです。
その一方で国の財政がどうのこうの言っていますが、すべては国民を騙すための仕組みですね。想像するに、国が大変なのだから、国民も我慢せいということでしょうね。その洗脳を補強するのが、いわゆる経済学者とか評論家の類ですね。信じられない位恥知らずな連中です。
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