月の謎

月の謎については、かねてから翻訳したいと思っているビデオがたくさんあるのですが。。。かなりトンデモです。

一つはcrrow777チャンネルです。

Crrow777
I will only post clips as they were shot and will not alter or add misleading content. I further pledge that I will not post deceptive or false footage. Much of...

彼は退役軍人で、日頃から望遠鏡でUFO等を観察していたそうな。あるとき月の様子がおかしいことに気づいたのですが、自分の望遠鏡やビデオレコーダー等の機材のせいかと思い、徹底的に調べたものの異常は見つからず。

このおかしな月のビデオを公開したところ、ロシアの某人物から連絡があり、「たしかに君の見た通りだ」と言われます。そして、世界中の人に「そちらでもこの現象が起きるか確かめて欲しい」と呼びかけると、何点か同様のビデオが送られてきたとのことです。

どういうことなのかは、ここでは書きませんが、しかし、月に関しては一部のトンデモな人達だけではなく、「マトモ」な科学者もおかしいと言っているとのこと。NASAの科学者やノーベル賞学者、あるいはドキュメンタリー「コスモス」で有名なカール・セーガンも同じようなことを言っているとのことです。

彼らが口を揃えて言うことは、月の密度が不自然に小さすぎるということです。つまり、その体積に比較して、質量が小さすぎるというのです。ここから、月空洞説~月の中身は空っぽ~というのが出てくるのですが。もしアポロの持ち帰った月の石なるものが本物であれば、その密度は地球上の石とほぼ変わりないのですから、月の内側に空間があるとしか考えられません。

先のcrrow777氏のビデオでは、もっと面白い話も聞けるのですが、ともあれ、なんとなくやり過ごしてきたことをきちんと見てみれば、不可解なことだらけであることを再発見させられます。

基本的に我々は、他人に思考を任せっきりにしてしまっているんですね。「科学者が騒がないから特に問題は無いんだろう」という態度です。しかし実際には、メディアが騒ぐか騒がないかなのですが。。。メディアが騒ぐと皆の共通認識になり、騒がないことを問題にすると「変な人」ということになってしまうんですね。それほどメディアの洗脳効果というのは強力なんです。

さて、他に面白いビデオを見つけたのですが、ダベリに無駄が多いのでまだ翻訳していません。

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これは「地球は平たい協会」の人が作ったものらしいのですが。。。正式名称は知りません、地球は球体ではなく平面だと主張する人達です。日本では聞いたことないですが、YouTubeでは結構彼らのビデオが見つかります。。。が、地球が平たいなどとは、いくらなんでもそれは無いだろうと真面目に見たことはありませんが、このビデオはうなずける点がありました。

その主張は、月の直径は70マイル(112km)であるとするものです。もし月の直径が地球の約1/4の3500kmであるなら、それが地球に落とす影は直径3500kmかそれ以上の大きさになるはずです。たしかにその通りです。ほとんど無限の彼方と言っても良い太陽と、月と地球が一直線に並び、月の直径は地球の1/4なのですから、その影は巨大なものになるはずです。

しかし、米国を横断するとして報じられた月の影は直径が70マイルになっているとのこと。もしそうであれば、月の直径は70マイルか、それより小さいはずです。いくらなんでもそれは無いだろうとは思うのですが、どう反論すれば良いのかわかりませんでした。

調べてみると、ここに答えようとしている人達がいますが。。。

日食で出来る月の影
勉強不足なのかもしれませんが誰か説明して下さい。太陽を光源とした影は、影を落としている物体がどれだけ離れようが幅は変わらないと小学校で習った記憶があります。これを、日食に当てはめると、地球の1/4... - 宇宙科学・天文学・天気 解決済 | 教えて!goo

完全なデタラメですね。お話しにならないです。

さらに、このビデオで指摘されていることは、ワシントンポストの依頼で解説を引き受けたNASAの広報担当か何かの人が小学生程度の知識も無いことです。彼は、月の公転周期が地球の自転周期の二倍(の速さ)だと言っているのです、たしかに言ってます。

実際には、月の公転周期は約一ヶ月、地球の自転周期は約一日です。二倍の速さということは、月は半日で地球を一回りすることになります。

彼はこれを、「月は東から西に移動するのに、なぜ日食の影は米国を西から東に横断するのか」という質問に答えて言ったのですが、別のビデオでは、「東から西に進むことがあるじゃないか」と指摘しています。

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これについても、私は「なぜ日食の影が西から東に進むことがある」のかは答えられません。地球の自転周期の方が圧倒的に速いので、太陽と月がほぼ静止している状態ですから、普通に考えれば月の影は東から西に進むはずです。

。。。と、これについては調べてみたら答えがありました。数式を検証するのは面倒なので、なんとなくそういうものかという納得の仕方ですが。。。

日食に関するよくある質問:国立天文台

ただ、この解説の図1もじっくり見てみるとウソがあります。

近隣にある小さな点として太陽が描かれていますが、実際には途方も無い遠方にある巨大な物体です。ですから、太陽光は地球や月の状態に関わらず、左から平行光線として入射するはずです。ですから、M1とS1、M2とS2はそれぞれ同じy座標を持つはずです。

そして、ここにも月の大きさのウソがあります。実際には地球の1/4の直径を持つはずの月が小さく描かれているんですね。なぜこんなに小さく描く必要があるんでしょう?

一般には、地球の直径は12,742 km、月の直径は3,400kmということになっています。

太陽からの光線は点光源ではなく、平行光線とみなせますから、この図のように月と地球がかなり近接していても、実際の距離である38万kmの彼方にあったとしても、事実上何の違いも無いし、説明上不都合な点もありません。

国立天文台の方々はその筋のプロであろうと思うのですが、こんな中学生程度でも見破れるようなウソをなぜつくのでしょうか?

あるいは、何か私には理解できないような理屈があって、地球に落ちる月の影が実際よりもずっと小さくなるのだが、それを解説するのが面倒なので、わざと小さく描いたとでも言うんでしょうかね?

ともあれ、科学者なるものがいかにデタラメな連中であるかは、先日紹介した「巨大詐欺の解剖」でもわかることなんですが、誰かが言うように(マイク・アダムスだったか?)、現代科学というのは、中世の教会に相当するような代物なんですね。人々を恐れ入らせて信じ込ませる役割を担っているんです。

ともあれ、上の疑問の答えをお持ちの方お待ちしております。

 

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