アサンジ逮捕:またも不可解な陰謀論

トランプ・ロシア共謀という、ただのトンデモ陰謀論をMSNBCのレイチェル・マドー等などを中心としてばら撒かれてきたわけです。それに乗っかった読売をはじめとする我が国の偽メディアも、いかにもトランプがロシアと共謀して選挙を盗んだかなどという印象を日本国民に与えるべく、これまで頑張られてきたわけですが、ミュラー捜査の「全く無し」という結果になり、またもや空振りに終わりました。

そもそも全然無いんですから、当たり前の結果なんですが、それでも彼らはトランプの「司法妨害」や「不正経理」等などに一縷の望みを賭けているようです。バイアスがあると、何でもかんでも黒に見えるという典型的な例でしょう。バイアスの上のただのインチキ陰謀論です。これでジャーナリズムだと言うんですからお笑いなんですが。

ところで、これと全く同じような、何の根拠も無いインチキ陰謀論がアサンジまわりにも囁かれていますね。つまり、アサンジは実はホワイトハット(善人)の手に落ちたのであり、彼は安全なのだとする説です。

何かしらの素晴らしい裏情報があるらしいんですが、公式にはそんな情報は一切ありません。非公式・裏街道・あやふや・ただの陰謀論かも・CIAスパイが流した偽情報かも、というレベルです。それどころか、トランプはアサンジにそっぽを向き、ポンペオはWikileaksが国家の敵だと言い、ペンスも同じようなこと言ってます。

さて、どちらが正しいのでしょう?私には全くわかりません。

しかし、安全策としては、公になっている情報から判断することです。そして、何度も何度も裏切り続けられてきた「情報」には注意することですね。これが常識的な判断というものなんですが、どうも、それさえもできない方が多いようです。

であれば、アサンジの支援を行い、米への引き渡しに反対するしかないんですが、こういったトンデモ情報は、むしろそれをやらせないための陰謀という見方もできるはずです。「アサンジは安全だから、別に何もしなくてもいい」などと。もし、CIAあたりが流しているのであれば、そんな心理作戦はお手の物でしょうしね。

ともあれ、どういった情報を得るのもいいですし、私自身もそういう情報にも注意を払うわけですが、眉にはたっぷりツバ付けてますね。その理由は、何度も何度も何度も騙されているからです。

こんなことを書いたのは、そういうコメントをつけてくる方がいらっしゃることなんです。そういう物は、自分の中にだけそっとしまっておいてください。わざわざ出てきて、「それは違う、アサンジは安全だ」などとは、お門違いだということがわからないようです。

本当に困った人たちだと思います。これではまるで、トランプ・ロシア共謀インチキ陰謀論推進の方々とさほど変わりがありません。

 

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