焦りまくる没落中の米帝国

今日のRTの動画二本を見て、「やっぱりそんな感じね」と思いました。いや私は世界が進もうとしている大局的な観点がほとんど無いので、勝手な想像がありますけどね。

連中は、何とかこの没落を食い止めようと必死になっている感触です。そのために、あちこちで戦争を仕掛け、国を転覆し、資源を略奪しようとしているわけです。それが如実に現れてると思うのは私だけなんでしょうかね。

ボルトンは何としてもベネズエラから露中を追い出して我が物としたい。「この半球は我々のもの」だのと、モンロー・ドクトリン2.0を振りかざし、ヤクザのショバ並のことを主張してます。しかし、その一方でポンペオは、「ロシアが北極海を好きにするのは許さん」と息巻いてますよ、矛盾してますね。

しかしもちろん、連中はこれまでウクライナ、シリア、リビア等などで好き勝手してきたんですけどね。ともあれこれです。

RTホスト:マイク・ポンペオのような共和党員は、地球温暖化否定派として出てきました。トランプ大統領は実際に地球温暖化がインチキだと。インチキです。

しかし、ロシアと中国が我々よりはるかに先に行ってるとわかると、北極探査についてですね。トランプ政権は怒ってます。面白いことは、特にロシアに対してです。その理由としては、ロシアは10年以上前にわかってたんです、北極の氷が溶けてると。シベリアのような場所でですね。彼らは、海運ルートを探し始めました。ロシアは中国と共に、早くからわかってました、北極には、世界の未発見石油の13%があり、未発見ガスの30%があり、ウランに希少金属に、ゴールドとダイアモンドです。ロシアは我々よりはるかに先に進んでるんです。

これが説明になるかもしれません、なぜポンペオが、今や言うわけです、ロシアは暴力的な国であると。北極について停止せねばならないと。

ポンペオ:それとまたわかってます、ロシアのテリトリー野心です、それが暴力的になる可能性です13,000人が殺されました、ロシアによるウクライナでの攻撃的な行動によってです。北極は、荒れ地だからといって、これは、無法地帯になるべきことを意味しません。

で、ポンペオはラブロフに会ったばかりなのに、更に今月中にもラブロフ、プーチンに会うようです。

RTレポーター:ワシントンの、このトップ外交官は、5月にロシア外相セルゲイ・ラブロフに会う予定です、リゾート都市ソチ市においてですね。今やクレムリンが言うには、並行してロシア大統領との会合が開かれる可能性があると。これはポンペオの初のロシア訪問になります、米国務長官として。しかし、ラブロフは、彼に会ったばかりです。フィンランドの北極サミットでですね。
この会合で示されたことは、この二カ国が未だに苦闘していることです、着地点を見出すことに。様々な問題についてです、ベネズエラだけではなく、北極の利用についてもです。

ポンペオ:国際海域についてのロシアの主張を憂慮しています、北極ルートのですね。新たたにアナウンスされたプランが含まれます。中国の海運シルクロードとの接続です。北方ルートにおけるものですね。モスクワは既に違法に要求しています、他国に対し、通過の許可をです。

RTレポーター:米国務長官はまた付け加えました、これは部分的には応答です、いわゆるロシアの不安定化行動に対する。彼らは軍隊を再構築しており、軍隊訓練をホストし、砕氷部隊を再構築しています。さて、モスクワが信じるには、北極における衝突の何の根拠も無いと。これは国際協調のためにオープンであると。

ラブロフ:北方ルートはロシアの国家的通路であり、動脈です。我々は沿岸国として国際法に完全に準拠しています。我々は、このルートでの安全な運行に責任があります。ちょうどカナダが北西通路の機能に責任があるようにです。

結局のところ、米帝国は資源のあるところ、どこでもいいのでいちゃもんをつけ、露中を追い払い独り占めにしたいというわけですね。

その一方で露中はどんどんと米帝国支配システムから離れていっています。ロシア中央銀行がゴールド買い増しを行ったというニュースは良く聞くんですが、昨日もこんなニュースが出てきました。

もう米ドルの崩壊と米帝国の崩壊は間近かもしれませんね、櫻井ジャーナルさんもこんなこと書いてます。

追い詰められた安倍政権

 安倍晋三政権は追い詰められている。アメリカの戦略に従って中国、韓国/朝鮮、ロシアを悪魔化した幻影を国民に信じさせてきたが、その戦略が日本を破滅させつつある。それは以前からだが、そのスピードが速まり、日本に余裕がなくなってきたのだ。本ブログでは繰り返し書いてきたが、日本の経済界は​矛盾​に耐えられなくなっているように見える。

彼らが服従しているアメリカの支配層が急速に弱体化、その傲慢さや強欲さを隠さなくなった、いや隠せなくなり、アメリカの命令に従うと日本は近い将来に破滅してしまう情況になっているのだが、アメリカから自立しようとすると日本で支配者面している人びとは自らの地位と財産/収入を維持できなくなる。この矛盾を天皇の交代で解消することはできない。

アメリカ政府の強硬策が中国とロシアの同盟を強固にし、アメリカは転落を早める

 冷戦に勝ったと浮かれたアメリカの支配層は傲慢、強欲、凶暴という本性をあらわにしてしまい、求心力を失いつつある。支配システムが崩れ始めているのだが、それを力で止めようとし、ますます情況を悪くしてしまった。

 

苦境に陥っているアメリカは軍事力や通貨を使った恫喝を続けているが、そうした強硬策は中国とロシアをますます強く結びつけることになり、その2カ国へ多くの国々を接近させていくことになった。アメリカに従属する日本は追い詰められていく。

そして、もはや軍事力を使ってもロシアの前には太刀打ちできません。ロシアの軍事力の方が上とは良く言われることですが、先日もNATOのどこかのシンクタンクがシミュレーションをしたところ、何度やっても米国の負けと出たそうです。

日本政府が最近外交青書で「固有の領土」を消したのも、ロシアにすり寄るためでしょうね。それ以前に、あれほど読売や御用評論家が「ありえない」と言っていたプーチンとの平和交渉に安倍がのったのもそのせいでしょう。露側は「お前らの領土じゃないだろ」と言い続けてきましたから。

ともあれ、後はどうやって米帝国がおとなしく潰れてくれるかです。これは結局ロシアにかかっているでしょうね。プーチンが、昨年でしたか最新兵器の実力を誇示したのは、無関係ではないのでしょう。彼らは、米帝国が爆発するであろうことを見越しているわけです。何やっても無駄だと示すためです。もちろん私の想像ですけどね。

で、トランプの役割としては、米帝国継続戦略をボルトン・ポンペオに任せ、自分は国内向けにいい顔をし、この政権を継続させることでしょう。現在の状況を見てみれば、まさにパペットでしかありません。

何かしら「ディープステート」(その中身はメディアと民主党だけ)と戦ってるフリをし、国民の支持を集めると、その程度の役割でしか無いわけです。

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