ミュラー報告書のお笑い

本日の読売では、ミュラー報告書を詳細に報じており、またまた事実ではなく「記者」のご感想としては「ほとんど黒だろう」みたいな感じですが。。。毎度毎度客観的な報道などできないので仕方ありませんが。。。

ところで、このミュラー報告なるものなんですが、トランプ・ロシア共謀の大前提としては「ロシアが大統領選に干渉したがった。そして、事実としてIRAなる組織にSNSで何らかの操作をさせ、GRUがヒラリーのメールを盗んでWikileaksに公開させた」というものです。

読売も以前からそう主張してましたが、ミュラー報告でも、その根拠としては「米情報機関がそう結論づけた」からなんだそうです。

これに対してロシア側の言として「何の証拠も無い」と、当然の反論です。これは読売紙面上に出てました。

全くバカバカしいお笑い劇場ですよ。仮にロシアがそういった意思をもち、実際に行ったと仮定しても、足がつくようなヘマはやらないでしょうね。米の頭の悪い人達とはレベルが違いますからね。実際に、軍事技術やら何やらでは、西側の数段上を行ってますから。

で、SNSについては、何度も何度も議会公聴会で当事者のGoogleやFacebookが「大した影響は無かった」と証言してることは、やはりここでも無視されており、さらに、民主党全国委からメールを盗んだのは「外部ではありえない。つまり、内部犯行である」と元NSAのビル・ビニー等も言っているわけなんですが、そこは一切無視です。

で、万が一、仮にロシア側がやってWikileaksに流したとしても、Wikileaksは単にそれを公開しただけです。Wikileaksのシステムは、誰がその情報を流したのか絶対にわからないように告発ができるシステムなのですね。ところが、読売の報道としては、いかにも「Wikileaksがロシア側と共謀してヒラリーの醜聞を流した」かのようにバイアスたっぷりに報じておりますね。

ちなみに、2010年の内部告発者チェルシー・マニングについて発覚してしまったのは、彼女自身がチャットで喋ってしまい、相手が通報したからです。

ともあれ、まさに、ディープステートの末端の一員である読売としては、ご主人さまの意を汲んだ報道となっております。

で、ここで一切語られないことは、「ヒラリーの醜聞」の中身なんです。おそらく日本全国、ただの一人たりとも(そして私自身も詳細には)知らないわけですよ、ヒラリーがいかに腐敗しているのかを。

不思議ですよねぇ。。。Wikileaksの流したメールに、例えば、「ヒラリーが恵まれない人達を思って、こういうことをした」みたいなことが書いてあれば、逆に名声が上がる結果になったはずなんですが、まるで逆で「大統領選に不利になる」内容だったんだそうです。しかし、その中身に触れた報道など見たことありません。

これを狙って「ロシアが」メールを盗んで流したそうなんです。。。

そのヒラリーの腐敗ぶりはいかなるものだったのか?なぜ日本全国ほとんど誰も知らないんでしょうかねぇ。これをだぁれも知らないので、例えば三浦瑠麗先生などは、平気でこんなこと書いてますよ。

これを見れば、大統領選で不利になるメール内容と、それを知らない一般人のギャップが良くわかりますよね。いや一体どちらなのでしょう?ヒラリーは正義感の塊(笑)なのか、読まれちゃ困るメールばかり送受信していた人なのか(笑)。

ともあれ、Wikileaks側としては、黒塗りの報告書ではなく全面開示を要求しておりますね。当然です。

要するにミュラー報告書なるものは、この程度のものでしか無いんです。根拠も無いただの陰謀論に立脚しているわけです。お話しになりません。そして、報ずる方も、予定通り不都合なところは無視して何らかの印象操作をするために報じているわけです。

まさに、9/11か何かと同じ、どこかで作られた「オフィシャルストーリー」に過ぎないんですね。事実とは無関係です。

 

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