目に余るRFK Jr.の転向ぶり…か否か?

RFK Jr. warned about giving the government your data. Now he wants it.という記事の概要と考察です。

RFK Jr.(ロバート・F・ケネディ Jr.)が以前には政府の個人データ収集を警戒していたのに、現在は大規模な健康データの収集を推進しようとしている矛盾を指摘。

記事の概要

主なポイント

項目 内容
過去の姿勢 個人データを政府に渡すことを警告
現在の政策 国民の健康データ収集を推進
主な懸念 プライバシー保護不足、HIPAA(医療プライバシー法)除外、自閉症データベースの設置
矛盾指摘の意図 政治的立場の変化と、データ収集に関する姿勢の逆転

記事の概要

  • ● 任期中のRFK Jr.の新方針
    • ケネディ氏は、Health and Human Services(HHS:米国保健福祉省)長官として、国民にウェアラブル健康デバイス(Apple WatchやOuraリングなど)の使用を推奨し、健康データの収集促進を図る「Make America Healthy Again」計画を進めています。これは、心拍、睡眠パターンなどを収集することで慢性疾患対策につなげようというものです。ガーディアン+15The Cut+15ヤフー+15
  • ● プライバシーと監視の懸念
    • 専門家は、収集されたデータがHIPAA(医療プライバシー法)の範囲外となり得る点を指摘しています。また、第三者企業を介して法的保護が及ばなくなるリスクも懸念されています。さらに、自閉症データベースの構築案も同時に進行しており、監視や監督不十分なデータ使用への懸念が高まっています。The Cutガーディアン
  • ● 過去の姿勢との矛盾
    • 過去には、「なぜ人々は政府に自分のデータを渡すのか」と警鐘を鳴らしていたRFK Jr.が、今度は自身の政策として政府が健康データを広範に集めようとしていることが、記事タイトル「Warned about giving the government your data. Now he wants it.」で指摘されています。The Equation+5ヤフー+5AP News+5
  • ● その他の懸念事項
    • ケネディ氏の政策運営には、データの誤用や研究倫理の不透明性(例:自閉症研究)反ワクチン的立場の強化、および 業界関係者による利益の可能性に対する批判も含まれており、透明性の欠如が問題視されています。ウォール・ストリート・ジャーナルThe Equation

「反ワクチン的立場の強化」とは?

上の記事を見ると、「RFK裏切ったか!」と思われるのですが、「反ワクチン的立場の強化」について調べてみると、以下のようなことですね。正直なところ判断に迷います。

記事で指摘されている強化の具体例としては。。。

  1. 政府主導での健康データ収集

    • RFK Jr. は、自身のキャンペーン「Make America Healthy Again」の一環として、国民のバイタルデータ(心拍、睡眠、血圧など)をウェアラブルデバイスで収集することを提案。

    • この動きは、「個人健康データを使ってワクチンと病気の関係を調べるつもりなのでは?」という懸念を生んでいます。

  2. 自閉症データベースの設立

    • RFK Jr. の側近は、「ワクチンと自閉症の関連性を検証するために、国家規模で自閉症データを収集したい」と発言(AP通信などが報道)。

    • 科学的にはすでに「ワクチンと自閉症の関連は否定されている」にもかかわらず、再調査の名目でその仮説を政府機関を使って復活させようとしていると受け取られています。

  3. ワクチン安全性調査の強化を公約に

    • 彼の公約には、「ワクチンの有害性を調査する新たな独立機関の設立」が含まれており、科学的根拠というより政治的イデオロギーに基づいた介入の懸念があります。

これを見ると、彼は「ワクチンと自閉症の関連性検証」のために、あえて国民のデータを「ウェアラブルデバイスで収集」に動いているようにも思えます。

その一方で、ワクチン反対を理由にし、テクノクラーツの悲願である全国民の健康データ収集に動いているともとれます。

どうなんでしょう?

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