シリアOPCW調査での読売の印象操作

うっかり読み過ごしてしまうような印象操作を奴隷日報、もとい読売新聞は良くやります。ほとんど毎日やってますね、国民と呼ばれる奴隷達を特定の方向に向けさせるための潜在意識植え付けテクニックでしょうか。例えば本日は以下の記事です。

既にシリアに到着したOPCW調査団が、ロシア・シリアに妨害されて現場に入れない、ロシアが証拠隠滅を行った可能性があるとのことですが、とりあえずそこは放っておいて、黄色の部分です。

米英仏の攻撃の正当性を裏付ける?なんで?

調査は化学兵器が使われたかどうか調べることに主眼が置かれており、誰が使用したかを特定するものではない。それでも、シリア攻撃に踏み切った米英仏の正当性を裏付ける観点から重要な意味を持つ。

良く読んでくださいね。論理がメチャクチャなことが良くわかると思います。高校生位ならこんな文章は書きませんよ。読売の記者は高校からやり直した方が良いかと思います。

第一に、米英仏の攻撃に正当性など存在しません。仮にシリア政府が使ったとしてもです。これは国連憲章違反、国際法違反の明らかな侵略行為です。

第二に、百歩譲って米英仏の攻撃行為を認めるとしましょう。しかし、OPCWの調査結果が出たとしても、誰が使用したか特定されない以上、米英仏の攻撃対象を特にシリア(政府)としたことの正当性には一切なりません。

もしかしたら、米英仏は攻撃対象を間違っているのかもしれませんね。私自身は、米英仏が本当に攻撃すべきなのはホワイトヘルメットだと思いますがね。

かように、奴隷日報、もとい読売新聞というのは、皆様に気づかれないように、さらっとした記事で印象操作を行い、潜在意識に特定の思考を忍ばせる常習犯です。

以前の奴隷日報のウソ報道とのつじつまが合う

さて、以前に紹介した、国連決議についてのロシアの拒否権行使の報道について、奴隷日報がウソをついていることを指摘しました。シリア化学兵器国連決議でもウソをつく読売新聞です。

ここで奴隷日報は故意にロシア側提案の決議を無視して一切報道していませんが(これが明らかに故意以上の何物でも無いことは、どなたでも容易にご理解いただけるでしょう)、そのロシア側提案にこういうものがあります(日経による)。

このほかロシアはOPCWによる化学兵器が使われた疑いがある東グータ地区ドゥーマでの迅速な調査を歓迎する決議案も提出した

ロシアは自分でこのような決議案を出しておきながら、「ロシア・シリアに妨害されて現場に入れない」などという矛盾したことをしているわけですが、しかし、奴隷日報はこの部分を一切報じていないので、ロシアの行動が首尾一貫している、つまり徹底的に調査に反対しているように見えてしまいます。

読売洗脳新聞の読者にとっては、つじつまが合うというわけですね。

ロシア側の言い分

さて、「ロシア・シリアに妨害されて現場に入れない、ロシアが証拠隠滅を行った可能性」に対してロシア側は何と言っているのでしょう?このグローバリスト戦争屋御用達の洗脳新聞は、両方の言い分を並べるという初歩的なこともできないらしいので、以下にロシア外務大臣セルゲイ・ラブロフの言い分を引用しますが、彼の言い分はこうですよ。

OPCWへの米国特使が言いました、
ロシアが現場を改ざんしたかもしれないと。
ロイターズの得た声明によるものです。
ロシア外相はこれらの主張を否定しました。
詳細をジャクリーン・ボウガから聞きます。
ジャッキー、セルゲイ・ラブロフは何と言いましたか?
彼は米国特使の非難を完全に否定しました。
保証しました、ロシアは現場を改ざんや操作していないと。
米国特使が、これを言及したのは、攻撃から数日後のことです。
ロシア軍は専門家を現場に送り、
捜査しましたが、
彼らは、化学兵器の何の痕跡も発見しなかったと。
そして、ロシアはもちろん、
この現場での国際的な独立調査を呼びかけていました。
特に、このレポートが最初に、
ホワイト・ヘルメットのようなグループから来ており、
これは大きく疑問を呈する評判です。
現在、OPCWは土曜にシリアに到着しており、
しかし、調査をまだ始めていないようです。
ロシア高官によれば、
このミッションは、実際には国連からの適切な許可を得ていないと。
現場にアクセスするための。
セルゲイ・ラブロフはまた、証拠の信頼性を疑問視しています、
英米仏が、シリア攻撃の前に依存したものをです。
米英仏のリーダーに言及されましたが、
率直に言えば、
彼らの引用したすべての証拠というのは、
メディアの報告に基づいています。
それとソーシャル・ネットワークです。
付け加えて、彼は、
シリアに対する100以上のミサイル発射を、うやむやにはしないと。
ラブロフは続けて、
ロシアは失いつつあると、わずかなロシアと西側の信頼関係を。
こう言いました、二つの関係は、本当に冷戦時代よりも悪いと。
このフレーズは最近何度も聞くものです。
大きな不信感が持ち上がっており、ドゥーマは不明確ですね。
ありがとうございます。

フランスの証拠なるものは、SNSからとってきたもの

ラブロフは、米英仏の証拠なるものはメディアの報道とソーシャルネットワークのものだと言っていますが、昨日だか、機密解除されたフランス側の「証拠」なるものが出たわけです。それが以下です。

2018年4月7日の化学兵器攻撃(シリア・東グータ地区、ドゥーマ)・シリアの違法な化学兵器計画に関する国家評価書

どうせ馬鹿げたものであることは間違い無いので、ちゃんと読んでませんが、読まれる方への注意として、最後のページ(6ページ目だったかな)に死体の写真があります。覚悟して読んでくださいね。

 

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