本日の奴隷日報、もとい読売の紙面です。
国連安保理の決議に関してなんですが、わかってる人であれば、「おや？」と思いますよね。他の報道と比べてみましょう。
- 日経Web「シリア化学兵器の国連調査、決議３案いずれも否決」
- 時事web「シリア化学兵器で機能不全＝米ロ対立で３決議案否決－国連安保理」
奴隷日報、もとい読売の紙面では「米国が出した調査機関の新設決議案がロシアの拒否権で否決された」としかわかりませんが、日経と時事のwebでは三つの決議案が出されて否決されたことになってます。
この中身としては、日経によれば、
- 米国が作成し、英仏などと共同提出した決議案には（省略）常任理事国のロシアのほかボリビアが反対。
- ロシアも米国案と似た独立調査機関の設立決議案を提出したが、（省略）欧米が反対。
- このほかロシアはＯＰＣＷによる化学兵器が使われた疑いがある東グータ地区ドゥーマでの迅速な調査を歓迎する決議案も提出したが、英米仏などが反対。
の三つです。日経の記事からは、これらがどう違うのが具体的にはわかりませんが、ともあれ、奴隷日報は最初のものしか報道していません。「米国作成の決議案にロシアが反対したので否決された」とだけです。
ロシアの提出した二つ目の決議案については、検索しても具体的なものがわかりませんでした。
ロシアが提出した三つ目の決議案ですが、OPCWつまり化学兵器禁止機関というのは、いわば国連お墨付きの独立調査団であり、一部報道では既にシリアに向けて出発しているとのこと。奴隷日報の記事の最後の方でもこうありますね、「東ゴータに調査団を近く派遣する方針だ」。
この三つ目の決議案として、日経によれば「OPCWによる（略）迅速な調査を歓迎する決議案も提出」とありますが、これがまっとうなものと思われます。米国側・ロシア側の1,2番目の提案というのは、結局のところ「自分の側に有利になるから」という理由で反対されているわけです（らしいですね）。
ところが、三つ目のロシア提案のものは、国連の調査団によるものを「歓迎する」というものです。
- なぜ英米仏はこれに反対するんでしょう？
- なぜ奴隷日報はこのことを報道しないんでしょう？そもそも三つ決議案があったことを。
さて、この紙面では、こうあります、「トランプ大統領は」「軍事力行使に向けて国際世論の支持を取り付けるため、英仏両国との連携を重視しているとみられる」。
いつもであれば、奴隷日報としてはトランプのやることなすこと、こき下ろすわけですが、さすが戦争屋の手先・CIAの犬の奴隷日報です。今回は全くのスルー。わずかながらでも、日本国民を騙して米国の大好きな戦争を認めさせるよう口をつぐんでいます。
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