サンマ不漁の報道詐欺

この間チラとテレビを見ていたら、今年のサンマが不漁で、その理由というのは、中国の漁船団が根こそぎ取っていき、さらに台湾ではサンマ料理が大人気で云々という報道をしていたわけです。

今日も飯時にチラとみていると、サンマが不漁だ不漁だとのたまわっているんですが、どうもそのグラフとしては、ここ数年のものしか示されないんですね。それ以前のものがわからないわけです。

そこで調べてみたわけです。それ以前がどうであるかを。。。簡単にわかりましたよ。例えば、記録的不漁にあえぐ日本の「秋の味覚」サンマ、高値品薄で祭も中止にありました。こんなんです。

なんのことはない、サンマの漁獲量というのは上がったり下がったりするわけです。2017年と今年の分がわかりませんが、おそらくは最低を記録した1969年と同じようなものでしょう。しかし、それ以下に下がったとしても、このグラフからは別に驚くには値しませんね。

もちろん、「以前の漁法とは技術的に上がっているのに、あるいは以前より漁船が多くなっているのに、同じような傾向を示しているのはおかしい」という見方もできますし、そのあたりはわかりませんが、特に大騒ぎをするほどのことも無いように思います。

テレビというのは、こういったことを大げさにとりあげて、国民を一定方向に誘導していくものであることを再確認できます。しかも、冒頭に書いたように、何の根拠もなく「中国の漁船団が取っていくから」などと誘導するわけです。

中国のやり方自体が良い悪いという判断はしてません。何の科学的根拠も示さずに、原因として「これだ」と決めつける報道を問題にしてます。

その報道では、中国漁船は日本近海には入れないので、日本から離れた太平洋側で操業しているとのことだったんですが、素人目にもこれには疑問がありました。「そんな遠く離れたところで仮に根こそぎとったからと言って、日本の漁獲量に影響するものだろうか?」と。

この過去数十年のグラフを出しさえすれば一発でわかるわけです。こういったテレビニュースが、国民に特定の印象づけを行うために行われていることを。

–>で、1969年以前の下がり方が異常ですけれど、原因は明らかでしょう。食生活の西欧化ですよ。連中は日本古来の文化を捨てさせるべく、学校給食を全面的にパン食にしてみたり、肉食やら何やらで日本人の伝統をどんどんと捨てさせていったわけです。その結果「とらなくなった」というのが正解でしょうね。もちろん完全な推測ですが。で、今になって「サンマがとれない!大変だ!」などと騒ぐのがバカなテレビの役割です。

地球温暖化も同じですよね。マイク・アダムスのビデオを見れば、今現在は地球の歴史上でも最低の二酸化炭素量であり、そして、地球の温度と二酸化炭素量とは全く何の相関関係も無いことを示しています。

いい加減にバカなテレビを見るのはやめにしましょう。もちろん、私は監視のために、飯時にはチラ見していますけれども。

 

コメント

  1. 引用ありがとうございます!
    私も、ここ数年だけではなくもっと長いスパンの傾向を見たくて、農林水産省の「漁業・養殖業生産統計」にアクセスしました。
    ひと手間かけるだけで、そして自分で考えるだけで、真実は見えてきます。

    なお、頻繁に築地には出入りしていますが、記録的に不漁だった昨年に比べ、今年のさんまは出足から好調だと仲卸は言っています。

  2. ysugimura より:

    (勝手に)使わせていただきありがとうございます。
    テレビにグラフが出たときに「なんでこの数年間だけ?」と思ったんです。お陰様で真相が見えました。わかりやすいグラフをありがとうございました。
    年寄の家人が「1969年頃はたしかに高かった」と言ってまして、これも検証できましたよ。
    そうなんですか。。。昨年の不漁に比べて今年は好調なんですね。では、あのテレビ報道は何が目的なのでしょうね。何か裏がありそうです。ほんとに油断もすきもありゃしません。
    1969年以前の下がり方の方が問題ですが、これは食生活の西欧化の影響の方が大きいのでしょうね。