英語を覚えた方法2

Nikkiがやめ、私もやめ、その半年後位だと思うのですが、Nikkiからskypeで話したいと言われ、友人を紹介するというんです。skypeに出てみると、なぜかその友人の方だけがいて、Nikkiは影に隠れてるという始末。つまり、かなり積極的な友人でした。

彼女はNen****(珍しい名なので伏せ字)というのですが、同居人だそうです。後に、私は彼女をNenちゃんと呼ぶことになります。彼女らは二人ともセブンスデイ・アドベンティストというプロテスタント系教会の信者で、ルームシェアしているのだそうな。

英会話学校をやめたNikkiに対し、Nenちゃんの方は別の、より高価な日本人向け英会話学校で講師をやっているとのこと。そのときは大した話はしてないですね。まぁ、Nikkiを気に入ったなどという変な日本人はどんな奴だろうという興味だけでしょう。会ったのはその一度だけでした。

それからまた一年後位だと思うんですが、2014年の夏のある日、Nenちゃんから連絡があり、「英会話習ってないなら、あんたの先生やらせてくれ」というんです。日本人一般に対して信頼があるからそんなことを言えるのでしょうね。

聞いてみると、彼女はその後英会話教室をやめ、オーストラリアに嫁いだ姉のところに数ヶ月間滞在しているとのこと。もうすぐ戻るのだが、セブではなく実家のあるミンダナオ島北部なので、戻っても仕事が無いから、良ければ先生をやりたいというわけです。

ちょうどその当時、英語をまた習いたいと思っていたところだったんで、二つ返事でOK。料金はこちらが提示したのですが、土曜以外の毎日一時間で月1万円。これでもおそらくアルバイトとしては高収入でしょう。スクールにとられずに直に入ってくるわけですから。

土曜がダメというのは、宗教上の理由です。セブンスデイ・アドベンティスト(SDA)のセブンスデイ、つまり7番目の日というのは、創世記に記述されている、神がお休みになった日で、その日は仕事や遊びをしてはならず、神に捧げねばならないのだと。しかも、他のキリスト教では日曜なんですが、SDAの場合には「違うんだ。それは土曜なんだ」という教義なんですね。

しかも、聖書によれば一日は夜から始まるということで、実際には、この期間というのは金曜の日没から土曜の日没までなんです。彼女にはオーストラリアにいく前からMarkという婚約者がいたのですが、後で聞いてみると、ある日彼がfacebookに金曜夜のパーティーの様子をアップしていたということを怒ってたりしました。そんなに怒らなくてもと思うんですが、「私達はいつも他の皆のやるパーティーに出られず、仲間はずれにされるんだ」などと言ってました。

彼女とは、その後約二年間のあいだ、ほとんど毎日話すことになるんですが、こんなに長く続いたのも、彼女の素朴で真面目な人柄のゆえです。純朴な田舎の人という感じです。まさに当たりが向こうからやって来た感じです。

このときはフィリピン旅行など思ってもみなかったんですが、その一年後に彼女ら二人共と会うことができたんです。

だんだん表題から離れていきますが、続きます。。。

 

 

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