黒川敦彦による加計問題を利用した売名行為

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知人の紹介で、黒川と共に裁判の原告となった越智芳子さんの話を聞きました。以下は、私がインタビューメモから一人称で書いたものです。もちろん、当人にはお見せしています。

黒川よ、この話がもしウソだというのであれば、私を介して越智さんと話しなさい。彼女はお前と話したがっている。彼女が何度電話してもメールしても、お前が無視し続けているからだ。

 


 

越智芳子と申します。ごく普通の主婦です。この問題に関わるまで市民運動や裁判などやったことがありませんし、政治に興味もありませんでした。さらには、これほどの人間に関わったこともありませんでした。自分中心で人を利用するだけ利用して、要らなくなったら無視する人間です。私の経験したことを皆さんにお知らせしたい思います。

事の発端は、加計学園獣医学部です。これが今治(愛媛)にできることになったのですが、今治市が96億円の補助金を出し、愛媛県が34億円を出すという話が出てきました。当時、私は自宅を建てて10年で、税金も払い続けていましたし、こんなことに血税を使うとはと憤慨したのです。

反対しているグループは無いかと探したところ、「こういう人がいるよ」と紹介され、黒川敦彦と共に活動を始めることになったのです。このグループ「加計獣医学部問題を考える会」(以後考える会)に、女3人、男4人が集まりました。

2017年9月22日に、加計獣医学部の前で集会を行い、その後市内でデモなどをやりました。このとき、黒川が山本太郎や大阪市議の木村まことを呼び、獣医学部の前で演説などしてもらいました。

2017年のおそらく10月ですが、愛媛在住の黒川が、なぜか衆議院選挙の山口県区から出ました。私は考える会の坂本さんと二人で応援に行きました。後から考えると、これは安倍のお膝元で立候補するというパフォーマンスだったのでしょう。

その後、この活動が月に一度程度あり、裁判するという話になりました。考える会の代表は二人で、今治市の黒川、西条市のTでしたが、市に対する裁判は住民しかできません。結局、黒川と今治在住の私、越智芳子が原告になったのです。

黒川が言うには、裁判費用は寄付で賄うとのことでした。が、弁護士は良心的で「交通費」のみで良いといいます。ともあれ、弁護士に対して交通費だけは出しますとの約束でした。このようにして訴訟が行われました。奈良のS弁護士と、東京の4人の弁護士がこの裁判に関わることになりました。

提訴当時は、新聞記者が来て、ニュースにもなったのです。加計のことが問題になっていたからです。

2019年の参議院選挙では、参議院選でオリーブの木(つばさの党の前身)の宣伝カーが愛媛に来ました。私はながえ孝子を応援していましたが、いきなり黒川に演説してくれと言われ、私も演説しました。そのようなこともありました。

ところが、2020年の6月だと思いますが、突然黒川が原告を降りると言ってきたのです。黒川は、山口での選挙前からずっと東京におり、原告を降りることについて何の相談もありませんでした。

S弁護士は裁判を降りた時記者会見をするべきだと言ってましたが、しませんでした。これにも腹がたちます。寄付を集めていながら、一切の責任感無しの人間です。私からすれば人間失格です。

降りてしまった後に今治に帰ってきました。私は黒川に会いましたが、黒川によれば「時代が変わった」「オリーブの木を作ったので、東京に拠点を置くため」が理由だと言うのです。私は呆れ返りました。

黒川が降りたことで、裁判の原告は私一人になってしまい、S弁護士が無理だと言って、裁判は辞めてしまいました。

私は寄付金のことはわかりません、おそらく黒川とTが集めていたのでしょう。しかし、2,3度話したTによれば、弁護士に対して交通費5万円が未払いだというのですが、S弁護士がいらないというので、払っていないというんです。

奈良のS弁護士が言うには、もう関わりたくない、ああいう人間には初めて出会った、交通費もいらないというのです。

しかし、私としては、払わないと気が済みません。黒川に未払いの5万円を払ってもらいたかったんです。ですから、黒川に電話やメールをしました。しかし、何度電話しても出ません。メールしても返信がありません。電話は10回以上、メールも何通も出しました。

オリーブの木の事務所にも電話しました。そこの石崎とはつながりますが、「今いません」「いつ来るかわかりません」「今治のことは知りません」と言うのです。さらに石崎は「仕事の邪魔になる、何度も電話するなら告発するぞ」などと脅してきたのです。

現朝霞市議の外山まきも、かつて黒川と共に今治に来ていました。私も2,3度会いました。外山にも電話やメールをしましたが、出ませんし、返事もありません。

ところが、さらに呆れ返る出来事がありました。原告を降りた後で、黒川が金融関係の書籍を出したのですが、その本の帯や本の広告には「考える会の黒川」と堂々と書いてあるのです。既に裁判を放棄し、解散状態にも関わらずです。これには本当に仰天しました。

さらに安倍首相が辞任した日には、黒川に対して毎日新聞がコメントを求め、翌日それが掲載されているのです。「考える会の黒川」としてです。

私は毎日新聞社に電話しました。解散して裁判もやめたことをです。記者は全く知らなかったようです。

さらに、私は山本太郎事務所にも、木村まことにも電話しました。黒川に関わらないようにとです。黒川はとんでもない人間ですと。

その頃は弁護士先生に申し訳無い気持ちで一杯でした。5万位のお金など、自腹で払いたい気持ちもありましたが、黒川が許せなかったのです。弁護士先生方に土下座して謝ってもらいたい。

私が裁判の原告になったことは家族にも内緒でした。まんまと利用されたんです。そして不要になったら簡単に切るような人間なんです。

原告を降りた後で、加計に対して弁護士無しで別の裁判をしている市民ネットの人から聞いたことですが、黒川が2014年ごろ愛媛の大三島で農業をしていた話も聞きました。

しかし、農業はろくにせず、補助金だけもらっていたそうです。さらに黒川は、温度差発電事業の出資を募り、金を集めたのですが、これもあやふやにしたそうです。もちろん、金を返してはいません。とにかく口だけはうまいのですが、何の責任感も無いのです。

ともあれ、黒川は当時世間的に注目を浴びていた加計問題と考える会を利用したのです。明らかな売名行為です。そして、それが不要になると、さっさと逃げ、金も払わず電話にも出ずしらばっくれるような人間なのです。

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