何でも知ってる愚かな人

私の母親は、一日中テレビばかり見ています。彼女の友人から電話で散歩のお誘いがあったときのこと、彼女が返答していました。「私もテレビの番ばかりしていたんじゃしょうがないから、散歩でも行ってみるかね」と。そうなんです、彼女はテレビが盗まれないように、毎日毎日、一日中凝視してその番をしています。

そして、彼女は未だにコロナ脳です。どういうわけか理由がわからないのですが、「ワクチンや抗がん剤はインチキ」と知っているので、ワクチンを打たない点は喜ばしいのですが、その一方で、私がいくら「このコロナ騒ぎはインチキだ」と説明しても聞いてくれませんし、信じません。コロナが本当にあると信じ込んでいます。しつこく説明しようとすると、しまいには耳を塞いでしまいます。

我が母親ながら困ったものなのですが、彼女の殻に閉じこもった狭い世界の中では、おそらくこうなのでしょう、「私はテレビであらゆる情報を取り入れている、何でも知っているのだ。他人の意見など聞く必要などない」と。

ここでポイントとなるのは、その狭い殻に閉じこもっており、その外を一切見ることが無いのに、「自分は何でも知ってる」と思いこむ点です。その外があることを知りさえしないのに、いや知らないからこそ「何でもわかっている」と思いこんでいるのです。そりゃ、そうでしょう。外側があることさえ知らないからこそ、「何でも知っている」に決まっています。そして、それを確信することでしょう。

一般的な、いわゆるコロナ脳というものは、こんなものです。ですが、非コロナ脳であっても、完全に同じようなものです。それをますます確信している今日この頃です。つまり、

コロナの嘘に気づいている人間だからと言って、自らの殻の外に出る知恵や勇気があるとは限らない。むしろ、「自分は嘘に気づいているほど優れている」との自負から、自信を持ち、傲慢になり、殻の外を見ようとしない、他者から言われても馬鹿にして見ようとしないケースが、むしろ多い

ということです。

コロナ脳だろうが、非コロナ脳だろうが、どこまで行っても所詮は人間、「自分は何でも知っており、正しく判断できる。他人の意見など必要無い」といった尊大さを捨て切れないのです。

もちろん、私はその人に劣る部分もあるでしょうけれども、その人の外からの視点を持ち、経験があり、その人よりも優れた部分も確実にあるはずです。これを証拠付きの事実として示しても、その人は見向きもしないのです。

つまり、コロナ騒動を見破ったのは「たまたま」でしかありません。頭脳が一般的に優れているわけでは、全然無いのです。私の母と同じようなものです。

さて、ある有名人がいるとします。これは特定の人間ではなく、私のこれまで関わった複数の、この界隈の「有名人」を混ぜてモデル化しています。この方もまた、あらゆる嘘に気づいており、この騒動を何とかすべく積極的に活動しているのですが、自らの視野の範囲を外れたその外側のことを、いくら言っても聞いてくれないのです。

そしてここが重要な点ですが、私が客観的事実、証拠を提示してあげても、それを見ようとはしません。一切見ようとしないのですから、「ここは違うだろう」とか「本当にそんなことがあったのか?」などという意見も言ってきません。無視するばかりです、あまりに失礼な態度だと思います。

まるで私の母親と全く同じ愚鈍さです。自らの信念に反すること、気に入らないことには、耳を塞いでしまうのです。

「私は何でもわかっている、知っているから、他者の意見など聞く必要など無いのだ」と意固地にも信じ込んでいるのです。

名指しをしたくは無いので、どの有名人をモデルにしているかは書きませんが、あなたが信奉しているであろう、あなたがヒーローとみなしているであろう、この有名人は、所詮はこの程度なのです。あまり信じ込み過ぎないように注意した方が良いでしょう。

それとまた、この界隈の有名人一般に言えることなのですが、彼らは、この騒動以前には見向きもされなかった、ある程度の地位のある人達で、この騒動が始まってからにわかに注目を浴び、そしてヒーローのように崇められているのです。

世間的な地位はあるのですが、この騒動がなければ、全国的な脚光など浴びることのなかった人達です。

それをいいことに、「大して勉強しておらず、わかってもいないのに、反対のポーズだけはとる」という有名人もいらっしゃるようです。また聞きの話で、確実ではないのですが、「女にモテるから」という理由の方もいらっしゃるようです。

こういった人達には十分注意しましょう。というよりも、私の見るところでは、この手の人達こそ、新たな情報、知らなかった情報に謙虚な姿勢をとる人はいないように感じてしまっています。そして、結局は詐欺師にとりこまれつつあったりしています。もちろん、この有名人自体が、ある程度地位はあるものの、実質的に詐欺師の場合もありますけどね。

地を這うように街宣やチラシ配りやデモをしている、名も無き一般人の方がはるかにまともです。

なぜなら、彼らは自分の名を売ることが目的ではなく、騒動を何とかしたいとの思いから、自らの時間を潰してこの活動をしているわけですから。

しかし、そうは言っても、これまたその一方で、一般人のうちでも「一人で頑張ってます」みたいなツイートをする人間もまた怪しいですね。彼らは、「頑張ってる」アピールをする以外に自分のアイデンティティを確認する方法が無いのでしょう。簡単な見分け方としては、ツイッターなどで顔出しで「街頭で頑張ってる」アピールをしょっちゅうしている人間です。

この活動を開始して以来、様々な人間を見てきたわけですが、今感じているところはそんなところでしょうかね。ふだんであれば名指しするところなんですが、最近感じるところとしては、「その価値もない」というところです、実体を見てみると、本当にしょうもない人間ばかりなので。

こんなことを書くと、「お前はどうなんだ」と言われそうですが、何言われても何も感じないので構いません。上に書いたことは、最近感じる正直なところです。

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