「☓☓の真実」洗脳

良く「☓☓の真実」とか「☓☓は、本当はこうなんだ」とかいう本や雑誌記事なんかがありますね。

以前にも書いた私自身の経験なんですが、15年位前だと思いますが、ウヨク的思想の友人がいまして、彼は何かというと渡部昇一の本ばかり読んでいたわけです。ある時私に、財界人の本を読めと勧めてきたので、試しに読んでみたんですが、これは前野徹の「戦後 歴史の真実―わが愛する孫たちへ伝えたい」だと思うのですが(とっくの昔に捨てたので)、読んでみたわけです。

それ以前に渡部昇一も読んでみたのですが、この人達に共通することは、その主張にじぇんじぇん根拠が示されていないんです。いわくマスコミは☓☓に牛耳られており、反日思想をばら撒いてるとかですね。何の出典も根拠も書いてありません。都市伝説かよという勢いですね。

しかし、特に気になったのは、「太平洋戦争において、日本はやむにやまれず米国を攻撃したのだ、日本は悪くない」みたいな議論です。「ふざけんなよ、やむにやまれず、わざわざ真珠湾まで行って攻撃する奴がいるかいな、バカかこいつらは」と思ってましたね。

しかし、ジェームズ・パーロフの話を聞いているうちに、合点が行きました、たしかにそうらしいと。これですが。

ちなみに、パーロフの話はとことん細部に至るまできちんと裏付けがあります。当時の将軍やら何やら当事者の出した本が元になってますから。私自身はそんなもの調べませんけど、世界のどこかで誰かが検証するであろうわけですから、信頼性は100%と言えます。先のいい加減な日本人とは全く異なるレベルです。

さらに、いい加減な渡部昇一とか前野徹とかが絶対に言わない、その先の方までジェームズ・パーロフは言ってしまうわけです。

9/11も全く同じだ。日本が自分達を攻撃するようにわざわざお膳立てをしたのと同様に、9/11も第二のパール・ハーバーとするべくPNACが前年から準備していたのだと。

現在の状況について、彼が何と言ってるのか、最近動画を見てないんですが、おそらくはこう言うことでしょうね。ベネズエラもイランも全く同じだ、日本に禁輸措置を施し、日本が爆発するように差し向け、スパイが日本の攻撃準備を伝えても、太平洋艦隊には黙っており、まんまと攻撃させた。それと同じことをしていると。

ちなみに、これによって日本は核兵器二発の実験場となり、東京大空襲等の非戦闘員虐殺に見舞われ、挙句の果てには戦後ずっと米の奴隷国家と成り果ててしまったわけです。いかにも民主主義国家のような体裁をとってはいますが、マスコミも評論家も学者も、おそらくほとんどがCIAのスパイでしょうね。連中は、この奴隷国家の奴隷達が騒ぎ出さないように洗脳する役割を仰せつかってるわけです。

今現在米国がやってることも、まるでこれと同じですよ。石油資源があればそれを盗みますが、日本のように資源がなけりゃ、いわゆる「同盟国」「友好国」のふりをして、金を盗み続ける、労働成果を盗むってことです。

で、先のウヨク論壇の方に戻りますと、たぶん他にも桜井なんちゃらとか百田なんちゃらとかいて(先にあげた人は故人ですからね)、その手のことを主張されているのでしょうけれども、連中はその先には決して行かないのですよ。絶対に行きません。

つまり、米は当然ながら他でもやってること、今現在も同じことをやってることは決して言いません。

最初にお話しした私の友人のように、こういう人達に洗脳されてしまった可哀想な方々がわんさかいるわけなんですが、彼らは「あれとこれとのつながり」が全く見えないわけです。「日本はやむにやまれず攻撃したのだ、米国の経済封鎖によってだ」と主張しながら、今米国が同じことをやってることは全くわからないんです。見えません。

いわゆる「あきめくら」状態「お前の目は節穴か」状態ですよね。

でまた、こういう人に限って「これは自分で調べて考えたこと」などと思ってるんですから始末が悪い。真実としては誘導・洗脳されまくってるんですが。。。

では、こういうウヨク論壇の方々はどうして現代の米国の行動について批判をしないのでしょうか?

おそらく、おそらくですが、こいつらもまたCIAのスパイだからです。CIA関連の何かしらの団体から金を受け取ってるとか、便宜を図ってもらってるとかですね。そうでないと説明がつかないんですよ。いくらなんでも、「米国が今でも同じことをしてる」ことぐらい専門家ならわかるでしょう?

それを知らんぷりしてるわけです。欺瞞ですよね。

で、操られまくる人の操り方っていうのは、単純にこういうことです。

都合の良い情報だけを強調し、不都合なことは黙ってる。

たったこれだけです。「米が経済封鎖・禁輸措置をして日本はたち行かなくなった、だからやむにやまれず攻撃したのだ」とは強調しますが、現在のイラン・ベネズエラ等については一切言及無し。たったこれだけで、どなたにも簡単に操れるという、本日は愚かな人達の操り方でございます。

あ、そうそう、これ韓国の騒動やら香港の騒動やらも全く同じに適用できるんです。一般のメディアはあーだこーだ言ってますけど、彼ら側の言い分は一切報じませんね、少なくとも私は報じてるの見たことありません。例えば、徴用工判決で韓国最高裁が何と言って「あんな判決」を出したのか、香港の騒動について中国政府は何と言ってるのか(実はほぼCIAによる扇動なんですけどね)、あるいは、5月にアサドが化学兵器を使ったというポンペオの言い分に対してアサドが何と言ってるのか、一切報じられません。

いわばこれは欠席裁判なんです。一方の言い分だけを報じ、反論は報じないんです。メディアというものがただのプロパガンダに成り下がっていることが良くわかる事例です。

ともあれこういうことです。「都合の良い事実は流布するが、都合の悪いものは一切無視する」。これだけでカモを一定方向に導くことができるんです。あくまでも流布するのは「事実」であるにも関わらず、誘導されてしまうんですね。そういや、読売なんかもしょっちゅうこれをやってますね。彼らの書くことは、ほぼ事実と言えます(たまに「とみられる」などとただの想像で誘導することもありますがね)。しかし、不都合な情報を与えないために誘導されてしまうのです。うまくできてますね。

本来のテーマからずれてしまいましたが、ともあれ皆さんも、これらの洗脳方法を参考にしてくださいね。

 

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