今イランにやられてることは、戦前日本がやられたこと

ですよね。まっとうな論理をお持ちの方であれば、これに同意してくださると思うのですが、しかし、

太平洋戦争は米が仕掛けた経済封鎖によって、日本はやむにやまれず真珠湾攻撃をしたのだ。日本は悪くない!

なーんて言ってる右の方々は、いっこうに現在のイランがこの時の日本と全く同じ状況にあることは一切言ってないんでしょうねぇ。。。あぁ、そうですか完全に洗脳されてるからですね、CIAに。

まぁ、実際のところ、ルーズベルトは本来なら西海岸にいるはずの太平洋艦隊をわざわざハワイに移動させ、それに反対した司令官をクビにして、別の司令官にしたわけですし、日本が攻撃してくることなど百も承知であったことは数々の証拠から明らかなわけです。

しかし、平和主義で当選したルーズベルトは、戦争に参加したかったんですが、日本以前にUボートに機雷を落としたりして反撃してくるのを待ったんですが、一向に乗ってこないので矛先を日本に変更したんですねぇ。そうですよね?右翼の皆さん。

今現在のイランの状況にそのまんま全く同じじゃないですか。

経済封鎖されて、にっちもさっちも行かなくなったところに(実際、ベネズエラと同じで特に医薬品が手に入らなくて死亡するケースなどあるようです)、ISISとの戦いの国民的英雄を「何の理由もなく」殺され、もはや怒りは頂点に達しているところでしょうね。

しかしその点は、戦前の頭の悪い日本指導部とは異なり、良く考慮しているとは思いますが。米基地への報復攻撃にしても、基本的に軍事力を見せつける形に終わってますし。これは、(様々な方が言うことには)米がそのドルを基盤とするサウジへの脅しであると。

別に大日本帝国が存続すればよかったとか、現在のイラン体制が存続すればいいとかそんなことは言ってませんよ。別問題です。

ここで問題にしているのは、米の歴史はこういった侵略の歴史であり、ルーズベルトだろうがトランプだろうが、基本的に同じことをしているということです。侵略指導部の操り人形にすぎないのです。「金がかかりすぎる。世界から米軍撤退だ!米国民の手に政治を取り戻す」などと言ってたトランプもルーズベルトと全く同じで、ただの操り人形に過ぎないのです。

以前に書いたような気がするんですが、これならヒラリーの方がまだ良かったですね。なぜなら、トランプと全く同じことをしつつも多くの米国民が反対したでしょうからね。

ともあれ、まざまざと明らかな類似性とその意味や要因を、一方的な情報のみを信じて自分の頭で考えようとしない、情報を得ようとしない方には見えないものなのです。それが良くわかる出来事ではあります。

さて、その後の日本がどうなったかと言えば、これはもう米の植民地として全くの言いなり路線を歩んできましたから、ご褒美としてある程度好きにはさせてもらっていたわけです。まぁ、「日本国民奴隷からもっと収奪せんかい!」とは言われてる御様子ではありますが。

その一方で露中ですよ。世界の勢力的に何がどうなってんのかわかりませんが、少なくとも米国を拠点とする勢力は、彼らが憎くて仕方が無いのですが、もう趨勢は確定してますよね。米帝国はそろそろ終わりです。この場合のそろそろというのは、5年とか10年のスパンですけど。

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