お笑い「ファーウェイは危険だ!」劇場

昨日だったかの読売で、エスパー国防長官が欧州に対して「ファーウェイは危険だ、やめろ」と主張したが、欧州の人間は聞く耳を持たなかったという話が伝えられてました。これ読んで。。。というか、書いていて読売の記者は疑問に思わなかったんでしょうか?そして読売読者の誰も疑問に思わなかったんでしょうかねぇ。。。それはどういうことかと言えば、

実際に米国企業が購入したこれまでのファーウェイ機器に仕掛けられた盗聴やら撹乱装置があるなら、それを証拠として示せば良いだけの話

なんですけど、そんな証拠を示した云々の話が全く無いんですよ。

これまでファーウェイから購入したモノはこちら(米国)にあるんですからね、「ほら!ここにこんなコードがある!悪質だ!」と示せば、欧州の人達も納得、「確かにファーウェイは危ない、やめよう」と言うだろうに、それができないんですね。

そんな証拠がどこにも無いからです。

それにですね、根本的な原理から考えてもファーウェイが盗聴か何かを行うことは(少なくとも5Gインフラにおいてはですよ)絶対にできません。不可能です。もしこれが可能であれば、ファーウェイに限らず、ほとんどのネット企業が可能になっちゃいます。

SSL(ブラウザのURLで言えば「https」)というのは、端点と端点の間で暗号化を行い、その途中の経路がどんなものであろうが盗聴はできないという原理なんですね。つまり、途中経路が「悪魔のファーウェイの5G」であろうが何だろうが、盗聴することはできないのです。

あなたのブラウザと、それがやりとりしている相手のサーバでしか内容の解読はできません。その間の通信がどうであろうが、途中で盗み聞きすることはできません。

(。。。ということになってますが、もしかしたらCIAやNSAは解読技術を開発してるかもしれませんが。あるいは中国も)

米国政府の人達はこんなことも知らないらしいですね。では、ファーウェイの機器に時限爆弾が仕掛けられており、ある日突然一斉に機能停止するという可能性は?それならそれで、やはり機器を詳細に調べて証拠として出せばいいだけの話です。

なぜその程度の証拠も出てこないんでしょうか?

口先だけで証拠の切れ端さえも出せないのがトランプ政権なんです。

これもまたデタラメトランプ政権が自分達の都合の良いように物事を力づくで捻じ曲げ、それをCIA絶賛協賛中メディアが疑問も持たずに報道しているだけのパターンですね。

念の為ですが、私は5Gもファーウェイも是認しませんよ、特に5Gは絶対にやめていただきたいものですが。。。

で、トランプやらポンペオやらエスパーやらがファーウェイを攻撃しているのではなく、ナンシー・ペロシまで出てきて攻撃しているのは驚きました。

結局こいつらは同じ穴のムジナに過ぎないのです。「敵対関係」と見せかけているのは、それに注意をひきつけるための作戦に過ぎません。ここに気を取られ、本質を見失うようにさせる作戦に過ぎないのです。

前回か前々回か書きましたが、もしサンダースが民主党候補者になるようなことがあれば、民主党はトランプを支持しますよ、確実に。トランプの方が同じご主人様に近いですからね。

その一方でCIAが各国の盗聴をしていたことが明らかになってしまいました。スイスのクリプトAG社がCIA支配下にあったというんですね。これは日本政府も導入していたようです。

RTの誰かが言っていましたが、フロイトかユングの心理学的にはこういうんだそうです。

自分がやってることを他人もやってるに違いないと決めつけて攻撃する。

まぁ、そういった病理ですよね、この人達は。

ところでこの件はやはりCIA傘下の読売では報道されてないようです。少なくとも私は見てません。一方で朝日や東京では報道してますね、ネット検索してみると。

そんなこんなで、「中国のスパイがぁ」「北朝鮮のスパイがぁ」等と言ってるウヨさん達は何も知らずに能天気にそんなことを言い続けるのでしょう。スパイされまくり奴隷国家の名に恥じない奴隷の方々に幸あれ!

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