病気の本当の原因:狂犬病

以下は「本当は何があなたを病気にするのか?」の翻訳前に一部を試し翻訳したものです。書籍の訳とは異なる部分があります。以下の部分は上巻第5章にあります。


YouTubeにはアンドリュー・カウフマンに対する反論というのもあります。特に字幕付けの必要も無いと思いますが、その中でカウフマンによる「動物の種を越えて感染することはない。だから、馬がインフルになっても、人間は全く心配しない」との主張に、「狂犬病はどうなんだ?」と反論しているものがありました。

確かに、狂犬病というのは一般的に、病気の犬に噛まれるとウイルスか何かが入ってきて、人間も狂犬病になるというものです。これについて、What Really Makes You Ill?では何と書いてあるのか翻訳してみました。

もちろんこれは「試し読み」部分では無いので、ほんとはいけないのですが、800ページの中の、たった4ページの紹介なんで、宣伝ということで。

紙の書籍(原著)のP168から4ページ分ですね。


国際獣疫局の定義によれば、狂犬病(恐水病)とは、

ウイルスによる病気であり、人間を含む温血動物の中枢神経が影響を受ける。

狂犬病は、人畜共通感染症と分類されており、この定義ではこう説明する。

狂犬病は、人畜共通感染症のうちでも最も致死的なものと分類されている。世界中で毎年これにより6万名が命を落とす。そのほとんどは開発国の子供である。

その主張としては、南極大陸を除く世界中の大陸に狂犬病が存在するという。しかし、WHOによる2019/5の狂犬病に関するファクトシートには次のように宣言されている。

狂犬病は最も無視された熱帯病であり、その大部分としては地方の田舎地域における貧困で脆弱な人口に影響を与える。

動物が噛むことにより伝染すると主張され、その事例のほぼ大部分が犬によるものである。これにより、人が「感染した」唾液に曝露するという。しかし、この説明には一貫性があるとは思えない、主に「開発国」における「貧困で脆弱な」子供に影響するという説明とは。

国際獣疫局の情報シートには興味深いコメントがある。ウイルスは噛まれた時にただちに活性となるのでは無いという点だ。そうではなく、

一般的には、噛まれた場所に一定期間留まり、神経を通じて脳に到達する。

WHOのファクトシートには、この病気に関連するいくつかの症状が言及されている。初期症状はマイルドなものであり、噛まれた場所の痛みと熱があるものの、はるかに深刻な症状は後に現れるのだという。ファクトシートはこう説明する。

ウイルスが中枢神経に広がると、進行的で致命的な炎症が脳と脊髄に起こる。

第三章の議論では、「ウイルス」と呼ばれる粒子が、ホスト細胞の外では不活性であることを示した。これが意味することは、身体中を「旅する」ことはできないことだ。このファクトシートによれば、病気には二つのタイプがあると言う。その一つは、「猛烈な」狂犬病である。なぜなら、「異常に活発な行動」を起こすと言われるからだ。この行動に含まれるものは、恐水症状を意味するhydrophobiaであり、狂犬病のもともとの名称である。もうひとつの形態としては、麻痺狂犬病である、ウイルスが麻痺を起こすからである。

「感染した」動物から噛まれた場合には、迅速な「治療」が必要とされる。これには、かなり珍しいことに、狂犬病ワクチンの接種が含まれる。ワクチンの大部分というのは、「曝露」以前に予防策として接種されるものであるが、しかし、狂犬病ワクチンの場合には、「曝露」の前と後に接種しうるのである。しかし、このワクチンは、狂犬病「リスクにある」とみなされる人々以外においては予防措置として定期的に接種されるわけではない。この人達は主に、例えば動物を相手とする者、獣医師、動物研究者等である。狂犬病ワクチンは動物にも人間にも使用される。最初の狂犬病ワクチンは、人間が使用するためだけに作られたものではあるが。その開発功績としては、フランスの科学者ルイ・パスツールの名があげられ、これもまた彼の「功績」の一つとみなされている。第三章で議論するように、ドクター・ゲイソンの研究が暴露するところによれば、ルイ・パスツールの「科学」というのは、これまで信じられてきたような注意深いものでは全くなく、彼の狂犬病ワクチンの調合もまた、同じように欠陥がある。

ルイ・パスツールの狂犬病の研究以前には、この病気と診断された者の「治療」としては、その本質として最も奇怪なものであった。それは、「科学」というよりも、むしろ迷信に近いものだ。エレノア・マクビーンはその著書「The Poisoned Needle」の中に、ドクターMillicent MordenがScientific Reviewに掲載したエッセイ「Rabies Past/Present」の一部を掲載している。このエッセイには、ルイ・パスツール以前の狂犬病治療の事例がある。

1806年のこと、ミスター・クラウスが1,000ドルの報奨金を獲得した、現在ニューヨークと呼ばれる都市の長からで、彼の発見により、ニューヨークから20年間狂犬病を排除したことによるものである。彼の処方としては、記録に残るものであり、その要素としては、ロバあるいは犬の下顎をすりつぶしたもの、子馬の舌、ジョージ一世の1セント貨についた緑色のカビであった。

これらの治療というのは、以前に引用したウイリアム・ホワイトによって、より適切に説明できるだろう。彼は「馬鹿らしさと不快さの組み合わせ」と表現している。これらの治療の馬鹿らしさの観点から見れば、医学界が「運」とみなしたのも無理は無い。つまり、ルイ・パスツールがその注意を狂犬病研究に向けたことは運だったのだ。しかし、幸運ではなかった。彼の指揮したものは、以前に説明したと同様な悲惨な猿による実験だった。ポリオの伝染を示すと主張されたものである。ライオネル・ドールは、その著書「The Blood Prisoners」でルイ・パスツールの実験の本質を説明している。

ルイ・パスツールがウサギを「狂犬病」にした方法というのは、頭蓋骨に穴を開け、脳に汚物を詰め込むことだった。科学ではなく、単純に野蛮なホラである。

にもかかわらず、この野蛮なホラを基としてルイ・パスツールは、彼の狂犬病ワクチンを開発したのである。このワクチンが際立った成功を収めたと、医学界が言及するものだ。しかし、現代のレポートでは、まるで異なる話が語られており、そこにはまたもルイ・パスツールの基本的な間違い、あるいはペテンとさえ言えるものがある。ドクター・モーデンはそのエッセイの中で、ルイ・パスツールと同時代の二人の医師に言及している。彼の仕事を声高に批判していた者だ。この抜粋を示していこう。

最初の抜粋としては、ドクター・ブルエットによる狂犬病ワクチンのインチキである。

ドクター・ウイリアム・A・ブルエットは、ワシントンの米国畜産局の元チーフであり、パスツールと同時代であり、パスツールの発見の間違いについて多くの証拠を示した。実際にドクター・ブルエットが証明したものとしては、狂犬病ワクチンが詐欺であるばかりではなく、害をなすことだ。彼は狂犬病ワクチンを冷笑し、「予防接種が病気を蔓延させる」と宣言した。さらに彼は、狂犬病ワクチンの売上を徹底した詐欺と呼んだ。

21世紀のワクチンは、19世紀当時のものとは異なるものであるが、これらはすべて欠陥理論に基づいている。

第二としては、ドクター・ウッズによる、狂言病の原因と主張されるものについての理論の大きな欠陥の暴露である。

ドクター・マシュー・ウッズは、もう一人のパスツールとの同時代人であり、フィラデルフィア医療ソサエティの元代表的メンバーであった。彼は狂犬病について多く書いていた。彼は言う、「フィラデルフィアの犬ポンドでは、年間6,000頭の野犬が捕獲され、捕獲者や管理者が度々噛まれることがある。が、ただの一件も狂犬病は起こっていない、その歴史の25年間において一度もだ。その間、15万頭の犬を扱ったのである」

ドクター・モーデンは、更にドクター・ウッズを引用している。そこで彼が示唆することは、たびたび「狂犬病」とレッテル貼りされるこの症状の別の原因である。

動物において、いわゆる狂犬病とされるものは、基本的には、虐待か栄養不足か、あるいはその両方である。

ドクター・ブルエットやドクター・ウッズは、パスツールの狂犬病ワクチンを過小評価した唯一の医師ではなかった。決定的な視点を持ったのは、ドクター・ジョージ・ウイルソン医師、英国医療協会会長である。彼は1899年の協会の年次総会にて以下の宣言を行い、英国医療ジャーナルにも掲載された。

私は自身の職業が大衆をミスリードしていることを告発する。パスツールの狂犬病予防ワクチンは、私や他の方が信じるところでは、騙しの道具である。

残念なことに、狂犬病ワクチンは騙し道具以上のものである。過去のみならず現代でも、これは深刻な大衆健康問題である。人間と動物の両者に深刻な健康上の害をもたらしているのだ。ドクター・ウッズの指摘するような虐待と栄養不足という別の原因は、ワクチンでは予防できも治療できもしないことを明らかとすべきである。人間と動物の健康は確実にワクチンによって逆の影響を受けうる。

ライオネル・ドールは、その著書の中で狂犬病ワクチン使用に関連する多くの問題を説明している。

パスツールは、そのワクチンでただの一つの命も救ったことを証明できないが、極めて確かなこととしては、その治療によって多くの人間が死亡したことだ。一方で、犬に噛まれた人間が完全に健康であるにも関わらずだ。

「完全に健康」な犬であれば、「狂犬」にはなりえない。さらに、もし噛めばそれが人に伝染る病気を持つとして多くの犬が屠殺されたのである。狂犬病はウイルスによって起こされると主張されるが、第三章での「細菌理論」への反論では、これが未証明の主張であることを示す。しかし、他の証拠もまた、狂犬病がウイルスによるものであることを否定している、スイス医療歴史家のHans Rueschの示すようにだ。彼の著書「1000 Doctors (and many more) Against Vivisection」では言う。

19世紀にパスツールが狂犬病の「問題」を解決したと医学生は教わる、犬の実験のおかげでだ。彼ら、そして大衆が教えられないこととしては、狂犬病を起こすウイルスを、彼もその後継者も特定していないことである。

Hans Rueschの著書が最初に出版されたのは1978年である。言い換えれば、電子顕微鏡の発明から40年以上経過していたのだ。これが示すのは、狂犬病を起こすと主張されるウイルスを特定するための十分な時間が科学者にはあったことだ。1970年代後半に特定されずに残った事実が示すことは、「ウイルス」によって狂犬病が起こされるという、もともとの「証明」など無かったことだ。「感染した」とされる犬によって人間が噛まれることによって伝染するという考えもまた未証明なのである。

ドクター・モーデンは、そのエッセイの結論として、狂犬病と呼ばれる「感染病」の存在についての間違った考えを要約している。

では、狂犬病は病気なのか?ウイルスか細菌を分離したのか?パスツールの治療に効果があったのか?短くいえば、狂犬病とは事実なのか空想なのか?私は、これを空想と考える。私はいわゆる狂犬病の動物と人間をパスツール治療の恩恵無しで扱ったが、いずれのケースにおいても、死亡その他の狂犬病症状などなかった。私は主張する、狂犬病は存在せず、パスツールの治療は病気よりも悪いと、もし病気であればだが。しかし病気などではない。

人間の狂犬病は中枢神経システムの病気で、脳の炎症を起こすとされる。しかし、そうでなければ脳炎という名前で知られるものだ。これらの症状には、いくつかの病因の可能性が示されている。例えば、(本書の)1918年のインフルエンザの説明において、「ワクチン接種後の脳炎」のケースに言及した。狂犬病ワクチンのいくつかの可能性のある「副作用」としては、痛み、めまい、吐き気がある。より深刻な効果としては、呼吸困難、喉の腫れ物がある。両者とも救急とみなされるものであり、ワクチンの危険性を示すものである。

ワクチンにはそれに寄与する要因はあるものの、動物や人間が曝露しうる神経毒の唯一のソースではない。しかし、狂犬病抑制には動物へのワクチン投与、主には犬が必要だとされる。多くの国で、これらのワクチンが強制されている。

彼らが人間よりも「下等な存在」という信念にも関わらず、動物もまたワクチンの「副作用」を経験する。ストレスに苦しむが、それとまた、毒性成分の深刻な影響も受けるのだ。認められている「副作用」としては、吐き気や熱がある。両者とも毒にさらされたことの明確な兆候である。

米国獣医学会(AVMA)は、ホームページ上で「Vaccination FAQ」という情報を提供している。起こる可能性のある、よくある「副作用」だ。そして、より深刻な反応のいくつかを声明している。

生命の危険になりえ、救急事態となる。

これらの効果の深刻さが示すのは、狂犬病を含むワクチンの効果から動物がリスクにさらされることである。残念なことに、国際獣疫局は狂犬病を排除するために適切な手段が要求されると主張する。

少なくとも70%の犬にワクチン接種しなければならない。

狂犬病は、犬に噛まれることにより伝染するというのが主な主張にも関わらず、他の動物もまた、狂犬病を起こすと主張される「ウイルス」を伝播するベクターであるとみなされている。これらの動物としては、コウモリ、アライグマ、ネコである。したがって、犬にだけワクチン接種して狂犬病を絶滅させられるという考えもまた、例外的に説明の無いまま残されている。これが純粋に病気であることの証拠が完全に欠如しているにも関わらず、狂犬病は重要な人畜共通感染症と考えられ、多くの動物、特にペットがワクチン接種対象となり続けている。これは、製薬産業にとっては非常に儲かるものであるが、人間と動物の健康にとっては極めて有害なものだ。

コメント

  1. 有山あつ子 より:

    こいう記事を翻訳して下さった事に感謝します。
    当方今でも狂犬病率が高いと悪評の東南アジアに住み、飼い犬にワクチン接種を止めたきっかけは、獣医が【コロナにも効く】と発言。詐欺ワクチンを確信しました。狂犬病に限らずワクチンの義務化が廃止される事を願うばかりです。