トランプ支持派の独立メディアが一言たりとも問題にしないのが、イエメンでの世界最大の虐殺です。その一方で「ベネズエラのマドゥロの悪政」については、主流派メディア並の報道をしてたりします。
不可解なことに、米議会の議決にトランプが拒否権を行使したことも全くの無視です。そしてまた、主流派メディアのMSNBCなども無視を決め込んでいますね。内容としては以下のようなものです。
トランプ氏が拒否権発動、イエメン内戦介入への支援停止決議に対し
結局のところ、軍産複合体を始めとするディープステートの目論見に沿う結果になってしまっているわけです。トランプ、トランプ支持者、(トランプ支持者がディープステート呼ばわりする)主流派メディアが全員一致でこの虐殺を支持しているか、あるいは問題にさえしていません。
これは一体どういうことなのでしょうか?トランプはディープステートをやっつけるはずでは無かったのでしょうか?あるいは、サウジがペトロダラー体制の基盤であるがため、米経済のためには「サウジの言うことを何でも聞く」必要があるのでしょうか?
私にはさっぱりわかりません、なぜ是々非々の考え方ができないのかです。いわゆるトランプ支持者の言う「ディープステート連中の逮捕がせまる!」などというものは、この虐殺に比べれば大した話でも無いんですが、イエメンの方は一切無視です。なぜでしょう?
さらに、トランプが拒否権を発動した論理というのは、「オバマと全く同じ」なんだそうです。つまり、「米軍は戦闘行為をしていない」から、いくらサウジに武器提供しようが良いのだそうです。この論理を狂ってると思うのは私だけなんでしょうかねぇ。。。
本当に宗教的信念というものは恐ろしいものです。論理的な思考がどうしてもできないんですね。
イエメンについては、オバマは戦争権限法に従わなかったことです。
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そして、サウジによるイエメンの戦争を助けたんです。
なぜなら、彼が言うには、
「我々は敵と交戦してないから」だと。
だから、議会の範囲内にないと。
こういう戦争屋ブルシットなんです、人々の意思を妨害する。
そういうことです。
オバマはそうしたんです。
そして、2016/12ですが、
「2016/12における、法及びポリシーフレームワークがあり、これは軍隊の使用手引であるが、」
「オバマ政権は、サウジ率いるイエメンでの戦争への参加を『戦争行為』とは言及しなかった」
「そうではなく、『米軍は、このサウジ率いるイエメンでの努力において直接的軍事行動をとっていない』と言った」
そして、「2018/2のことだが、」
「トランプがその戦争サポートを引き継ぎ、継続させた後、」
「バーニー・サンダース議員が初めてイエメン決議を持ち出した。」
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「国防省の臨時長官のウイリアム・キャッスルは、」
「議会への手紙でこう応答した、」
「『この決議の根本的前提には欠陥がある』と」
「彼が言うには、サウジ率いる同盟へのサポートは、」
「トランプが今週言ったことと同じように、」
「『戦闘行為を構成しない』と」
ですから、トランプは、
全く同じ言葉を使ってるんです、オバマと。
これまるで、「我々は人々を拷問してない、」
「拡張尋問テクニックだ」というようなものですね。
こういったオーウェル的言葉を思いつき、
やりたいことを何でもするわけです。
「我々は虐殺に参加してないよ、イエメンの」
「我々は戦闘行為に参加してないからね」
「オバマ政権は、こういった前例を2011年に確立したので。。。」
ですから、トランプがイエメンでやってることをやれるのは、
オバマの前例があるがためです。
要するに、トランプはディープステートのオバマと全く同じ論理でサウジの虐殺を助けていることが事実なんですが、なぜこれがわからないのでしょう?
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