エバ・バートレット:米国がベネズエラ危機をでっち上げ、その3

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エバ・バートレット:米国がベネズエラ危機をでっち上げ、その2の続きです。

偽善と皮肉の大きさ:米国は「海外がベネズエラをコントロールなどしてはいない」ことを確実にしようとする

米国は強引に行使してきた、その海外影響をベネズエラに対して何年も行ってきており、ベネズエラ人に害をなしているが、気遣っているような偽涙を出してきた。ほとんどの西側メディアは言及もしない、その様々な逆効果を。ベネズエラに対する非倫理的な制裁によるものだ。

1月の終わりのことだった、国連人権専門家イドリス・ジャザイリーが制裁を非難し、明確にこう言った。彼らは「ベネズエラ政府の変更を狙っている」と。そして「軍事的であろうが経済的であろうが、無理強いは決してされてはならない、独立国の政府の変更は」。

これに加え、米国は最近、50億ドルを撤回した、医薬品や医薬品原料の購入を意図していたものをだ。これはVenezuelanalysisが報道したものだ。既に巨大なベネズエラ資産が凍結されたが、明らかにこれらは彼らが大統領にすべく育成したパペットのファン・グアイドのためだ。

当然のことだが、ジョン・ボルトンは最近またもベネズエラを脅迫した、トランプの「すべての選択肢がある」を繰り返したのである。軍事的介入の脅迫し、あたかも幻覚のようだが、海外影響とベネズエラをくどくど話した、帝国主義者のモンロー主義を保持しているかように。

ベネズエラ外相ジョージ・アレアザが、3月半ばに国連平和委員会代表と会ったが、そこで大っぴらに敵対する米国のリーダーシップについて話した。

「こういった政権が、ほぼ毎日のように『すべての選択肢がある』というのです。そして、彼らが言うには軍事的選択肢も排除されないと。ですから、我々もすべての選択肢に備えねばなりません。我々はミスター・エリオット・エイブラムスと話しました。『クーデターは失敗しました、さて、今度は何をしようと言うのでしょう?』。彼はうなずいていいました、『そうですね、これは長きにわたる行動になるでしょう。そして、我々は経済崩壊を待つことになります。』」

会合にてマドゥロ大統領が国連に言った。

「我々は外国の軍事介入を望みません。ベネズエラ国民は、国家独立を非常に誇りにしています。トランプ大統領の周りの人間、ボルトン、ポンペオ、マイク・ルビオ、エイブラムス、彼らは毎日ツイートしてます、ベネズエラについて。米国のことではないんです、米国民のことでもない。彼らはベネズエラについて強迫観念です、まるでベネズエラについての致死的な強迫観念です。極度に危険です。我々はこれを非難すべきであり、止めねばなりません」。

私は過去数年間、シリアについての戦争プロパガンダとレトリックについて広範囲に書いてきた。この強迫観念は私には非常におなじみである。アルフレッド・デ・ザイアスが最近のインタビューで語ったようにだ。

「もし、マドゥロを腐敗と呼ぶなら、人々はだんだんと信じるだろう、彼は何かしら腐敗していると。しかし、誰も言わないのだ、チャベス・マドゥロ以前の1980年代から1990年代のベネズエラでは腐敗がまん延していたことを。報道はマドゥロにのみフォーカスする。なぜなら、このゲームの名前は彼を転覆することだからだ」

我々はこれをシリア(そしてリビア、イラクでも)どこでも見た。米国の支配したい国のリーダーを悪魔化することだ。この馬鹿げたレトリックが日々企業メディアから流される、ほとんどコーラスだ。

荒らし屋軍隊は、SNSにおけるエネルギッシュで辛辣な言葉での攻撃を準備している、あえて非帝国主義者の視点を表現しようとする者であれば誰にでもだ。そして最も心配なことは、人々を傷つける意図を持つテロ行動と、政府へ罪のなすりつけだ。

悲しいことに、米とその同盟は、過去8年シリアで使ってきたと同じ汚い戦術を使おうとしている。国を攻撃するテロリストを支え、協調することだ。本当に昨夜この記事を書き上げようとしていたとき、電力が停止した。そして、国の多くの地域でそのままだった。

今週のはじめに、情報大臣のジョージ・ロドリゲスがツイートした、最近の電力停止はGuri Hydro複合施設への攻撃によるものであると。これは、ベネズエラ中央の水力発電施設であり、地域への伝送施設である。

今日までに、カラカスでは部分的に電力が戻っている。

私は今日の午後、バイクの後ろに乗ってPetare中に行ってみた。この地域はラテンアメリカ最大のスラムとして知られている。スペイン語地域が広がり、カラカス最貧困の地域の一つであり、最も危険な地域だ。

どこに行こうとも、私は探したのだ、企業メディアが強調するような人道危機の存在を。しかし、見つけたのは野菜、フルーツ、鶏、そして、基本的な食品が売られていることだった、どこに行ってもだ。メイン広場から丘のスペイン語地域まで。

Avilaの中腹地域、カラカスを見下ろす山だが、湧き水を集める人々の行列を見た。電力停止が水道供給に影響しているのだ。私はまた、タンカー(?)の行列も見た。自治体や軍によって組織されたものだ。町や国中に水を供給するためのものだ。チャートには、水供給をうけるべき病院が示されていた。

ベネズエラ政府は米国を非難した、3/7と今週の電力停止について。以前のものは、サイバーと電磁的物理的攻撃によるものだと(これは秘密の米国計画のようだ、同様の計画がイランの電力施設に対してあった)。そして、後者はGuri複合施設への直接物理的な攻撃であり、変電施設の火災を起こしたということだ。

明らかに、こういった攻撃のゴールとしては、大衆に大きな苦しみとフラストレーションを与え、カオスにするこである。そして、米国介入にはそれが「必要」なのだ。

カオスは起こらなかった。人々が拒否したのだ。

(終わり)

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