ベネズエラは「歴史のウソ」が作られる現在進行形の好例です

良く言われますよね、勝てば官軍とか、歴史は勝者が作るとか、藤井厳喜先生による「太平洋戦争の大嘘」とかですね。

歴史というのはウソだらけなんです。勝った方が歴史を書きます、いかにも負けた方が悪かったかのように。

この社会の仕組みとはそういうものなんですね。これが誰も否定しようのない客観的事実なんですが、一体全体どういうわけか、ほとんどの皆さんは、学校で習ったことや、新聞・メディアが言ってることが真実だと思いこんでるんです。

それらは、単に「勝った方が支配している」からに過ぎないんですよ。なぜ未だにこんなこともわからないんでしょうか?

第二次大戦で日本が負けて、日本を悪者にするために、教育や新聞やテレビが連中に乗っ取られ、連中の都合の良いことを流し、都合の悪いことは隠しているとは思わないんでしょうかね?

そして、藤井厳喜先生などが(彼以前に多くの方が言っておられ、彼はそれを焼き直しただけですけどね)、「太平洋戦争の真実はこうだった」などと言うのですが、しかしそれ以外の「歴史のウソ」は、どういうわけかまるで全然指摘しないんですよねぇ。。。

例えば、9/11事件もウソですし、ベトナム戦争もウソですし、シリア戦争もウソ、ホワイトヘルメットがボランティア救助隊というのもウソ、ISISが西側社会に敵対するテロリストというのもウソ(実は米国が資金提供した)、ありとあらゆるものがウソなんですけど、藤井厳喜先生は一体全体どういうわけか、「太平洋戦争はウソでした」しかご存知無いようです。

で、そういったありとあらゆる歴史のウソが、今現在進行形で作られてるんですよ。素晴らしいですね、この時代に生きていて本当に良かったと心から感謝したいくらいです。

ベネズエラ騒動の本質は、米国の気に入らない国を転覆させ、その石油を略奪するための侵略以外の何物でもありません。

それを何とかかんとか、世界中の人々に対し、いかにもマドゥロは悪人であり、ベネズエラ国民が苦しんでおり、食べるものもなく、医薬品もなく、人道的に何とかしなければならないと思わせているわけです。

そして、こういった幻想を皆様に植え付ける役目を仰せつかっているのが、新聞・テレビという洗脳装置です。なにせ、基本的にはそもそも戦争に勝った側の米国が好きなように日本国民を洗脳するための装置として現在のメディアというものが作られていますからして、米国が正義でマドゥロが悪という、極めてわかりやすい構図をどこもばらまいておるようです。

まさか、ここのお読みの方は「太平洋戦争のオフィシャル・ストーリーだけがウソで、他全部は教育・新聞・テレビの言うことが本当」なんてお思いなのでしょうか?

あまりにウブですよね。連中が一つの事柄についてウソをつくとすれば、それ以外についてウソを絶対についていないなどと確信できる根拠はどこにあるのでしょう?全く論理が通っていません。

さて、連中のつくこういった歴史のウソの好例としては、これまではシリア情勢でした。アサドは極悪な独裁者で自国民を化学兵器でぶっ殺して云々で、米国やホワイトヘルメットは正義の見方でシリア国民を助けようとしている云々という全く全然ウソだらけの説明が流布されてきたわけですが、今現在一番ホットなウソといえばベネズエラになりましょう。

これ、少し前までは私もベネズエラの知識が無く全く判断がつかなかったのですが、二つばかりのビデオを見ればもう完全にわかりますよ。これらのビデオには事実がありますから(でっち上げは不可能です)、反論のしようがありませんね。

現在のベネズエラ騒動というのは、米国がこれまでの長い歴史の中で何度も何度も行なってきた他国侵略・略奪の一つにすぎません。これを否定できる人はいないと思いますよ。年がら年中ウソついてるメディア以外はですね。

そして、2019年3月という、今現在我々の生きる時において、「ウソがいかに作られるか」という最大の好例がベネズエラなのです。新聞・テレビがいかにしてウソをついていくのか、その行動を見ていけますし、大いに楽しめるというものです。

そうだったのか!
こうやって歴史のウソは作られていくのか!

というところですね。連中のウソに加担する役割の池上彰は絶対にこれを語れません。彼は単に支配者側に都合が良いことを奴隷達に吹き込むだけのお人形さんに過ぎないのです。

で、詳細はまた後で書こうと思うのですが、絶対に見ていただきたい必須ビデオとしては以下です。特に前者は、21年間の国連ベネズエラ調査官アルフレッド・デ・ザイヤス氏のインタビューを含み、ツイッター上でもあちこちから称賛を受けてます。アビー・マーチン渾身のインタビュー/ドキュメンタリーと言えます。

次はジェイク・モーフォ二オス氏が、主に「米国からの人道援助騒動」を斬ります。今現在の状況が非常によくわかりますよ。

コメント

  1. 佐藤 より:

    まさしく、と思います。ベネズエラの危機をこれ見よがしに批判している人たちの多くが石油資源への設備投資を怠ったからだとかチャベス以来のポピュリズムのせいだとか政治腐敗だとかを語りますが、なぜかベネズエラ一国が原因であるかのような印象ばかりを増長させるような書き方なんですよね。国際社会での出来事なのに、一国で語るエセ知識人の何と多いことか。。しかもそういう人に限ってアメリカの経済制裁やチャベスがアメリカ批判、といって戦争で子供を空爆に巻き込むな的なことだったと思いますが、を行ったことや石油産業でアメリカのメジャーが暴利を貪っていたので国営化したことやその延長での制裁だとか、そういった背景を語らないで一元的にマドゥーロを叩くんですよね。リテラシー高そうな人に限って一元的にしかみない。まあ、しかしそうやって一部のエセ知識人たちが埋もれさせていったものが歴史なのでしょうな。悲しいなー。
    ネット記事にうんざりしていたところなので愚痴っぽくなってしまいましたが、興味深く読ませてもらいました。ありがとうござました

    • ysugimura より:

      ありがとうございます。そういう人って、本気なのか、あるいは故意にウソついてるのかわからないんですが、このあたりも常々探りたいと思っているのです。彼らの精神構造は一体どうなっているのでしょうか。何かしら説明ができそうなことを提示されると、それに飛びついて他は一切みないのでしょうか。。。わかりませんが。。。