ワンダーウーマン見ました!

うっかりしていたらいつのまにか一週間以上放置してしまいました。いろいろと忙しいもので。リハビリの一つ目は映画の話題です。

以前三月にブレードランナー2049を見て「つまらない」という感想だったんですが、その後見たのは、トゥルーマン・ショーです。マトリックスと並んで独立メディア、特にマイク・アダムスがしょっちゅう言及する映画です。

公開された直後ぐらいに見たはずなんですが、ほとんど忘れてました。特に父親が海難事故で死んで主人公が海を怖がることや、真実を教えようとする謎の女性の存在等など。今回再見して発見したことは、The TruthStream Mediaがこの映画のシーンを結構挿入していることでした。「このシーンだったのか!」と膝を打ちましたよ。

ともあれ、ずいぶん以前(かなり昔)は毎日のようにレンタルショップに行って見てたものなんですが、最近はさっぱり。YouTubeにあるビデオ(どんどん検閲されるビデオの方)が面白いので、映画はほとんど見なくなりましたね。ちなみに、映画館では見ませんね。見てもYouTubeかAmazonの有料ビデオです。

しかし、このワンダーウーマンは「見たい」と思ったんです。その理由は、女流監督のパティ・ジェンキンスです。この人の長編映画としては2003年に「モンスター」、2017年に「ワンダーウーマン」となっておりますね。

いや、なんでこんなにブランクがあったかというと、話によれば、ずうっとワンダーウーマンの企画を温めていたのだとか。その間、他の作品の声がかかったも断り続けてきたのだとか。

で、前作の「モンスター」は、浦沢直樹のマンガとは無関係の話なんですが。しかし、浦沢直樹はストーリー展開が遅くてイライラしますね、個人的には。もはやマンガも読みませんけど。

ともあれ、モンスターは、実在した連続殺人犯の女性を描いたもので、主演は美しいシャーリーズ・セロンなんですが、この役のためにぶくぶく太り変わり果てた姿で登場するわけです。メイクも優秀なのかもしれませんが、とても他の写真とは似ても似つかない姿なんですね。これ自体がかなり衝撃的で、内容も重苦しく考えさせるものではありました。結構気に入ってる映画です。

そんなパティ・ジェンキンスが長い間温めてきたというのだから、これは見なければと思ったのですが、しかしなぜにアメコミヒーロー?と一抹の不安があったことも確かです。

結果はというと。。。

全然だめー。これはちょっと。。。ただのスーパーヒーロー物ですよ。それ以外の何物でもありません。なぜこれがヒットしたのかわからない。脚本も型通りでひねりなど何一つもなく、もはや伝統芸能の域に達してますね。何度同じ話をやるんだか。敵であるナチスドイツの描き方も完全にステレオタイプです。それに何故か夜のシーンが多すぎる。

しかも、ワンダーウーマンがあまりに強すぎる。スパイダーマンやスーパーマンやバットマン等が100人乗っても大丈夫ぐらいに強いです。ほとんど無敵です。もちろんそれ以上の敵が現れるんですがね。

いやこれは、もうほとんど主演女優さんを見たいばかりに最後まで見た感じですね。ガル・ガドットというイスラエル人ですが、あぁ、やっぱりイスラエルかと。。。それほど美人とは言えないものの、アンジェリーナ・ジョリーを彷彿させる魅力はあるように感じました。10年前ならジョリーがやるでしょうね。

しかし、監督はモンスター以後、じっくりとこんな映画を作りたいがために頑張ってきたのでしょうか。本当に頭の中が疑問符だらけになってしまいました。

監督が温めてたというのは、全く別物の映画の企画だったんじゃないですかねぇ。こんなアホみたいな映画、誰でも作れますから。

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