欧州はソロスに頼る、オルバンより。しかし結果には永遠に苦しむだろう、その2

欧州はソロスに頼る、オルバンより。しかし結果には永遠に苦しむだろうの続きです。

ハンガリーのリーダーには他のアイデアもある。ブリュッセルがおそらくは、すぐには思いつかないようなものだ。欧州の人口問題に対処する方法だ。今月、オルバンは声明した、大量の新たな税金と家族向けの借り入れ推進だ。これは政府による、移民に頼らずに出生率を加速させるゴールのための試みである。

「欧州ではますます子供が少なくなっている。西側にとって(その課題に立ち向かう方法は)、移民である」と彼は一般教書演説で述べた。「ハンガリーには子供が必要だ」と。

この計画には何らかのメリットがある。母親は、1000万フォリント(36,000ドル)の借り入れ資格が生まれると彼は説明する。第二子が生まれれば、負債の1/3が免除される。そして、第三子が生まれると、負債まるごとが帳消しになるのだ。

さて、オルバンの計画とハンガリー生まれのジョージソロスのそれとを比較してみよう。彼は何かしら信じている、強い国境を維持することは「統合を分断すること」だと。

「移民不寛容政策、国境フェンスを築くようなものは、統合を分断するだけではなく、」と、彼はForeign Policy誌に書いた。「これはまた、欧州の経済に深刻なダメージを与え、世界的人権標準を破壊するものである」。この歪んだ根拠の上で、2016年にソロスは欧州の議員達にアドバイスした、EUは300億ユーロ(340億ドル)をその世話に使うべきであると、つまり、「少なくとも毎年30万人の難民」である。

我々は既にわかっている、そのような巨額の出費の支払いを誰がするかだ、ジョージ・ソロスではない。

ソロスと彼の226人の「信頼できる同盟者」が欧州への移民流入を支持する理由の一つとしては、彼らが信じているからである、何かしら大陸の人口動態と労働力不足を埋め合わせると。後者については既に証明されているのだ、惨事であることが。OECDのサポートによれば、移民の40%未満しか高校以上の教育を受けていない。一方で、他の研究が示すところでは、亡命者の8%しか熟練労働者として雇われていないのだ。

ジョージ・ソロスによるEUに対するグランドプランは、全く失敗であるという明らかな印があるにも関わらず、ブリュッセルは彼のすべての言葉に注意を払っている。そして同時にオルバンを罰するステップをとろうとしている。

ちょうど今週のことだが、ソロスが警告した、何の皮肉もなくだ。つまり、もし欧州が「目覚め」なければ、「1991年のソ連と同じ道をたどるだろう」と。彼は欧州での右派政党の勃興を心配しているのである。そして彼が信じるには来る5月の選挙では、彼らが優位な競争を進めるだろうと。そうだ、それが非常に大きな可能性だ。しかし、彼が一度も示唆しなかったこととしては、彼の国境解放という壮大なプランは、現金の誘惑によりいっそう魅力的になったのだが、それが彼の言う「根本的な不均衡」の原因であるかもしれないことだ。

もし欧州がいつの日か、そのファシズムの過去の幽霊に訪問されたならば、ジョージ・ソロスは自身のみを非難することになるだろう。

ソロスのような影響力のある人々が、中東や北アフリカに成り代わり、米国率いる干渉主義者の戦争に物申したならば、はるかに巨大なインパクトをもたらしたはずだ。これが、数百万の無垢な人々を故郷から逃げ出すきっかけとなったのだから。

アフガン、イラク、リビア、シリアのように、戦争で引き裂かれた国の無垢な人々は、平和と幸福の同じ権利を持つにふさわしい。故郷から何千マイルも旅をしてそれを探すことなしに。皮肉なことに、これが彼らを直接的に導いているのである、そもそも彼らの故郷を侵略した者達の国にだ!

結論としては、これは極めてひどいことだ。ブリュッセルがあまりに大きな信頼を大富豪の投資家に与えていることは。この人物には、欧州に違法移民をあふれさせるという疑問の余地のある動機がある。その一方で、民主的に選出された欧州リーダーを中傷している。そして制御不能な状況を作り、何らかの命令を行使しようと試みているのである。

(終わり)

 

 

 

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