マイナポータル利用規約の変更
マイナポータルの危険性にも書きましたが、実質的に義務付けようとしているのに、国会も通さずに好き勝手に規約変更でき、しかもリスクと責任のすべてが利用者側(=国民)に負わされるというデタラメなマイナポータルですが、オーレリィさんが早速、利用規約が変更されていること、窓口に聞いてもどこが変更されているのかわからないと指摘していました。
マイナポータル規約が本日改定されていました。しかし、どこが変更なったかの説明なし。その辺のサービスでも変更前後の差分くらい知らせます。
電話で総合窓口にかけても「分かりません。デジタル庁へ問合せ願います」。これがデジタル庁であり政府の態度です。https://t.co/l9mO8O6aKl pic.twitter.com/aDVDqgxbHL
— オーレリィ (@Auralee_Aube) January 4, 2023
過去の履歴をWayback Machineで閲覧する
今回の2023/1/4の変更点はまだわかりませんが、過去の変更履歴ならわかります。Wayback Machineを使うことです。
Wayback Machine、https://web.archive.org/に行って、https://img.myna.go.jp/html/riyoukiyaku_ja.htmlを入力します。
ワンクリックでみるには、https://web.archive.org/web/20230000000000*/https://img.myna.go.jp/html/riyoukiyaku_ja.htmlです。
これを見ると、2019/7/14から2022/12/20のあいだに24回保存していますね。これは、利用規約の変更回数ではなく、Wayback Machineがほとんどランダムな間隔で利用規約ページを保存したのが24回ということです。
最新の状態をWayback Machineに保存してもらう
今の時点では、今回の規約変更分は取り込まれていません。そこで、私がWayback Machineにお願いしときました。変更後のページを保存しろと指示します。
トップページの右下URLを入れてあげます。
こんな風に保存してくれました。
先ほどのページを再度見ると、2023年分が増えてます。
どこが変更されたかをチェックする~うまくいかない
次に、一体どこが変更されたかチェックしてみます。Wayback MachineのChangesをクリックします。
以下の二つをクリックします。
以下のような画面になるので、後はCompareをクリックです。
これで変更点の確認ができるはずなのですが、何かしらの問題があるようです。やってくれません。
手動で変更点をチェックする
仕方ないので手動で変更点をチェックします。
2023/1/5時点と、2022/12/20時点(のいずれか)をクリックして表示します。次のURLになりますね。
あとは、これらのウェブページを表示させ、テキスト部分のみをテキストファイル化します。ついでなので、これを置いときます。前回の変更は、2022/3/24です。
※文字コードはシフトJIS、改行はCR+LFです。
二つのファイルの違いを適当な差分チェッカーで確認します。ここではWinMergeを使いました。
左が2022/3/24版、右が2023/1/4版です。
これをざっと見てみると、かなり全面的に手が入っています。まるで別物ではないでしょうか?とりあえずこの記事はここまでです。
PS:この調子で、この「規約」なるものがどんな調子で変更されてきたのかを見るのも面白いと思います。ただし、Wayback Machineにあるのは2019年以降です。
制定 2017年 1月16日
改定 2021年 4月20日
改定 2021年 6月28日
改定 2021年 7月5日
改定 2021年 7月16日
改定 2021年 9月1日
改定 2022年 3月22日
改定 2023年 1月4日
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