性感染症などという物は無い

ドーン・レスターによるThere’s No Such Thing as a Sexually-Transmitted Diseaseです。

医学界は言う、性感染症は世界的に重大な問題だと。WHOは2019/6の性感染症(STIs)ファクトシートにおいて次のように述べる。

世界では毎日性感染症(STIs)が100万以上発生している。

これらの病気を「感染性」であるとする理由は、これらが一つあるいは複数の「細菌」によって起こされるという考えに基づいている。そのファクトシートには次のようにある。

30種類以上のバクテリア、ウイルス、寄生虫が性的接触によって伝搬されることが知られている。これらのうち8つが性感染症の最大の例につながっている。8つのうち、現在4つが治療可能である。梅毒、淋病、クラミジア、トリコモナス症である。他の4つはウイルス感染であり、治療不能だ。B型肝炎、単純ヘルペスウイルス(HSVまたはヘルペス)、HIV、およびヒトパピローマウイルス(HPV)である。

これらの宣言の問題としては、「細菌理論」が未証明のままであることだ。言い換えれば、いかなる「細菌」が、いかなる種類の病気の原因であることの、いかなる純粋な科学的証明も存在しなかったし、存在しない、これらの性的感染も含めてである。これについては、我々の本「What Really Makes You Ill? Why Everything You Thought You Knew About Disease Is Wrong」で詳細に述べている。この本では、この事実を認識していた多くの医師や科学者の仕事へのリファレンスも含んでいる。例えば、Herbert Sheltonはその本「The Hygienic System: Vol VI Orthopathy」において、Dr Beddow Bayly MD MRCS LRCPの言葉を引用しているが、彼は1928年の「London Medical World」に、こう書いている。

私は科学的に確立された事実を維持する準備ができている。単一の事例で(さえ)、微生物が疾患の特定の原因であることが決定的に証明されたことは無い。

この意味としては、「細菌」が伝搬可能であれ、不可能であれ、人々が病気になることは証明されていないということだ。

WHOによってリストされている疾患の4つ、梅毒、HPV、肝炎、HIV / AIDSは、我々の本でいくらか詳細に説明しており、病原性微生物による感染の結果ではないことを示した。したがって、この記事では、WHOに掲載されている他の病気、すなわち淋病、クラミジア、トリコモナス症、ヘルペスに焦点を当て、それらも病原性微生物によるものでは無いことを示そう。

WHOは、これらの4つの病気は「性的接触を介して伝染することが知られている」と述べており、人々はこれが証明済の事実であると思うかもしれない。しかし、これは誤った仮定である。ある人に「発見された」いかなる細菌であれ、性交渉の間に別の人に移ったことを決定するテストは行われたことが無い。使用される唯一のテストとしては、「感染性病原体」あるいは、その「病原体」に対する抗体を見つけたと主張するものである。しかし、単に「細菌」や「抗体」を見つけただけでは、その人が苦しんでいると主張する病気を引き起こしたという証拠にはならない。 

「細菌」がこれらの4つのSTIのいずれかの原因であるという考えに異議を唱えた場合、必然的に疑問が持ち上がる。細菌でないとしたら、これらの疾患の原因は何だろうか。

各「疾患」には単一の病因あるいは因子が存在するという根本的な仮定の基礎について、この疑問が良く持ち上がる。しかし、これも誤った仮定である。この何が起こすのかという疑問の適切な答えとしては、病気をより詳細に調べることで発見できる。

淋病は、細菌性淋菌が起こす性感染症として説明されている。この状態の診断には、細菌の存在を検出する検査が含まれる。しかし、興味深いことに、淋病と題されたメイヨークリニック(米国有数の総合病院)のウェブページには次のようにある、 

多くの場合、淋菌感染は何の症状も起こさない。

「淋病」のほとんどの症状は生殖器領域で発生するが、性行為の結果であると言われる疾患では非常に特異であるところの、目、喉、関節などの他の身体器官でも発生する可能性がある。 

状態が細菌に起こされるとの主張に基づき、推奨される治療としては抗生物質を含み、メイヨー・クリニックによれば、これはセフトリアキソン注射、あるいは経口アジスロマイシンを含む。すべての抗生物質に共通するが、これらの「治療」は「副作用」に関連する。これは単に意図しない効果を指す用語だが、患者が服用しないときは発生しないため、これらは明らかに直接的な効果である。

クラミジア– CDCファクトシートにはこうある、

クラミジアは男性と女性の両方に感染可能性のある一般的な性感染症である。女性の生殖器系に深刻で永久的損傷を起こす可能性がある。後の妊娠を困難または不可能にすることがある。

CDCの説明に対し、クラミジアというタイトルのNHS(国民保険サービス?)ウェブページにはこうある、

ほとんどのクラミジア患者は症状に気づかず、感染していることを知らない。

NHSページには可能な症状の一部がリストされている。排尿痛、膣、陰茎または底(?)からの異常な分泌物。女性の場合、腹痛、性交後出血、月経間の出血。男性では、睾丸の痛みと腫れ。この状態は、細菌のクラミジア・トラコマチスが起こす主張される。 NHSによれば、アジスロマイシンとドキシサイクリンを含む抗生物質が不可避的に含まれる推奨治療となる。 

トリコモナス症は寄生虫が起こすと主張されている。トリコモナス症-CDCファクトシートにはこうある。

トリコモナス症(または「トリコ」)は、非常に一般的な性感染症(STD)である。これは、膣トリコモナスと呼ばれる原虫寄生虫による感染によって引き起こされる。病気の症状はさまざまだが、寄生虫を持つほとんどの人は感染しているとは言えない。

このページはこうも言っている。

感染者の約70%には兆候や症状が無い。トリコモナス症が症状を起こす場合、軽い刺激から激しい炎症までさまざまである。

治療に関しては、ファクトシートにはこうある、

トリコモニア症は、薬剤(メトロニダゾールまたはチニダゾールのいずれか)で治療できる。これらの薬は口から摂取する。

病原体が細菌ではなく寄生虫であると主張される場合でも、これらの薬物は両方とも抗生物質である。

単純ヘルペスウイルスと題された2020年5月のWHOファクトシートでは、ヘルペスは単純ヘルペスウイルスによって引き起こされるが、このウイルスにはHSV-1とHSV-2の2種類があり、 

口腔ヘルペス感染症と性器ヘルペス感染症の両方は、ほとんどが無症候性であるか、認識されていない。しかし、軽度から重度まで、感染部位に痛みを伴う水疱や潰瘍の症状を起こす可能性がある。

ヘルペスは、不治と言われる疾患の1つだが、性器ヘルペス-CDCのファクトシートには治療可能とされている。

ヘルペスの治療法は無い。しかし、抗ウイルス薬は、その服用期間、発生を予防または短縮することができる。さらに、ヘルペスに対する毎日の抑制療法(つまり、抗ウイルス薬の毎日の使用)は、パートナーへの感染の可能性を減らすことができる。

4つの疾患すべてに共通する最も興味深い特徴の1つは、ほとんどの感染症が「無症候性」であることだ。これは、推定上の「細菌」による感染が、少なくともある程度は患者の症状によって特定可能な疾患と同義であるという考えとは完全に矛盾している。

これらの場合に症状が無いことは、申し立てられた病原体の存在にも関わらず、病気がないことを意味する。この状況は、「病原体」とそれが引き起こすと主張されている病気との因果関係の存在を確立するために19世紀後半に策定された最初のコッホの仮説に違反している。疾患がない場合の病原体の存在、あるいは疾患がある場合の病原体の不在は、どちらも最初の仮説に違反し、したがって因果関係を確立できないことを表すと認められる。

性感染症などという物は無い、その2

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