あなたは物質ではない。。。らしい、その2

あなたは物質ではない。。。らしい、その1の続きです。

二重スリット実験の概略図は以下のようなものです。

二重スリット実験でわかったことは、観察していないと波のふるまい、つまり実体が無いらしく、検出器をつけて実験経過を観察すると、粒子のふるまい、つまり固くなるということです。

再度ですが、観察という行為は一切影響を与えていません。これも何度も確認されていることだと言います。しかし、アインシュタインはこう言って反対したそうです。

「じゃぁ、こういうことか?俺が見てないときには、月は存在してないってのか?」

どうもそのようなんですね。意識が見てないときには、存在していないんです。

しかも、もっと不思議なことがあるんですね。たぶん、二重スリット実験を検索してみても、この話は書いて無いと思いますが。この件についてトム・キャンベルが話している箇所が以下です。

トム・キャンベル:カルガリー 2011/9/23(金) 1/1
モンロー研究所のプログラムに参加したおり、 トムのMy Big TOEを知りました。 各章が私の心に全く新しい景色をもたらしました。 この本を読むのに7ヶ月かかったんですが、 その間にトムのニューヨークでのワークショップに参加するチャンスが来ました。 私は自分への贈り物として、参加したんです。 本当に嬉しかった。 皆さ...

それで、彼らは、スリットにおかしなことが発生しているのではないか?と思いました。
何かわかりませんが、ともあれ一つの粒子を発射したのに、
干渉縞のような分布が得られるのですから。
これは正しくない、意味がないと
そこで、図の赤色のところに、検出器をつけ、光子だろうが、電子だろうが、バッキーボールだろうが、穴を通るものを検出するのです。
検出すると信号を送ります。「OK、今通ったよ」と言う具合です。
さて、検出器付きでやってみると、下図の結果になったのです。
粒子です。
検出器をOFFにすると、上の干渉縞です。
「検出」が影響を与えることが明らかと思われましたが、しかし、これは真実ではありませんでした。
なぜなら、検出器をONにしながら、そのデータを集めなかった場合、あるいは、データを集めておいて、それを消してしまった場合、いずれも干渉縞が観測されるのです。
誰もが頭を抱えました。意味がわかりません。
これが、二重スリット実験が大問題の理由です。だから、世界中で追試されているのです。
これが示すことは、「現実は客観的ではない」ということなのです。
我々のいる場所はニュートン的な客観的現実でも、因果的な現実でも無いのです。

つまり、検出器のデータを集めておき、そのデータを消した場合には、検出器がそもそも無かった状態と同じになるというんです。ですから、検出という行為の有無ではなく、検出結果を人間が見たかどうかの違いでしかないんです。

先に説明したコンピュータゲームに似ていますね。部屋の中にいるときには、その部屋以外の部分は描画されていません。コンピュータゲームの中の世界すべてを描画すると、無駄に膨大なCPUパワーを使ってしまうので、プレイヤーが見てないところについてはサボっているわけです。

物質主義(マテリアリズム)の根本的な考え方としては、「モノは意識とは独立して無関係に存在する」というものです。意識が見てる見てないに関わらず、結果は同じでなくてはいけないんです。ところが、どうしてもそうならないんですね。これはもう100年前にわかっていることなんです。再度ですが、今日にいたるまで誰も理由を説明できません、少なくとも「主流派」の科学者は誰もしていません。

さらに、物質主義の考え方では、「意識というものも、モノから生まれる」というわけです。もちろん、意識が脳というモノから生まれることを証明した人はいません。脳科学者がずっと挑戦し続けていますが、誰も成功できないそうです。

しかし、我々のほとんどすべてがこの思想に毒されています。この理由は何でしょうね。物質主義の対極にあるものが、天国とか地獄とか魂とかいった何らかの宗教的な概念しか知らされておらず、それらがうさん臭いものと吹き込まれていたり、あるいは、教育によって徹底的に物質主義のドグマに侵されてしまっているからかもしれません。

この現代科学のドグマ的思考については、ルパート・シェルドレイクがTEDトークで話してます。これはグラハム・ハンコックと同日に行われたスピーチで、二人そろってTEDからの検閲を受けたといういわくつきのものですね。

まだ字幕が半分位なんですが、仮想現実論については、The White Roseさんが詳しく説明してくれます。

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