イラン原油とウソだらけの読売

まぁ、ありとあらゆるウソだらけの我が国を代表する洗脳プロパガンダ新聞の読売であります。昨日月曜も、以前の報道とは全く矛盾した適当な社説を載せています。その前に、これまでの報道をふりかえってみましょう。

6/24:OPEC増産の裏事情を正しく推測する読売ではこう報道していました。

トランプがツイッターで一言「原油価格が高すぎる」と書き、それが圧力となって、サウジがイランに対して原油増産を説得したのだそうです。読売のヘッドラインとしては「増産背後にトランプ氏 「原油高すぎる」と投稿 圧力」です。さらに、このトランプの「圧力」について読売は「中間選挙目当てであるとみられる」との報道をしているのですが、しかし、原油高が続けば日本経済にも影響があるなどという、増産を支持するのかしないのかわからないような報道でした。

6/28:読売による原油・トランプ非難では、こう報道していました。

トランプが世界に対し、イラン原油の禁輸を求めたというんですね。ここでは、増産決定に対する「トランプの圧力」なるものは全く語られず、「原油高が企業や消費者の「石油離れ」を一段と加速させかねないととの危機感があったのだろう」「大幅な減産を続けていたら、米国のシェールオイルにシェアを奪われかねないという事情もあったとみられる」などという、これまた推測の増産理由になっているわけです。

そして、7/2の報道はこれです。

トランプが日本、中国、EUにイラン原油の全面的な輸入停止を求めて大変だという記事なんですが。。。

相変わらず戯言ばかりとなっているんですが、ここでも単なる推測が出てきていますね、「トランプ政権は前政権の成果を否定する思惑もあり、(イラン核合意からの)今年5月に離脱を決めた」。トランプ政権の誰かがこんなこと言ったんでしょうかね?「前政権の成果を否定するんだ」などと。

要するに時と場合に応じてフラフラと一貫性も無く、その場限りの思い付きで「報道」をするのが読売というものです。

さて、核合意離脱の時には、どう報道されていたのでしょうか?私もちゃんとフォローしてなかったんですが、調べてみました。読売の過去記事が見つからないので、日経を見てみましょう。2018/5/9トランプ米大統領、イラン核合意離脱を表明 経済制裁再開へという記事です。

トランプ米大統領は8日、欧米など6カ国とイランが結んだ核合意から離脱すると表明した。核合意に基づいて解除してきたイランに対する経済制裁を再開する。各国との原油取引を制限してイラン経済に打撃を与える狙いだが、イランが反発するのは必至だ。トランプ氏の国際社会での孤立がさらに鮮明になった。

5/9の時点でちゃんと書いてありますね。イランの原油取引を制限してイラン経済に打撃を与えると言ってます。読売の記者はこんなことも知らなかったんですかね?

では、最初に示した6/24の読売の記事は何だったんでしょうか?

トランプがツイッターで一言書いて、それがサウジへの圧力となり、サウジはイランに対して増産合意をさせることに成功したというんです、この増産の背後にはトランプがいるというんです。

全くのデタラメ妄想記事であることがわかりますね。そもそもトランプは、イラン核合意離脱の時点で原油取引を制限するつもりだったんです。だから、サウジに圧力かけてイランに増産させるハズがありません。既にわかっていることだったんです。

読売は、一体いつまでこんなデタラメ記事を載せ続けるつもりなんでしょうか?

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