病気の本当の原因:BSE(牛海綿状脳症)

「What Really Makes You Ill?」のBSEの節です。紙の本の175ページから3ページ分です。


OIE(国際獣疫事務局)は以下のように定義する。

BSEは、牛における進行性で致命的な神経系の疾患である。

牛海綿状脳症は通常、BSEとして略されるが、「狂牛病」としても知られている。この状態の動物の適切な説明であると言われている。BSEは海綿状脳症の唯一の形態では無い。他の動物に影響を与える他のタイプがあり、伝達性海綿状脳症、あるいはTSEという一般用語で言及される。これらもまた、OIEのBSEに関する情報シートで説明されている。

他のTSEと同じようにBSEは、神経組織中のプリオンと呼ばれる異常感染性タンパク質の存在で特徴づけられる。

「伝搬性」と言われるが、TSEの一つの形態としては、羊とヤギにしか影響しない。この病気は、より一般的に「スクレイピー」として知られ、この状態の動物の行動の適切な説明でもある。彼らが、その毛皮を静止物体に対してこすることが多いからである。しかし、スクレイピーは致命的な変性疾患としても説明され、これは毛皮のこすりつけ以上のものである。

「感染性タンパク質」の特性として、OIEによって「異常」であり、TSEの原因と主張されている。これは「異常な折り畳み構造」という。そしてまた、タンパク質の誤った折り畳みが、他のタンパク質を誘導するとも言われている。このプロセスが病気を活性化すると主言われる。しかし、この主張にも関わらず、TSEの確立した情報が示すには、このタンパク質が誤って折り畳まれ、病気を引き起こすことによる実際のアクションメカニズムは、ほとんど解明されていない。

プリオンとして知られる、異常な折り畳み構造のタンパク質で起こると主張される病気に影響を受けるのは、動物だけではないと言われる。良く知られる例としては、CJD(クロイツフェルト・ヤコブ病)であり、これはBSEの人間バージョンであり、不治の致命的な神経変性状態と説明される。vCJD(バリアントクロイツフェルトヤコブ病)と呼ばれるCJDの1つの形式は動物から取得されたと言われ、これにより、BSEは人獣共通感染症として分類されることになった。

興味深いことに、多くの人間の神経変性疾患があるが、これもまた異常な折り畳み構造のタンパク質に関連すると言われる。これらの疾患には、アルツハイマー病、パーキンソン病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)などがある。

BSEは「感染性病原体」によって起こされるとされるが、この「病原体」の原因は不明である。OIEの情報シートが示すように、

科学者達が信じるには、牛におけるこの病気の蔓延は、感染した牛または羊からレンダリングされた物質を、再度牛に給餌することによって引き起こされることだ。

この「科学者が信じるには」という声明は、この考えが決定的に証明されてはいないことを示す。そしてOIEはこう主張する。

乳牛の群れが、肉骨粉を含む凝集した食料を与えられていた

肉骨粉を含む製品がBSEの原因であるという考えは、マーク・パーディによって否定されている。「Animal Pharm」という彼の著書で説明しているのは、1980年代に最初に英国で起こったBSE発生のあいだの彼の研究と経験である。

家畜農家そしてTSE研究者として、BSE発生の際の直接的な経験をした。これは私の有機農場に買われてきた牛たちに発生したことだ。完全に有機農場において生まれ育った牛たちにおいて、BSEの症例が全くなかった事実に私は打たれた。これらの牛たちが、原因と見なされる肉骨粉(MBM)の成分を含む食事を許されてきたにも関わらずだ。当時の布告された有機標準においては、その20%の従来資料許容量の一部が認められていた。

マーク・パーディが、MBMはBSEの原因では無いことを示したが、注意して欲しいことは、牛は草食動物であり、雑食ではないことだ。牛の自然な食事は草である、これはセルロースが豊富である。牛の消化システムは、4つの胃区画から構成され、草を処理してそこから栄養を取得できるのである。牛に対する肉骨粉(MBM)の使用は明らかに不適切である。BSEの原因とされたMBMの種類は、それ以来禁止されたが、しかし、BSE症例は報告され続けた。これが示すことは、MBMが唯一の、あるいは主要な原因でさえありえなかったことである。

その研究を通じて、マーク・パーディが発見したことは、BSEの原因としてよりありそうなことはホスメットである。ウミバエを駆除するための「洗浄剤」として牛に使われる化学殺虫剤だ。これは、牛によく見られる害虫である。この殺虫剤はリンから作られた化合物を含むが、動物に直接、通常は首にかける。リンを基盤とする化学物質の神経毒性特性については、第六章で述べる。

しかし、英国の牛は極めて大きな程度の神経的影響を受けた。この殺虫剤を使用していた他の多くの国よりもである。この理由もマーク・パーディが説明している。

1982年に年二回の実施を強制する措置が可決された。独自に濃縮された容量(体重1Kgあたり20mg)の作用性有機有機ジチオリン酸系殺虫剤のだ。英国の牛のウシバエ幼虫駆除のためである。無数の毒物学的効果の中でも、全身型のジチオリン酸塩は銅をキレート化し、血液脳関門を開く。それによって脳内金属バランス全体を乱すのである。

殺虫剤「洗浄」をウシの首に塗布することにより、毒性化学物質がその頭に侵入し、脳に浸透することを可能にした。その効果は牛にとって明らかに非常に不快なものだった。これは、「狂牛病」と名づけられた行動で示されたのだ。その後の英国でのBSEの「発生」は、高濃度のホスメットのためであり、その結果としては数百万の牛の屠殺である。このような高濃度のホスメットを使用しなかった国でのBSE発生率は英国より低かった。マーク・パーディが説明する。

ウシバエキャンペーンを行った他のいくつかの欧州国(例えば、仏、スイス、アイルランド等)では、殺虫剤の低い容量を使用した。そして、当然ながら、それに比例して結果のBSE症例は少なかったのである。

そして当然だが、マーク・パーディの研究は広く公表されなかった。しかし、より大きな懸念としては、彼の研究の信頼を落とすために当局がとった行動である。これもまた彼が本で説明している。

様々な科学誌に掲載されているにも関わらず、当局とその主要アドバイザーは、これらの発見を無視し、そして、この線の研究を追求しようとする我々の最大限の無視を行った。

残念ながら、医学界はあいも変わらず、毒性化学物質と「病気」の発生の関連づけに失敗する。ただし、関連が明白過ぎて無視できないというマレな状況を除くが。

英国権威筋が毒性殺虫剤とBSEの関連づけに失敗した理由の一つと考えられることは、その結果の可能性だ。推奨される毒性殺虫剤の高濃度が問題を起こしたことの暴露、数百万の牛の不必要な屠殺につながったことは、深刻な影響があっただろう。マーク・パーディが説明する。

しかし、ホスメットがBSEの原因であると正式に確認されてしまうと、数十億の賠償請求が出されるだろう、英国政府だけではなく殺虫剤メーカーにもだ。

神経系の病気であるBSEと神経毒性化学物質のつながりは、はるかに説得力のある説明を提供する、感染性の疑いのある「異常な折り畳み構造」のタンパク質よりもだ。神経変性疾患に関連して異常な折り畳み構造のタンパク質が発見されてはいるものの、その事実は原因であることを「証明」しはしない。毒物、特に神経毒に曝露した結果として、タンパク質が異常な折り畳み構造になった方がはるかに可能性が高いのだ。

残念ながら、「細菌理論」が、病気に関する医学界のドグマの中にしっかりと組み込まれたままである。身体の中のタンパク質の実際の役割としては、適切に研究されず、良く理解されないままであろう。

ウシ結核やBSEに類似する他の牛の病気としては、これもまた「細菌理論」ドグマに基づいた口蹄疫(FMD)である。これはウイルス性で感染性が高く、時には致命的と見なされている。以前に引用した感染性保菌者に関する記事にはこうある。

口蹄疫ウイルス(FMDV)は、ワクチン未接種の牛群が保持している。

ドクターレイモンド・オボムサウィン博士はその本「Universal Immunization, Medical Miracle or Masterful Mirage」の中で当時オーストラリアのアボリジニヘルスクリニックの医師Archie Kalokerinos MDへのインタビューを行っている。

彼が話した経験というのは、再石灰化土壌で育った草を食べている牛についてだった。それらは文字通り、フェンスラインで鼻を突き合わせて食んでいた、他の口蹄疫に感染した群れとだ。ワクチンを含む特別な保護手段も無くだ。そして非感染の群れは完全な免疫を示した。

「実験室実験」では無いものの、この現実世界での観察というのは、FMDが感染性ではないことの経験的証拠を示している。さらに、非感染の群れもワクチンを受けていなかったという事実は、ワクチンが免疫を与えないという主張を裏付ける。これは、明らかにそうなのだが、健康を害する可能性があるのだ。

(終了)

コメント

  1. チョメ・フミ より:

    たびたびすみません、失礼いたします。

    ちょっとログは取っていないのですが、wikipediaをサーベイしていると、ここ半年で「感染」についての説明が
    ちょくちょく変化しているので非常に面白いです。
    “真正”な情報は一体どこにあるのでしょう。

    ともあれ、「感染」と「伝染」の違いについて、2020年8月22日現在の情報をまとめてみたいと思います。

    ・「感染」
    (2020年2月段階):病原体が体内に侵入し、増殖できる状態。
    (2020年8月段階):生物の体内もしくは表面に、より体積の小さい微生物等の病原体が寄生し、増殖するようになる事。
             また、侵入等のその過程。

    ・「伝染」
    (2020年2月段階):#感染 の項へ転送
    (2020年8月段階):病気を起こした個体(ヒトや動物など)から病原体が別の個体へと到達し、連鎖的に感染が拡大する事。

    wikipediaの情報をどこまで信頼されるかにもよるでしょうが、この半年で定義部分の表記が大きく変わっています。
    「wikipediaの情報を論拠とするのは絶対にやめた方が良い」ということの証左となりそうです。
    この2語については、おそらく今後もその扱われ方が変わる可能性があります。
    「言葉とは時代と共に変わり得るものである」と言語学者は言われますが、科学的領域、殊に”定義”においては、
    それでは駄目です。

    市民、政府、メディア(広告代理店)、事業者さん、そしてインターネットユーザーの皆さん、ご留意ください。
    真正な情報であるためには、常に最も適切な表現を選択する必要があり、それが上手く行かないと情報の真正性は
    損なわれてゆく「減点法」であること。
    真正性の高い情報発信者でなければ、「嘘つきオオカミ少年」と化してしまうことを忘れないよう。

    言葉の発生から見てゆくと、どうやら元々は「伝染」の方が汎用されていた経緯があるようです。
    その昔発生したとされる流行性疾病は「伝染病」として認識されていた模様。
    私も「伝染病」と聞くと”ペスト”や”破傷風”など、現代日本では日常的にお目にかかれないような疾病を想起します。
    しかし「感染症」と聞くと、一般的な”風邪”(そもそも「一般的な風邪」という捉え方自体はおかしい)あるいは
    “性感染症”などを連想します。これらは2000年前後、主に国連やユニセフといったグローバルコミュニティが発足、
    あるいはアクティベーションしてから拡まった概念,言語と考えられます。今一度、簡単に整理すると、

    ・昔 :「伝染病」
    ・近代:「感染症」
    といったイメージでした。

    しかし2020年、今般のムードにより、今一度、それらの言葉について向き合う機会が生まれました。

    私も3月にこちらのブログに出会い、最初にコメントさせて頂いた時点では”「感染症」ムード”と表現しておりましたが、
    その表現は間違っていました。正確には今般は”「伝染病」ムード”です。

    おそらくですが、「感染」について考える時、第一に「感染者個人」のことを考えると誤認識に陥りやすい。
    基本的には「伝染」ありきで、その「伝染状態」を形成しているのが「感染者」、そしてその原因として「病原体曝露」
    による「感染」があると、全て逆行的に考える必要があるような気がしています。
    従って、おそらく「感染の機序」は説明不可能、当然立証も不可能です。
    結果論ありきで、その原因の探索,検討ということ自体がナンセンス、何故ならそこには「再現性が無い」からということ。

    今一度整理すると、要は今般騒がれている感染症と称されるものは、本質的には「伝染病」を指しているということ。
    (つまり”新型コロナウィルス伝染病”が適切な表現。)
    また、感染機序が不明であるため、伝染経路なんてものはあくまで推察でしかないこと。すなわち「どこに居たから」
    「誰と接触したから」というのもあくまで推察。
    症状の有無を問わず、鼻腔,中咽頭スワブにより上気道粘液,粘膜混合サンプルを採取、PCR法で原材料核酸増幅、
    次世代シーケンサーパターンニング解析検査で、予め設定されている”SARS-CoV-2″鋳型の”ORF1a”,”Spike(S)”領域が
    有意に満たされれば、そのサンプルには”SARS-CoV-2″という型のタンパクが含まれているということにはなりますが、
    しかしそもそも感染,発症機序が不明であるため、これらの状況証拠を繋げたとしても、やはり「感染症」としては
    不成立となります。

    非常に微妙で、不可解な状況です。
    少し「精緻に」「分子生物学的に」分析,検討しようとするほど、決定的な証拠,証明は得られない。
    しかしそれまで培ってきた分析,研究資料、データは存在するため、それらを用いてまことしやかに
    その程度までの正確性を以って、その程度まことしやかな病原,疾病として定義,称することはできる。
    しかしその元,根源、あるいは本質的に確かな機序については解明されていないため、どこかで”ゼロ”が乗じられてしまい
    結局”ゼロ”すなわちナンセンスと化してしまう、そういうところな気がします。

    “飛沫感染”という考え方について、確かにそのようなイメージも持てますし、確かにそれらしい気もしますが、
    では「唾液」なのか「鼻汁」なのか、あるいは呼気(吐気)に含まれる水分はどうなのか、
    発声も「ア行」「ヤ行」あと「ン」あたりはツバは飛びませんよね。口の前に手をかざせば誰でも確かめられます。
    一方で「カ行」や「パ行」あたりは破裂音というのでしょうか、口がそのような動作をした時に唾液が飛びます。
    ちなみにこのやり方で手をどの程度口に近付けるか、人によるでしょうが、おそらく10-30cmぐらいだと思います。
    実は飛沫の放出がその程度しか感じられないことを、皆さん直感的に知られているのだと思います。
    その手を遠く離して行くと、おそらく50cmぐらい離した時点で既に呼気(吐息)は感じられなくなります。
    ちなみに溜め息だと50cm時点でも感じられました。

    呼気(吐気)は飛沫に含まれるのでしょうか。
    呼気(吐気)は息ですし、”気”の文字が付くぐらいで一種の気体、すなわち唾液でも鼻汁でもない訳ですが、
    しかし肺の中から喉頭部を通過し、一定の湿度を纏って口外へ放出されます。
    呼気(吐気)に含まれる湿気は飛沫、あるいは飛沫核とされるようなものは含まれているのではないでしょうか。
    であれば、ヒトが地上で呼吸をし続ける限り伝染は収まることはないのではないでしょうか。

    それもこれも、おそらくこれらの領域における学術的検討が為されていないために起こることなのだと思われます。
    今まさに困ったから、必要性に応じて検討,考察が為され、理論として、微かに成熟しようとしている。
    だからといって定義そのものが変わってしまうのは困りもの。
    言語,呼称と、それが指しているモノそのもの、それらが一致して初めて我々は共通のモノ,コトとして捉え、
    それに対する印象や認識、行動へと移して行くことができる。

    今般のムードの全ての元凶は、やはり中国製論文で、それを是認した国際機関、それを拡散した広告代理店です。
    また拡散の際に恣意的にか偶然かは分かりかねますが、適切でない表現を用い市民への煽動、迷惑千万です。
    適切なタイミングに適切な表現を以って発信する、そういった発信機関は出来ないものでしょうか。

    • ysugimura より:

      これは私も疑問に思ってました。邦訳しているとcontagious, infectious, transmissionという言葉が出てくるのですが、どう違うのかわかりません。

      The best way to avoid contagious diseases is to avoid people. : 接触伝染する病気を防ぐ最善の方法は人を避けることだ。
      It would be simple if we were talking about penicillin curing an infectious disease. : 感染病を治すペニシリンについて話すなら簡単です。
      Transmission of ringworm is caused by direct contact to infected people. : タムシは、感染した人に直接触れることによって伝染する。

      呼気が飛沫に含まれるかどうかよりも、呼気にウイルスがありうるかどうかですよね。これは確実にあるのでしょう、もしウイルスなどというものが存在するならです。
      これを前提にしているから、咳などしていない無症状の人でも感染させる能力があるという神話が生まれるのですよね?

      そういう前提であれば、呼吸を止めない限り感染は止められないでしょう。実際ありとあらゆる種類のウイルスをやりとりしてるという人もいますし。
      しかし、わからないです。そんなものが存在するのかどうか確信がありません。ウイルスと言ってるものは、単にエクソソーム等の、もともと人間の遺伝子の可能性が大きいのではと思ってます。

      • チョメ・フミ より:

        sugimuraさん、ご返信ありがとうございます。

        今一度補足させて頂くと、(2020年8月21日現在の定義では、)
        ・「感染」:ヒトが病原体を持った状態。(付着しているだけでも感染とみなす らしいです←?)(これは間違いと考察)
        ・「伝染」:ヒトが病原体感染した上に、他人へ病原体を感染させる状況、感染させた状態。

        前述のコメントは要は【「感染」というワードを濫用すべきでなく、「伝染」と区別して使うことで、
        “マスク着用”や”ソーシャルディスタンス”や”ワクチン接種”などの「行為」の『原理』を明確にし、
        適宜使い分けることが出来る】という論旨でもございました。

        ちょっとだけ説明させてください。上に上げている3つの行為についてだけでも…
        ①マスク着用:      「伝染対策」
        ②ソーシャルディスタンス:「伝染対策」
        ③ワクチン接種:     『感染対策』
        ということになるものと思います。

        ①マスク着用
        ウィルスタンパク感染の予防には意味を為さないことが、既に発表されています。
        それはそうで、そもそも常在する病原体の「感染」は「免疫力の低下」が主因となります。
        従って、現在市民の皆さんがマスクを着用されているのは、自分が感染者であるか分からないため、
        (PCR拡散増幅法→次世代シーケンサーパターンニング解析検査で行われているのは、単に原料アミノ酸の並べ替え
        であり、実際に”ウィルス”とされる”有害なタンパク”が存在しているのかどうかは分からないため。)
        (というか「ウィルス感染」ということ自体がそもそもサイエンスフィクションじみており単にワケが分からない。)
        よく分からないけど他人に伝染させると悪いという意思表示として、同調圧力の下で、行われていることです。
        すなわち伝染に対する対策です。

        ②ソーシャルディスタンス
        非常に気味の悪いワードですが、そもそもこういった概念が出てきたのは「統計解析学的観点」というこれもまた
        「あたかもそれっぽい響きの」アプローチが元になっているだけで、
        要はジョンズホプキンスシステムのgoogle mapに円形の箇所が複数表示されるあれです。
        そもそもあんな綺麗な円形になんかなる訳が無いですし、あれこそデザイナーのデザインによる印象操作です。
        要は「自分はそのエリアに含まれるのか…!?」といった”ヒトの帰属性”を利用した関心を引きやすいデザイン。
        とある感染者がいれば、当然その近くにいるヒトから伝染してゆくに決まっているワケですから、
        何も今頃いちいちそんなまことしやかなネーミングを命名する必要なんか無いのですが。
        とにかく①同様、「感染」が科学的にも医学的にも証明されていないSF事項であるため、それすら知らない市民へ
        最大公約数的防御として「距離を開けて」とか「間隔を開けて」とか、アナウンスしているワケです。
        コッホの感染実験でさえ満たしていない上に、再現性実験も行われていません。
        ワケが分からないながらも、同調圧力の下で行われている、伝染に対する対策です。

        ③ワクチン接種
        異物タンパクを直接筋肉注射し、対異物モードの身体反応を引き起こさせ、それにより白血球数の増産を狙う、
        抗体を産生させる、といった有用性が示されています。
        従ってこれは病原に対し「感染」をしない、あるいは「保有」(粘液付着)する場合も、発症には至らせない
        ということが挙げられると思います。
        ちなみに「粘液への付着」(身体へは未侵入)については私は「非感染」だと思います。何故ならそれがウィルス
        タンパクなのであれば、細胞に侵入していないため増殖はできないワケで、皮膚にも粘膜にも触れていない、
        そこで反応性反応が起こるとは考えにくいからです。
        2月段階と8月段階でこの「付着」についての記述が異なっているのは、当局関係者あるいは広告代理店などによる
        拡大解釈を狙った動きと推察されます。
        ただ、私個人的にはおそらくここ2,3ヶ月で、(そもそもウィルスタンパクそのものの存在証明は難しいワケですし)
        空気の粉っぽさ、パウダリーな感覚が続いており、環境省システムでも有意に高値が示されているため、
        基本的に2020年春-夏期までにおける上気道系症状はPM2.5または光化学オキシダントによるものと考えています。
        感染,発症者(感冒症状の)は近くのヒトに飛沫伝染させてしまった可能性は否定できません、
        従って、空気中常在性微粒子による反応性発症と、伝染性発症(被曝露者が発症せず「保有」までの場合→不顕性伝染)
        の2つが影響し有って起きているものと考えております。
        このPM2.5に例のウィルスタンパクが付着、あるいはPM2.5の成分に次世代シーケンサーパタンニング解析装置が
        “SARS-CoV-2″と認識するようなアミノ酸,核酸原材料の化合物が含まれていれば、それが免疫力低下しているヒト
        に「感染」する可能性もゼロではないかもしれません。
        長くなりましたが以上より、ワクチン接種は「伝染」と言うよりは『感染』に対する対策です。

        いずれにしろ政府や厚労省、環境省はこの今般飛散しているPM2.5や光化学オキシダントの成分調査を
        2020年度版としてアップデートすべきでしょうね。そしてそこでウィルスタンパクに起因するものの存在を
        公式に否定されれば、ようやく今般の上気道系症状の原因解明に一歩進めることになります。
        繰り返しですがワクチンは感冒症状に対するもので、当然若年者へのプライオリティは低いです。
        致死性は極めて低い、ほぼ有意でない水準ですからね。中高年以降で、基礎疾患保有者に限定でもすべきでしょう。
        いわゆる臨床研究,臨床試験(治験)ではない、有事時のみ認められる「観察試験」という形式を採ると聞いています。
        元々死亡例のあるような年代層で試験を行い、有意に効果が認められたら全年代への適用範囲拡大というのが
        最も国民的にも理解が得られそうなやり方だとも思います。私はやりませんし、家族にも打たせませんが笑

        エクソソームは細胞外小胞。その存在証明はなかなか難しいと聞きます。(今回のSARS-CoV-2同様に純粋化は未達)
        しかし血液、尿中、体液(血漿)中に含まれていることが観測されていますし、鼻汁や唾液にも含まれていても
        おかしくはないものと思われます。

        空気の構成物質は主に窒素、酸素、二酸化炭素、アルゴンです。
        また空気中には湿気という形で水分が含まれています。
        例えば海岸部などに行けば少し湿度が高くなったりします。「海風」というものがあるのも日本の気候の特徴です。
        何が言いたいか、湿気は海水が蒸発して拡散しているものを含んでいるものと考えても差し支えないと考えます。
        そして、海水は(ミネラルもですがミネラルは蒸発時分離します)タンパクを豊富に含んでいます。
        まさに生命のプールという訳です。
        タンパクが豊富なら、例の増幅法とパターンニング解析検査をやってみれば、例の核酸配列が見つかるかもしれません。

  2. チョメ・フミ より:

    こちらのブログでご紹介されていた研究者の方の講演があると知り、
    2020年8月24日13:00、永田町参議院議員会館B1F講堂にて大橋先生の講演を拝講して参りました。
    (当コメントはYouTube動画 https://www.youtube.com/watch?v=Gckehn-pawI コメント欄と同一です。)

    私は診療放射線技師なのですが、このムード(あくまで世界があてられている”ムード”と一貫して称しています。)はいくつもの矛盾点をはらんでいるため、日本でこのムードが始まった2020年2月初旬よりそもそも全く信じていません。

    (“ウィルス”の”ィ”を小文字表記で統一しています。ナンセンスな対象を扱っているため故意にです。)

    先ず2020年2月初旬時点で、国内で「新型コロナウィルス感染症」は存在していません。
    すなわち、国内における当該疾病の第一報告(定義)は某客船報道が発端と言っても過言ではありません。その発端報道によって疾病が視聴者に刷り込まれ始めます。そこから毎日報道,刷り込みの繰り返しです。

    しかしよく考えてみてください。
    我々の身の回りでは「呼吸をするとぜーぜーし、頻繁に激しく咳込み、息も絶え絶え」なようなヒトがごろごろ居るような地獄絵図を全く見掛けません。

    なぜ「流行している」とされているのに、身の回りにはそういった人は居ないのでしょうか。
    おそらく、そもそもそういった流行自体が現実に存在していない、作られた、演出である可能性が高いと思います。
    感染症についても同様に、そもそも非特異的な感冒症状(異物,毒物の身体内侵入を排除する反応)のみであるため、これだけでは疾病として定義するには有意ではありません。
    そしてそもそも「感染」については、真正性の問えない(再現性の乏しい)状況証拠が複数用意されただけで、決定的な機序は何も証明されていないため、そもそも「感染症」と称するのも疑わしいです。

    雑な例えですが、
    ・「目が染みる」
    ・「”PCR(核酸増幅)法+次世代シーケンサーパターンニング解析検査”でアデノウィルス検出」
    ・「東京都内でアデノウィルス新規陽性発覚者200名」
    という状況要素を並べてみた時、
    「東京で流行しているアデノウィルス感染者は目が染みる症状を有する」ということになるでしょうか?

    これは情報のみを追えばそのようにも受け取れますが、真実は「間違い」です。

    なぜなら、
    A. アデノウィルスは常在性ウィルスタンパク
    B. アデノウィルスは感冒症状の誘発因子
    C. 東京は光化学オキシダントが有意に害を及ぼすレベルにある
    という3つのバックグラウンドが働いているからです。

    A.より、そもそもアデノウィルスは大腸菌同様、人体に害が及ばない程度に棲み着いていると言えます。従って、害は無いですが、”PCR(核酸増幅)法+次世代シーケンサーパターンニング解析検査”を行うと検出されます。繰り返しですが、検出はされますが害はありません。皆さんご存知の大腸菌も同様です。

    B.より、極度の疲労などで免疫機能が低下した場合、本来害が無い因子も害を及ぼすようになります。例えば「胃酸」は塩酸です。人体は塩酸を胃内に有していても問題ないようにできています。しかしストレスで粘膜の保護が弱くなると染みて痛みを感じるようになります。
    即ち免疫機能が低下することで、普段は気にならないような要素でも異常として反応してしまうのです。

    C.は少し違った視点です。環境省が「大気汚染物質広域監視サイト」を公開しています。
    http://soramame.taiki.go.jp/Index.php
    メディアでは全く取り上げられていないかもしれませんが、東京都港区は8月20日13:00頃、
    「光化学スモッグ警報」を発令しました。港区は東京湾に面し、山間部から大気が流入しやすい風下のエリアです。そこで大気中の光化学オキシダント(窒素酸化物)が溜まり濃度が高くなり、霧状(スモッグ)になったということです。
    光化学オキシダントは1970年代より、関東以西の特に都市部で高値が観測され続けているようです。窒素酸化物は粘膜に炎症を誘発するよう働きかけるため、大気中濃度が規制されています。

    整理しますが、以上の背景事由により、
    ・「目が染みる」
    ・「”PCR(核酸増幅)法+次世代シーケンサーパターンニング解析検査”でアデノウィルス検出」
    ・「東京都内でアデノウィルス新規陽性発覚者200名」
    という状況要素があっても、
    「東京で流行しているアデノウィルス感染者は目が染みる症状を有する」ということにはなりません。

    今般の感染症ムードに転じてみます。
    ①「感冒症状があったりなかったり」「重症化すると肺炎死」
    ②「”PCR(核酸増幅)法+次世代シーケンサーパターンニング解析検査”でSARS-CoV-2検出」
    ③「東京都内で新規陽性発覚者200名」
    こういった状況要素を想定します。

    ①について、そもそもSARS-CoV-2だろうがマイコプラズマだろうが結核菌だろうが、
    とにかく上気道に異物が侵入したら感冒症状を引き起こします。タンパクでも無機物でも。
    また異物に敏感なヒトは症状が出やすいですが鈍感なヒトは症状が出なかったりします。
    また、上気道系の症状は何でも重症化すれば肺炎になります。肺が炎症を起こせば肺炎です。

    ②については、今般何かと言い沙汰されている”PCR検査”が肝です。
    先ずそもそもPCRは「検査ではない」という点がポイントです。PCRとはポリメラーゼ連鎖反応、
    核酸をクローンニングする反応「手技」を指します。PCR”法”と言うのが適切。
    どのようにして検査しているのか。それには「次世代シーケンサー」という装置を使用しています。
    これにはまず検出対象の核酸配列定義を設定し、そしてPCR法で充分に増幅した塩基をコンピュータが解析します。
    どのような解析か。RNAの塩基はA(アデニン),U(ウラシル),G(グアニン),C(シトシン)の4種類です。
    今般定義されている”SARS-CoV-2配列”は約30,000塩基対とされています。
    この定義配列に当てはめるよう全文を総当たりでパターンニングしてゆくわけです。
    30,000コが100%一致することは有り得ません。カットオフ値を設定し、
    ○%以上一致していれば陽性とみなすというように判定基準が決められているようです。

    ③については、常在性であること、また②で充分に増幅されていれば陽性判定されるでしょうし、
    カットオフ値によっては充分な一致とはみなせないため陰性判定もされます。
    すなわちここで発表される人数には意味はありません。

    実際の有意な影響値として「肺炎死者数」が挙げられていましたが、
    2020年6月に厚労省から「死因不明事例は新型コロナウィルス感染症死として計数してよい」というアナウンスが
    発出されたため、正確な死者数の把握は困難なものにされてしまいました。
    政府が疫学的検証を不可能にさせた時点で、今般のムードが演出であった可能性が確実さを帯びました。

    原理が分かっていれば何も恐れるものはありません。
    数値を増やしたければ任意に増やせますし、おしまいならいつでもおしまいです。

    日本では咳やくしゃみを他人にかけるのは失礼に当たります。急な場合は基本的には手で防ぎます。
    また連続して咳が出るような場合には、他人への伝染への配慮から自ら市販のマスクを装着します。
    今般のような健常人が常時常態的にマスクを装着するような文化,風習が根付くことは有り得ません。

    ただし重要なことが一点、要は”新型コロナウィルス感染症でない”感冒症状を示す疾病に罹る可能性は否定できません。
    今一度、自分の胸に手を当てて、「いま自分は健康か」自らに問うことが大切だと思います。

    • チョメ・フミ より:

      最後の5行について補足いたします。

      > 日本では咳やくしゃみを他人にかけるのは失礼に当たります。急な場合は基本的には手で防ぎます。
      > また連続して咳が出るような場合には、他人への伝染への配慮から自ら市販のマスクを装着します。
      > 今般のような健常人が常時常態的にマスクを装着するような文化,風習が根付くことは有り得ません。

      「今般の感染症ムード」はあくまで商的に演出めいており、本質的に疾病として脅威となるような状況は存在しなかった。
      従って、有意な疾病でない事例に対してマスクのような「防護」措置を過度に講じる必要は無いものであると考えます。
      2019年時点の日本における日本人の生活様式で、問題なく健康に生活できていたことを鑑みると、
      2020年以降も、従来通りの生活様式で何ら問題なく、健康に生活できることと考えます。

      > ただし重要なことが一点、要は”新型コロナウィルス感染症でない”感冒症状を示す疾病に罹る可能性は否定できません。
      > 今一度、自分の胸に手を当てて、「いま自分は健康か」自らに問うことが大切だと思います。

      「今般の感染症ムードに拠らない感冒症状」が存在します。つまり病原としてSARS-CoV-2でない、
      他の原因が誘発している感冒症状、これは上述の記載では「光化学オキシダント」と例示していたり、
      あるいは「PM2.5」のような、すなわち「大気浮遊微粒子」の存在です。
      私は2020年2-8月、居住地の東京都と出先の長野県で自らで体感しましたが、鼻呼吸をしていると、口腔内にシャリっと
      砂塵が侵入している感覚を有意に感じました。手のひらなどでも、すぐに粉状な微粒子,パウダーが溜まり、
      5-6月梅雨時期の高湿度状態でもすぐに表皮が乾燥する様子を毎日目視しています。
      6月以降は微かに,僅かに、目が染みるような感覚も毎日あります。

      目の染みは光化学オキシダントによる化学的な影響なのか、それともPM2.5微粒子の異物感なのかは判断できませんが、
      こうした大気浮遊微粒子に常時曝露し続けることで、我々の免疫機能はその微粒子排除のために常時消耗している
      可能性は否定できません。もしそのような状態が続いていたら、健康状態時と比べ、感冒症状に罹りやすいものと
      言っても過言ではありません。
      感冒症状の発症に至る水準は個々人のバイタリティと、個々人を取り巻く状況で異なってきますので、
      個人が「本当に健康か」どうかについては、個々人が自ら、自身を評価することが大切であるということだと思います。