南京虐殺ない派はAIを論破できるはず

この記事の三行要約

AIはまず「オフィシャルストーリー(主流派の通説)」を答えるが、筋の通った反論を突きつけられると矛盾を認めざるをえなくなる。
歴史修正主義者は「自虐史観の洗脳」を批判しつつ、自分たちの説もまた鵜呑みにさせようとしているだけ。一次資料を検証したならAIを論破できるはず。
彼らの目的は歴史否定にとどまらず、改憲・軍拡・人権剥奪へつなげる点にあり、極めて危険である。

トンデモを認めざるをえないAI

もちろん、AIの言うことがすべて正しいとは思ってませんし、たまにおかしなことを言うので、聞き返すと別の答えを出してきたりします。それでも、基本的には「世間的に常識になっている(なってしまっている)」ことについては、おおよそ正しく(つまり、人々が思わされているとおりに)伝えてくるようです。

そしてもちろん、AIの出してくる答えとしての、世間的な常識、オフィシャルストーリー、「研究で証明されてる」と言われるものは必ずしも正しいとは限らないことは当然です。

AIと共に学ぶ、ウイルス学は科学にあらずにて書いたように、AIにつっこみを入れていくと結局はAIの方もこちらの主張を認めてしまいます。最終的な一致点としては、「ウイルス学とは、仮説の上に仮説を重ねた単なるコンセンサスであって科学とは言えない」ということです。

最初は「**ウイルスが病気の原因だなんて証明あるの?」と聞くと、「あります。これこれの研究で」とか言いだすんですが、その研究の穴を指摘してやると、だんだんとこちらの言い分を認めるようになってきます。

もちろん、私が指摘するのは、その場で思いついた適当なつっこみではありません。反主流派の研究者などが主張していることですし、主流派の研究者にとっては否定できず、認めざるをえない点だからです。

だからもちろん、これまで何度も言ってるように、主流派と反主流派の討論などは行われません。主流派研究者というのは、先の記事にも書いたように、ごく簡単に言えば、自らの地位と名誉と金を保証してくれる巨大な金の言いなりだからです。

ですから、次のような構造が想像できますね。

  • 地位・名誉・金のため、研究者はウイルスの恐怖を肯定する研究をする
  • 表舞台には登場しないが、そういったインチキ研究を暴露する者たちがいる
  • 両者の討論は行われず、反対派は無視されている
  • AIはオフィシャルストーリーと同時に反対者意見も見ている
  • 質問されるとオフィシャルストーリーを答えてくるが、こちらが反論を指摘すると、それもまた認めざるをえなくなる
  • なぜなら、反対者側の意見も筋が通っているとAIにはわかっているから。さらに、それに対する再反論が主流派からは出てきていないこともわかっているから。

ということで、こちらの知識が浅いと、AIはオフィシャルストーリーを答えるだけになってしまいますが、深くつっこめるのであれば、結局はオフィシャルストーリーに対して、こちらと一緒になって疑問を呈してくれるというわけです。

オフィシャルな側の視点からすれば、AIがトンデモを認めざるをえなくなってくるわけです。

9/11は無理でした

9/11事件について聞いてみると、またもオフィシャルストーリーを答えてくるので、「飛行機突っ込んでないのに第7ビル崩壊っておかしくない?」と言ってみるのですが、それぐらいでは効かないようです。「公的機関が評価してる」という答えに終始してしまいます。

この場合も、もし物理学や建築の知識があれば、世界中の反主流派の意見をAIに想起させることができて、AIがこちらの主張を認めざるをえないように追い込めるかもしれませんが、私の知識では無理でした。それでここは諦めたという具合です。

歴史修正主義者にお願いすること

これまで歴史修正主義者について様々な記事を書いてきたわけですが、例えば、「南京虐殺はあったんだ」などという断定を私はしていません。「オフィシャルストーリーの言うように、あったのだろう」という姿勢ですね。

ですから、私がこれらについてAIに質問すれば、当然オフィシャルストーリーが返ってきます。そしてこちらとしては、「ああ、やっぱり歴史修正主義者というのはウソつきなんだな」と納得するわけです。

ここまでで私が何を言いたいかわかったと思いますが、あなたがたがそれほど確信を持って「なかったんだ。ウソだ」というのであれば、AIを論破できるはずですよね。あなたは、AIに向き合い、そこから出てくる主流派のストーリーを破壊し、AIを納得させる材料をお持ちのはずだ。少なくとも私がウイルス学についてやったように、「少なくとも確定しているとは言えない、仮説のレベルですね」とAIに言わしめることができるはずです。

しかし、こういった「反オフィシャルストーリー」を信じ込んでいるほとんどの人間に、そんなことはできないのです。なぜなら、彼らは一次資料にもあたったことはないからです。単に、様々な本の著者のフィルターを通して説明された「まとめ」しか読んでいないのです。それを読んだだけで「なかったに決まっている」などと、どういうわけか確信を持ってしまっているだけなのです。

そういった態度というのは、結局のところ、上から与えられたものを鵜呑みにするという態度を育む戦前戦後を通じての教育によるところが大きいと思います。

歴史修正主義者は「戦後の自虐史観教育で洗脳されてきた」と主張し、我々はその「自虐史観」なるものを鵜呑みにさせられてきたらしいのですが、しかし、その「鵜呑みにさせる教育」という土台はそのままにして、洗脳する素材を変えただけの話なんですよ。

だから、歴史修正主義者は、この「鵜呑み教育」の弊害については何も言いません。「鵜呑み教育」の方が自分達による洗脳に都合が良いからです。「自分で調べて考える教育に変えれば、自ずと答えはわかるはずだ!」なんてことは言いません。そして、それに洗脳された人たちは何も調べずに鵜呑みにして「南京虐殺はなかったんだ!」と言ってるだけの話なんです。馬鹿げてます。

ともあれ、そんなに「なかった!主流派の話はウソだ!」というのであれば、AIを論破してみることですよね。

歴史修正主義者の危険性

何度か言っていますが、私は過去の日本が残虐行為をしようがしまいが、どっちでも構いません。私には無関係なことだからです。あろうがなかろうが、私の人生には一切何の関係もないことです。

それでも私がこのことを問題にするのは、過去の日本の事実を捻じ曲げようとする歴史修正主義者が極めて危険な存在であると認識しているからです。

これも何度も言っていますが、簡単に言えば、戦前戦中の日本は軍部独裁カルト宗教であったことです。これを美化して「悪いことは何もしてないんだ!」と言う人たちのことを、私はその残党としか見ていません。例えれば、オウム真理教の残党が未だにそれを信仰しているようなものです。

もう少しわかりやすく例えれば、戦前戦中の日本をオウム真理教が乗っ取ったと考えてみてください。そしてまさに多くを殺したと。ところが現代にまだその残党が残っていて、「悪いことはしてないんだ、当然のことをしたまでだ。教えられてる歴史はウソだ」と主張するわけです。

そうして、自分たちの主張に都合の良いように事実と論理を捻じ曲げ、その先にあるのは改憲して軍備増強と人権剥奪、さらには思想強制して以前のような国民の奴隷化に向かうとわかっているからです。

実際に、歴史修正主義者というのは、「過去の歴史はウソだ!」にとどまらず、どういうわけか、そういった方向を主張していますよね?これらはセットになっているのです。最終的な目的は後者にあるからですよ。ここも間違いないところでしょうね。

歴史修正主義者の矛盾

私は「歴史修正主義者のウソ」を暴くほどには勉強できていませんが、少なくとも論理的な矛盾点は指摘してきたつもりです。彼らは都合よく解釈を変えるため、あちこちで論理的な矛盾を起こしてしまい、まるで一貫性がありませんね。そういったところも、彼らが都合よくウソをついていると断言できる理由です。

また、特に橋本琴絵のような人物は明らかなウソから出発して都合のよい結論に人々を誘導しようとしています。これは極めて危険と考えています。

 

 

 

 

 

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