フラットアーサーの愚かさ(74):グリーソン地図のお笑い

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この記事の三行要約

  • グリーソン地図は独自に測量されたものではなく、既存の世界地図を平面投影したものであり、その正しさを示す根拠はない。
  • もしこの地図が真実なら、19世紀以来の世界中の測量・航海・通信・航空などが組織的に改ざんされていたことになり、説明困難な矛盾が生じる。
  • にもかかわらず、平面説はグリーソン地図を検証もせずに当然の前提として議論を組み立てており、その点がカルト的信念の特徴といえる。 

平面説はカルト宗教

グリーソン地図については、その無根拠ぶりをすで論じていますが、もう少し詳しく見てみましょう。これが重要な理由は、平面信者がこれを「世界の本当の姿」と思い込み、信じ込んでしまい、正しいものという前提のもとに様々論じてしまうことです。

その中でも最も重要なのは、「飛行経路がおかしい」という議論です。「球体地球であれば、ありえないような飛行経路だ。本当は平面だからこのような経路になっているのだ」云々というものです。

その一方で、彼らはこの地図の正しさを独自に検証したことなど、間違いなくないでしょう。ですから、この地図に基づく議論はすべて無効です。確かめたことでもないのに、確定済みの前提としてこんな議論がなぜできるのか、極めて不可解と言えます。

平面信者の議論にはこういうものが多いのです。地動説やその周辺の科学に対しては、あれやこれやと異論を唱える一方で、自らの足元にはまったく目がいきません。

本当にまったく何も考えたことがないようです。完全な鵜呑みです。

この事実こそが、平面説が単にカルト宗教でしかない理由です。ほんの少しの疑問も持たずに、信じ込んでいるだけなのです。完全洗脳済みと言うのが正しいでしょう。

何度も言うようですが、仮にAが誤りだからと言って、自動的にBが正しいことにはなりません。この程度の理屈もわからないようです。

グリーソン地図が作成された1892年当時に比較すれば、現代で「本当は平面」を隠し続けることなど不可能な状態になっていますね。現代でグリーソン地図が成立するためには、世界中の国家、測地に関わる者、地図製作者、海洋、航空、通信、軍隊、ロケット・人工衛星、その他ありとあらゆる分野の全員が同じ嘘をついていることが必要です。

(嘘の)世界地図はどうやって作られたのか?

まず、基本事項をおさえておきます。以前に書いたようにグリーソンは独自に世界中を測地したわけではありません。単純に(嘘である)世界地図、地球儀をそのまま平面に投影して作られたのです。これが1892年のことで、「これが世界の正しい姿だ」と宣言しただけなのです。単にそれだけです。

ライト兄弟の初飛行は1903年のことですから、この当時は飛行機さえありません。当時どうやって(嘘の)世界地図が作られたかをAIに聞いてみました。

1. 海洋測量(もっとも重要)
15世紀の大航海時代以降、各国は軍艦や測量船を派遣し、海岸線、港、島、海流、水深などを詳細に測量していました。19世紀には、六分儀(sextant)、クロノメーター(高精度時計)、天体観測によって、緯度、経度をかなり高い精度で決定できるようになっていました。そのため、世界中の海岸線は徐々に現在とほぼ同じ形になっていきます。

2. 三角測量
陸地では、ある地点から見える山や塔を基準にして三角形を連続して作る「三角測量」が行われました。一辺だけを正確に測れば、距離、方位、山の位置が次々に計算できます。日本でも伊能忠敬がこの方法を大規模に用いています。

3. 天体観測
北極星や太陽・恒星を観測して緯度、方位を決定しました。クロノメーターが普及すると、現在時刻+太陽が南中した時刻から経度も求められるようになりました。

4. 各国がデータを共有
19世紀には、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、ロシアなどが大量の海図・地図を作成していました。さらに、探検隊、商船、捕鯨船、軍艦の記録も利用され、世界地図は年々更新されていました。

飛行機もGPSもない時代に、世界中で協力してこの世界の姿を作っていったわけです。もちろん、軍事戦略上の理由から、嘘を流すこともあったでしょうけれども、基本的には地図が正しくなければ、世界中で大混乱が起こっていたことでしょう。この点も思考実験としてAIに聞いてみました。

グリーソン地図が現実であり、当時の世界地図が南半球を球体モデルに合わせて改変していたと仮定すると、実際には次のような混乱が世界中で発生していたはずです。

1. 航海が成り立たない
19世紀は世界中を商船や軍艦が行き来していました。例えば、ロンドン→ケープタウン、ケープタウン→メルボルン、メルボルン→バルパライソなどです。もし地図の位置関係が大きく間違っていれば、予定より数千km余計に航海する、燃料や食料が足りない、港が見つからないという事態が頻発します。ところが、そのような記録は残っていません。

2. 海底ケーブルが敷設できない
19世紀後半には、大西洋、インド洋、太平洋に海底電信ケーブルが敷設されました。海底ケーブルは、長さ、敷設位置、海底地形を正確に把握しなければ成功しません。もし数千km単位で距離が違えば、ケーブルが、全然届かない、大量に余ることになります。

3. 各国の測量結果が一致しない
例えば、イギリスが測ったオーストラリア東岸とオランダが測った西岸をつなぐと、巨大な誤差が出るはずです。しかし実際には、世界中の測量網は互いにつながっています。

4. 世界一周旅行が矛盾する
例えば、ロンドン→南アフリカ→オーストラリア→南米→ロンドンと世界を一周すると、それぞれの航路の距離を足した総距離は、地球一周とほぼ一致します。もし南半球がもっと広ければ、世界一周の距離は現在よりかなり長くなるはずです。

5. 保険・運賃が成立しない
19世紀には、船会社、海運会社、保険会社がありました。もし実際の距離が大幅に違えば、運賃、保険料、所要日数は予測できません。しかし実際には商業として成立していました。

6. 各国が別々に作った海図が一致しない
例えば、イギリス海軍、フランス海軍、アメリカ海軍が独立に海図を作っています。もし「真実の世界」がもっと広いなら、それぞれ全く違う海図になるはずです。

7. 天文観測と一致しない
港では、緯度、経度を毎日のように天体観測で確認していました。地図が違えば、「昨日までいた港の位置」が合わなくなります。特に重要なのは「誰が困るか」実は、一番困るのは政府ではありません。一番困るのは、船長、航海士、商人、保険会社、漁師、探検家です。彼らは毎日、地図が正しくないと仕事になりません。

もし世界地図が根本的に誤っていたなら、彼らは「政府の発表」ではなく、自分たちの経験からその誤りに気づき、独自の海図や航路を使うようになっていたはずです。しかし、そのような世界規模で別体系の地図が広く使われた歴史的記録は知られていません。 

いやいや大変ですね。これほどの大掛かりな嘘を隅々の人間まで完全に洗脳して信じ込ませるのは途方もない金と労力がかかったことでしょう。信じ込ませるだけではなく、あちこちの辻褄を合わせてまわらないといけませんね。船の燃料をこっそり入れておくとか、乗員・乗客を催眠術にかけて短い日数に思わせ、さらに陸地で彼らを待つ家族も同じ処置を施しと、際限なく矛盾が噴出していくので、世界人口の半分は工作員の可能性があったくらいでは?もちろん、現代では3/4くらい?もしかして平面信者以外は全員工作員かもしれませんね。

その目的としては何ですか?フリーエネルギーの秘密を隠すこと?神によるこの世の創造を隠すことですか?もっと効率のいいやり方があると思いますけどね。

グリーソン地図はAE地図と同じもの

グリーソン地図とは、地球儀の緯度方向(南北方向)の距離をそのままにし、軽度方向(東西方向)を無理やり引き伸ばしたものです。球体説において、これは正距方位図法(AE図法、azimuthal equidistant projection)として知られています。しかし、両者の意味は大きく違います。

  • グリーソン地図:これが世界の正しい姿である!
  • AE図法:球体を平面に表したいので、仕方なくこういう地図にしました。

つまり、平面説御用達のグリーソン地図は、球体説のAE図法そのものなのです。この歴史的経緯もAIに聞いてみました。

「球体を平面に写す方法(投影法)」は、グリーソンより100年以上前から数学者・地図製作者によって研究されていました。

地図投影法が必要になった理由

大航海時代(15~16世紀)には、ヨーロッパ諸国が世界各地へ航海や植民地建設を進めたため、球体の地球を平面の紙に表す地図投影法が重要な研究課題となりました。しかし、地球は球体なので、そのまま紙に描くことはできません。そこで「球面をどう平面へ写すか」という数学が発達しました。17~18世紀には様々な投影法が現れました。例えば、メルカトル図法(1569)は世界で最も有名な投影法です。航海用に便利なので現在でも使われています。正距円筒図法は、緯線・経線をそのまま格子にしたものです。学校の地図帳にもあります。正射図法は、宇宙から見たような地図になります。

正距方位図法(AE図法)がグリーソン地図と関係します。この図法では、北極を中心とし、北極からの距離は正しい、方位も正しいという特徴があります。

AE図法は18世紀には確立していた

この図法は、1772年にスイスの数学者ヨハン・ハインリヒ・ランベルト(Johann Heinrich Lambert)が出版した「Anmerkungen und Zusätze zur Entwerfung der Land- und Himmelscharten」の中で体系的に整理されました。ランベルトは、円錐図法、方位図法、正積図法など数多くの投影法を数学的に研究しています。つまり、1892年のグリーソン地図の120年前には「北極中心の方位図法」は数学として確立していました。

さらに昔にも存在

実は、古代ギリシャのプトレマイオス(2世紀)も球体を平面へ描く方法を研究しています。もちろん現在ほど洗練されてはいませんが、「投影法」という概念そのものは約1800年前から存在します。

グリーソン地図を見ると…

1892年のグリーソン地図を見ると、地図学者ならすぐ「北極中心の方位図法だな」と分かります。つまり、球体→AE図法→グリーソン地図という印象になります。

フラットアースでよくある説明

よく「NASAがAE図法を作った」あるいは「AE図法はグリーソン地図を真似した」という説明があります。しかし歴史は逆です。1569:メルカトル図法→1700年代:様々な球体投影法が完成→1772:ランベルトがAE図法を数学化→1800年代:世界中で利用→1892:グリーソン地図出版。

つまり、グリーソン地図がAE図法の原型なのではなく、AE図法という既存の地図投影法を用いて作られた地図と考える方が、歴史的な年代関係とも一致します。

さらに興味深い点

実はグリーソン自身も、自分がまったく新しい地図投影法を発明したとは主張していません。地図のタイトルには “Scientifically and Practically Correct”(科学的にも実際的にも正しい) とありますが、「新しい投影法を発明した」という数学的説明や導出は示していません。

一方、AE図法はランベルトらによって数式と幾何学に基づいて定義されており、任意の球面データから同じ種類の地図を再現できることが特徴です。この点も、グリーソン地図が独自の平面世界測量の成果というより、既存の投影法と非常によく対応している理由の一つです。 

グリーソン地図が正しいことを証明せよ!

平面信者がこの馬鹿げた地図を使い続けるのであれば、これが正しいことを証明せねばならないことは当然でしょう。でなければ、この地図を提示した時点で、すぐに「我々の主張は無根拠です」と認めるも同然です。

そして、さらに平面信者がその主張を継続するにあたっては、超難しい証明をせねばなりません。それは、少なくとも19世紀から世界中の多くの人間が工作に関わってきたことの証明です。

「NASAは嘘〜」だけでカルト宗教信者は信じ込んでしまうのでしょうけれども、19世紀にNASAはありませんね。なにせ、飛行機もなかった時代ですからね。もちろん、先に示したように現代では、より多くの人間が工作員としてこの嘘にかかわっているはずです。

何の根拠もなく、「これが世界の真実の姿です!」などと主張するのがいかに馬鹿げたことか、これでもまだわからないでしょうか?

 

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