あなたの人権は国家や憲法の上にある〜講演会のさわり(3)の続きです。
今回は、アナーキストの考え方を紹介します。何かしら「過激な人たち」「暴力行為?」と思われがちですが、全然違います。むしろ逆で、アナーキズムとは徹底的な平和主義と言えると思います。
まず、国とはどこでもこういうことです。強大な権力を集中させれば、それを利用して必ずうまい汁を吸おうとする連中が現れ、その結果、我々の権利が侵害されていくのです。これは古今東西同じことです。
で、アナーキストの言い分としては、こういうことです。
まず、これを考えてみましょう。我々には自然権があり、それを他者が侵すことはできません。つまり、他人かの自由を奪ったり、理由なく財産を取り上げたりする権利はありません。これらをやれば犯罪です。どの個人であっても、そんな権利はないわけです。
そういった「権利」を持たない個人100万人が集まって合意しようが、自動的に魔法のようにそんな「権利」が発生するはずがないのです。
そして、国は国民の代理人にはなれません。国民にない権利を国が行使することはできないのです。
例えば、弁護士を代理人として「私の代わりに訴訟してくれ」とは言えますが、「私の代わりにあの人を殴ってくれ」とは言えないのです。では、実際の国がやってることって何なのでしょうか?
さらに、我々は契約なんかしてません。生まれた時点で自動的にこのシステムに自動加入させられています。成人になったら契約に同意するかどうか聞かれますか?そんなことありませんね。
そもそもの国の成立と目的を思い出してください。人々の人権を守るために国があり、人々の合意(契約)によって国が成立したのです。つまり、国とはサービス機関にすぎないのですが、勝手に解約できないのです。
ここからは、拙訳『認知戦争・認知支配の全貌』から引用してみます。
さて、国が権限を持つ唯一の方法としては、人々と個別に契約を結ぶことです。もちろん、その個人が可能な範囲の権限です。国家とはサービス機関にすぎないのです。
私の見解としてはこうですね。そもそもは不可能なんですが、仮に可能であるとして、個人の権限を超える権限を国に持たせるのであれば、その同意文書がなければならないはずです。そんなものがないのですから、国は既に無効なのでは?
ここまでの話のまとめです。
以上で「あなたの人権は国家や憲法の上にある〜講演会のさわり」シリーズは終了です。
2016/7/4の講演会で使用したスライド200枚のうち、55枚程度を紹介しました。いわば基礎編になります。次回2016/11/28では、このあたりはさらっと流してもう少し突っ込んだ話をしていきたいと思います。
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