原爆なかった論の戯言:林千勝の大嘘(11)〜都築論文の変遷の続きです。
この記事の三行要約
- 通常爆撃で広島原爆と同程度の被害を出すには、USSBSの試算で約220機のB-29、約2,100トンの各種爆弾が必要とされる。
- 3月10日の東京大空襲は325機のB-29による大規模攻撃だったのに対し、広島ではその規模の通常爆撃機編隊を示す日本側記録や目撃証言が見当たらない。
- 「原爆は存在せず、通常爆撃・ナパーム・毒ガス等で広島の被害を生じさせた」という説なら、大規模な航空攻撃をどう隠したのか説明できない。
とても簡単なことです。こんなものを信じるのはバカです。
B29が200機は必要
もし原爆がなく、通常兵器で爆撃したならば、B29が200機は必要であり、各10トン程度を積載するB29の編隊が次々に爆弾その他を落としたはずなのに、そういった証言がないのは一体なぜなのか?
まったくないんですよ。林は苦し紛れに前日のB29編隊などを取り上げていますが、宇部などへの爆撃機です。この時間に広島上空をうろうろしていたら、翌日8:15以降に爆撃をするまでには燃料がつきます。
もちろん、当日の「大編隊がやってきて、爆弾を落としていった」という証言を、林はただの一つたりとも示せません。
この問題は、既に最初の記事原爆なかった論の戯言:原爆の偽装なんてできるの?大編隊による通常爆撃の無理筋で論じたのですが、要するにこうです。
- 通常兵器で爆撃するには200機は必要とパルマーは認めている。
- そして、日本側が故意に警報を解除したために、多数の犠牲者を出すことになったとしている(日本側の協力が必須)。
- さらに、こう書いている、「最初に閃光爆弾、続いて色付きの煙幕弾――によって、両種類の爆弾は魔術と神秘の帳(とばり)の向こうに隠された。すべての爆発によって発生した煙、そして地上で急速に拡大する火災によって生じた煙もまた、地上にいる人々から攻撃機を隠す役割を果たしただろう。したがって、攻撃の初期段階では目標上空の航空機を最小限にする必要があったものの、しばらくすれば、ナパーム、マスタードガス、そしておそらく我々が見落としているその他の兵器を必要量投下するため、より多数の航空機を投入することが可能になったはずである。」
- ところが、日本側の記録としては、事前偵察機も含め、数機しか発見していないことになっている。
- そんな大編隊を見たという証言もない。
これをどう実現するのですか?
- 日本側の全面協力が必要。最上部から末端まで申し合わせる。
- 証言者側も「そんな大編隊は見ていない」ことにする必要がある。
仮にパルマー・林の説が正しいのだとすれば、彼らに与えられた最重要課題は、間違いなく上の2つを暴露することです。毒ガスの症状だったの、高線量はなかっただの、そんなものは枝葉の問題です。
これができない以上、彼らの説はまったくお話にもならないということです。まして林は、パルマー程度の考察にさえ達していません。
林は、この重大な問題について、知らん顔をし、頬かむりをし、無視しているのです。とんでもないウソつきであることが明白です。
原爆はなく、通常兵器、ナパーム・毒ガス・放射性廃棄物で攻撃したのであれば、それを運ぶ飛行機が必要なんですよ、わかりますか?それを広島上空に飛ばして、白昼堂々と公衆の面前で落とす必要があるのです。頭の悪いあなたにもこの程度はわかりますね?
これを日本側の探知もなく、目撃者もなく実行する必要があるのです。あるいは、日本側全面協力のもと、口をふさぐ必要があるのです。一言で言ってよいですか?
バカなの?
まさに、「ウソは大きければ大きいほど信じやすい」を、地で行ってますね。このやり口は、SNSではおなじみでしょう。深田萌絵、さとうさおり、へずまりゅう、河合ゆうすけ、吉野敏明、石濱哲信、警察官ゆり、及川幸久、藤原直哉、佐野美代子、神谷 宗幣と一派、エリザベス、皆同じです。ウソばかりついていますが、検証もせずに、そういったウソを信じ込む人が多いのです。だから儲かるのですよ。林千勝もそれらと同程度です。林の場合は、いかにも学術的な体裁をしていますが、上の連中に引っかかるようなバカをちょっと卒業しただけの人を騙すための仕掛けにすぎません。
広島の惨状を写真で
では、ここで広島の惨状をいくつかみてみましょう。
あ、すみません!手違いで東京大空襲の写真がまぎれこんでしまいました!実際、どっちがどっちだかわかりませんよね?
「隠され続ける東京大空襲の巨大災禍」
で、林は、『第30章 隠され続ける東京大空襲の巨大災禍』として、なぜか東京大空襲について語り始めるのですが、こうです。
P355:1945年3月10日、油脂焼夷弾(ナパーム焼夷弾含む)45キロ級8545発、2.8キロ級18万305発、エレクトロン爆弾740発、100キロ爆弾6発などが東京に落とされた。
P357:広島・長崎に落とされた原爆2発の組み立て責任者ノーマン・ラムゼーの後の説明:「毎週のように、日本への一連の通常爆撃で2万トンの爆弾が投下されていた。比率にすれば(実際には7月、8月あたりの話だが)推定では数日で原爆一発に匹敵する規模に近かった。ということで、現場にいた多くの人々の目から見れば、原爆は、その後に証明されたような、非常に強力な兵器だとは考えられていなかった」
で、林は、「未だに東京大空襲平和記念館がないのはなぜか?」との疑問を呈し、その答えとしてこう言うのです。
東京大空襲の被害の実相がより広く知られ、広島・長崎と比較対照されては困るのだ。
いやいや、比較対照されると困るのは、林じゃないかと私は思うのですが。
ここで林は完全に墓穴を掘っているからです。最初に何と言っていますか?「油脂焼夷弾(ナパーム焼夷弾含む)45キロ級8545発、2.8キロ級18万306発、エレクトロン爆弾740発、100キロ爆弾6発などが東京に落とされた」と言ってますね。
広島原爆と東京大空襲の規模の比較
これを比較するのは難しいのかもしれませんが、だいたいの感覚がつかめればそれでよいので。
東京大空襲から80年「火だるまの子ども」 次世代に伝える東京大空襲の体験 東京都江東区・築山実(当時16歳) という記事に、1945/3/10の大空襲の地図があります(黒の部分)。
一方、80th Anniversary of the Atomic Bombings: Revisiting the Record に1945/8/6広島の被害地図があります。
- A(赤)=爆風+火災による非常に甚大な被害
- B(黄)=爆風+火災による中程度の被害
- C(茶)=爆風・火災による部分的被害
ということだそうです。で、東京と広島を同じ縮尺で並べてみました。そこにだいたいの被害範囲を書きました。東京は黒の部分、広島は黄色の部分を含めた範囲です。
そして、パルマー自身が書いていたように、1946年の米国戦略爆撃調査団(USSBS)が、広島の原爆による物理的損害と人的被害に相当する効果を通常爆撃で出す場合について、次のように推計しているわけです。
- 220機のB-29
- 焼夷弾:1,200トン
- 高性能爆薬(HE):400トン
- 対人・破片爆弾:500トン
- 合計:約2,100トン
1945/3/10の東京大空襲では、先に紹介した通りの弾薬量で、B29は325機だったそうです。上で見た被害地図からも、うなずけるところじゃないかと思います。
そうなんです。通常爆撃で広島の被害を出すには、220機のB29がどうしても必要になるのです。この大編隊が白昼堂々と爆弾を落としているところを、誰も見なかったというのですか?日本の監視所も何も検知しなかったというのですか?
ありえませんね。
「そういった目撃証言、日本側の記録もなく、原爆も決して存在せず、通常爆撃であの被害が起こした」というのであれば、これはもうトワイライト・ゾーンか何かの出来事では?まともな人間がこんなことを信じるはずはないのです。
もし万が一、林の幻想ではなく、こんなことを本気で信じ込んでいるのであれば、それは林の知的レベルが破滅的だということです。
You unlock this door with the key of imagination. Beyond it is another dimension: a dimension of sound, a dimension of sight, a dimension of mind. You’re moving into a land of both shadow and substance, of things and ideas. You’ve just crossed over into… the Twilight Zone.
想像力という鍵で、この扉を開く。その向こうには、もう一つの次元がある。音の次元、視覚の次元、そして心の次元。あなたは今、影と実体、物と観念が共存する世界へと足を踏み入れている。あなたはたった今、境界を越えた――「トワイライト・ゾーン」へと。










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