フラットアーサーの愚かさ(79):御都合主義による「宇宙はない」

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この記事の三行要約

  • 現代の「宇宙はない」という主張は古典的な平面説にはなく、宇宙開発や人工衛星など現代の観測事実との矛盾を回避するため、後から付け加えられた比較的新しい考え方である。
  • 宇宙を否定すれば、人工衛星やISS、探査機、GPSなど膨大な証拠を個別に説明する必要がなくなり、平面説を維持しやすくなるという御都合主義が見て取れる。
  • 一方、一般市民はGPSや天気予報、通信など宇宙開発の恩恵を日常的に受けており、それらを検証もなく一括して否定するのは、根拠より信念を優先した態度と言わざるを得ない。 

「宇宙はない」は、いつも通りの御都合主義の結果である

この点は、書こうか書くまいが迷ったのですが、それは素人の立場で宇宙の存在を証明する方法がないからです。「各種宇宙開発は本物である」と断言できる材料もありません。しかし、それでも書くのは、これもまた、間違いなく平面信者の御都合主義から生まれたものにすぎないからです。

平面説というのは御都合主義の塊でしかありません。観測事実や理論から生まれたものでは、まったくありません。「地球は平面」という大前提にとって不都合なものは否定されるのです。単にそれだけであって、検証も批判的思考もできない極めて愚かな平面信者が信じ込むだけの代物です。

まず、これまで何度も指摘してきましたが、地球を平面にしておくためには、次の二大教義が必要です。平面信者となるためには、これらを信じ込まねばなりません。近距離天体モデルと重力不存在説です。

これに加え、現代の平面信者にとっては、「宇宙はない」がとても重要になります。宇宙が存在し、宇宙開発が存在してしまうと、「宇宙から見た地球の姿」が明確になってしまうからです。

そして、宇宙開発の個別の事例を否定するのはとても面倒なので、ひとまとめに「宇宙はない」ということにしたようです。そして当然ですが、平面信者は「宇宙はない」と信じ込んでいるようです。

もうひとつ言っておくと、私自身はNASAによる「地球の写真」や「月着陸」を疑ってますよ。その前提の上で、「何の事実もなく、宇宙開発全体、宇宙全体を否定するのはいかがなものか」と言っているだけです。

「宇宙はない」が出てきた経緯

繰り返しですが、私自身は宇宙や宇宙開発が事実とする証拠を持ち合わせてはいません。この「宇宙はない」の経緯についてAIに聞いてみました。

フラットアースにおいて「宇宙はない」が出てきた経緯は? 

「フラットアース=宇宙は存在しない」という考えは、実は古典的なフラットアース説にはありません。これは比較的新しい流れで、2010年代以降にインターネット上で形成された思想です。大まかな経緯は次のようになります。

  • 19世紀の古典的フラットアース
    • サミュエル・ロウボサム(Samuel Rowbotham)のゼータ説では、地球は平面ですが、太陽・月・星は実在する天体でした。
    • それらは地表から数千km程度の高さを回っていると考えられ、宇宙空間という概念は曖昧だったものの、「天体そのもの」は否定していませんでした。
  • 20世紀のフラットアース協会(Flat Earth Socity)
    • 1956年に設立されたフラットアース協会も同様です。
    • 宇宙飛行はNASAの捏造だと疑う人はいましたが、「宇宙そのものが存在しない」とまでは主張していませんでした。
  • アポロ陰謀論との融合
    • 1969年のアポロ計画以降、「月面着陸は捏造」という陰謀論が広まりました。
    • これがフラットアース運動に取り込まれ、「NASAは嘘をついている」という考えが中心になっていきます。
  • 2015年前後のYouTube時代
    • Eric Dubayなどのインフルエンサーが人気を集めます。
    • しかし問題がありました。現代では、人工衛星、ISS惑星探査、ハッブル宇宙望遠鏡、SpaceXなど、宇宙開発の証拠が大量に存在します。
  • 「宇宙は存在しない」への発展
    • これらを説明できないため、宇宙はCG、ロケットは途中で海に落ちる、ISSはスタジオ撮影、人工衛星は存在しない、星空はドームや投影と主張するようになります。
    • つまり、「NASAが嘘をついている」→「宇宙探査は全部嘘」→「そもそも宇宙なんて存在しない」という形で発展したわけです。

なぜ「宇宙がない」まで行き着くのか

これは平面説の内部論理によるところもあります。もし宇宙が存在すると認めると、

  • 人工衛星はどう説明するのか
  • ISSは?
  • 月探査機は?
  • 火星探査機は?
  • ボイジャーは?

という問題が次々に出てきます。一つ一つを否定するよりも、「宇宙という前提自体が嘘」としてしまった方が、理論の維持が容易になります。

近年はさらに過激化

最近では、「宇宙は水で満たされている」「天蓋(Firmament)がある」「ロケットは天蓋にぶつかる」「NASAは悪魔崇拝組織」「宇宙飛行士は全員俳優」など、宗教的・陰謀論的要素と結び付く例も少なくありません。

重要な点

「宇宙はない」という主張は、フラットアース理論から論理的に導かれた結論というより、現代の宇宙開発や天文学との矛盾を回避するために後から付け加えられた要素と考えるのが歴史的には妥当です。

実際、19世紀から20世紀前半のフラットアース文献には、今日のような「宇宙そのものは存在しない」という主張はほとんど見られず、太陽・月・星は実在の天体として扱われていました。現在の「宇宙否定論」は、インターネット時代に陰謀論と融合する中で形成された比較的新しい潮流と言えます。
 

古き良き時代の平面説では問題にならなかったが、今は違う

もちろん、19世紀にも宇宙の存在は認識されていたはずですが、「行く」などということは考えられなかったので、特に問題にはならなかったのですね? 

その理解で概ね正しいと思います。19世紀には、「宇宙(天体の存在する空間)」そのものは当然の前提でした。ニュートン力学が確立し、望遠鏡による天文学も発展しており、惑星や恒星が広大な空間に存在するという考えは、少なくとも科学界では広く受け入れられていました。

一方で、当時は、人工衛星、宇宙ロケット、宇宙飛行士、月面着陸などは存在せず、「人間が宇宙へ行く」ということ自体が現実的な話題ではありませんでした。

そのため、ロウボサムらの平面説は「天体は近くを飛んでいる」と主張するだけで済み、「宇宙飛行は全部捏造だ」といった議論を展開する必要がなかったのです。

逆に言えば、現代のフラットアースが「宇宙は存在しない」という方向へ進んだのは、宇宙開発の成功が積み重なった結果とも言えます。

例えば、もし「宇宙はある」と認めるなら、次のような膨大な観測事実を説明しなければなりません。

  • 数千基の人工衛星の軌道
  • GPSや気象衛星の運用
  • ISSの周回と地上からの観測
  • 月・火星探査機から送られるデータ
  • アマチュア天文家による人工衛星やISSの追跡
  • 電波天文学や惑星探査の成果

これらを個別に否定するのは非常に困難です。そこで、「NASAが嘘をついている」からさらに一歩進めて、「宇宙そのものが存在しない」「空はドームで閉じられている」とする方が、平面説全体を維持しやすくなったわけです。

皮肉なことに、19世紀の平面説は「天体がどう動くか」という限定的な議論でしたが、21世紀のフラットアースは現代科学全体と衝突するため、その矛盾を埋めるために宇宙否定や大規模な陰謀論を取り込む傾向が強くなっています。これは、宇宙開発や観測技術の進歩が、フラットアースの主張に新たな説明を次々と要求するようになった結果と見ることができます。 

「宇宙はない」で思考停止する平面信者

しつこく繰り返しですが、私自身は何の証拠も持ち合わせてはいません。しかし、こういった素人の立場でもその多大な恩恵を受けているとAIは言います。もし「宇宙はない」と主張するのであれば、平面信者はこれらのうちのどれか一つでも嘘であることを暴露すべきではないでしょうか?

それがない限りは、「口先だけ」という批判がついてまわることになりますね。要するに、平面説とは、「手も動かさず、計算もせず、何もせず、口先だけであーだこーだ言ってるだけの戯言」なのです。

最近、ますますこれを確信しているので、ますます「平面信者とは見下げ果てた連中である」と認識するようになってきています。

ごく普通の一般庶民が宇宙開発から受けている恩恵といえば? 

実は、一般の人が毎日受けている恩恵は非常に多く、「宇宙開発は自分とは関係ない」と思っていても、生活のあらゆる場面で利用されています。特に分かりやすいものを挙げると、

  • GPS・カーナビ・スマートフォン
    • 車のカーナビ
    • Googleマップなどの地図アプリ
    • タクシー配車
    • 配達員の位置情報
    • 登山や釣りの位置確認
  • 天気予報
    • 台風の進路予測
    • 豪雨・大雪の予測
    • 雨雲レーダー
    • 農業・漁業の計画
  • テレビ放送
    • BS・CS放送
    • 離島や山間部への放送
  • 通信
    • 衛星インターネット
    • 船舶・航空機との通信
    • 災害時の非常用通信
  • 災害対策
    • 火山噴火の監視
    • 森林火災の検知
    • 洪水・土砂災害の把握
    • 地震後の被害状況の撮影
  • 農業
    • 作物の生育状況
    • 水不足の監視
    • 肥料散布の効率化
    • 精密農業
  • 漁業
    • 海水温の観測
    • プランクトン分布
    • 漁場予測
  • 航空・船舶
    • 航法
    • 天候情報
    • 安全運航
  • 金融・社会インフラ
    • 銀行ATM
    • クレジットカード決済
    • 株式市場
    • 携帯電話基地局
    • 電力網

これらはGPS衛星による高精度な時刻同期に大きく依存しています。

一番身近なのは?

多くの人にとって一番身近なのは

  • スマホの地図
  • 天気予報
  • GPSによる位置情報

でしょう。例えばスマホで「現在地」を押すだけでも、

  • GPS
  • GLONASS
  • Galileo
  • BeiDou

などの測位衛星を利用している場合があります。

「宇宙開発」と「人工衛星」

なお、厳密にはこれらの恩恵の多くは人工衛星の運用によるもので、「宇宙探査」(月や火星への探査)とは区別されます。

ただし、人工衛星を打ち上げ、運用し、宇宙空間で機能させる技術は宇宙開発の中核です。そのため、「宇宙開発の恩恵」と言えば、一般にはこれらの衛星利用も含めて指すことが多いです。

 

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