この記事の三行要約
- フラットアースでは「地球は平面」という結論を守るために重力を否定する。重力を認めると天体が球形になる理由や球体地球そのものを自然に説明できてしまうからである。
- たとえ平面地球であっても、そこに重力があると、円盤の端ほど重力が中心向きになり、人や海や大気がすべて中心へ集まってしまうため、結局平面地球は成立しえなってしまう。
- フラットアーサーの「密度と浮力で説明できる」という主張は、方向を持たない量である密度を「向き」と勘違いさせている。そして、浮力自体が重力を前提としている。フラットアーサーの主張は「エンジンは存在していない。車はタイヤで走るのだ」と言うようなものである。
フラットアーサーの愚かさ(25):天体高度に関するフラットアーサーの悲劇で説明したように、フラットアーサーの教義として、そもそも「地球は平面である」があり、その教義に適合するよう必然的に「天体は近距離にある」でなくてはならず、しかし、このトンデモ設定によってにっちもさっちもいかなくなっていますが、重力についても全く同じことが言えます。
重力は平面説にとって非常に不都合!
もちろん、平面説はただのご都合主義です。それも徹底的なご都合主義なのです。
地球は平面である(確固たる教義)
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なので、重力があると都合が悪い(結論に合わせた無理やりな前提)
これだけではわかりませんよね。なぜ平面説にとって重力は都合が悪いのか? 「地球は平面で、そこに重力という下向きの力があって我々が暮らせている」でもいいじゃないですか?しかし、彼らはそう考えなかったのです。
そこに行く前にこれを説明しておきましょう。
- 重力は物質を球形に集めてしまう。水滴は球になり、惑星は球になり、恒星は球になる。したがって、地球も球体のはず、になってしまう!
- つまり、すべてが球であることを同じ原理で説明できてしまう!それではだめ!地球だけは平面でないといけない!
- そして、球体地球であれば、その裏側にも人が住めてしまう。これは絶対にまずい!
これだけで十分に重力を否定する十分な理由になりますが、「星々は球だが、地球だけは平面で、そこに重力はある」とする考え方もあったかもしれません。しかし、今度は別の意味でまずいことになってしまうのです。
考えてみてください。重力は質量から生まれます。地球が円盤だとすると、円盤の周辺になるほど中心方向に向かう重力が強くなりますね。するとどうなるでしょう?
- 平面地球の端っこにいる人や物は、中心に向かう強い力を受けることになる
下向きどころか、中心向きなので、ほとんどすべてが中心に向けて集まってしまうのです。
重力不存在説は、天体近距離説に勝るとも劣らない無理筋
ともあれ、平面説においては、重力は存在しないことになっています。では、どうして物が落ちるのか、逆になぜ風船が上にあがっていくのかですが、
密度と浮力(density and buoyant)によるものです
エリック・デュベイのような悪質な詐欺師はこういう説明をしますが、これで納得する人はおバカさんです。まず、いかにも科学的な言葉を使っていますが、その言葉の意味をまるで理解できていません。
科学的な言葉を使って説明したつもりになっており、受け手もまるで意味を理解できておらず、調べる気もないので、「そうか、科学だな」と考えもせずに受け入れてしまいます。
考えなくていいんです。なぜなら、大前提としてこれはただの信仰だからですよ。これが平面説の本質と言えますね。「科学的な言葉→ふむふむそうか→まったくその意味を考えたことがない」というわけです。ですから、他者から質問されると説明できなくなり、逃げだすしかないのです。これが平面説信者の本質と言えます。
密度について
密度とは物理学的に言えば、スカラー量(ただの大きさ)であって、ベクトル量(大きさと向き)ではありません。量、大きさであって、方向、向きなどは一切ありません。「密度差で物が落ちる」などという馬鹿げた説は、まるで
「100という値は50より大きいから、この値は東に向かうのだ」
と言ってるようなものです。数字の大小から方向は出てきません。このバカバカしさをどうやって表現すればいいのかと考えたのですが、こういう例はどうでしょう?
同じ大きさのボールがあります。一つはプラスチックで中身なし、もう一つは鉄球です。これを大量に床にばらまいたら、鉄球はどっちに移動しますか?
あまりにバカバカしくて涙が出そうなレベルですが、フラットアーサーの主張はこれと全く同じことなのです。
浮力について
これはアルキメデスの原理と言われるものですが、そもそもこの大前提が重力であることを知らないのでしょうか?
「流体(液体や気体)中の物体は、その物体が押しのけている流体の質量が及ぼす重力と同じ大きさで上向きの浮力を受ける」というものである 。
アルキメデスの原理は、この浮力が、物体が沈むことによって水を押しのけている領域における水の質量が及ぼす重力と同じ大きさ、向きが上向き(重力の向きと正反対)と述べている。
上述した関係は次の数式で表現することができる。
F=-ρVg
F : 浮力[N], ρ: 水の密度[kg/m3], V : 物体の水没している部分の体積[m3], g : 重力加速度[m/s2]
説明自体に「重力」が出てきますね。しかし、重要な点は浮力Fです。Fは、水密度(空気中の場合は空気密度)、体積、重力加速度に関係します。重力つまり重力加速度が0であれば、Fも0になるのです。何の力も働きません。
物体が受ける浮力というのは、重力加速度つまり重力がなければ成立しようがないのです。そしてもちろん、アルキメデスの原理は、少なくともニュートン以降の数百年にわたり正しいことが証明されています(実際に重力加速度を測定したのはニュートンではありませんが)。
自動車はタイヤだけで走る!
平面説の「重力は存在しない。密度と浮力で説明できる」という主張をなぞらえると、こんな感じですか?
「エンジンは存在しない。車はタイヤで走る」
いや、ここまで説明しておいて、私としては「重力不存在仮説」はとても興味深いと思っていますよ。ですから、いったいどういう仕組みで成立するのか知りたくてフラットアーサーに質問したわけです。しかし、はぐらかし、中傷し、無礼な言動をする一方で、質問の答えはありません。
皆さん、この事実はこれが科学などではなく、ただの宗教でしかないことを如実に物語っているとは思いませんか?いかにも科学的な言葉を使ってはいますが、そのフリをした宗教でしかないのです。






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