この記事の三行要約
- 元フラットアーサーのジェラン・カンパネラは、自ら実験や南極での白夜観測を行った結果、平面説は誤りと認め、コミュニティを離脱した代表的人物となった。
- 現在の彼の平面説に対する批判としては、「平面説は証拠を世界観に合わせて解釈する偏見に基づく考え方であり、信者はナンセンスの専門家になる」である。
- 一方、多くの著名な平面論者は観測や検証を避け、「工作員」呼ばわりで異論を退けるなど、信念保持を優先するチキンである。
現代の著名フラットアーサーの中で、自ら観測し、誤りを公に認め、フラットアーサーコミュニティを離脱した人物としては、ジェラン・カンパネラ(Jeran Campanella)が代表的です。
なぜカンパネラがそうなったのか? 理由は「そうではないことを自分の目で確認したから」。彼の略歴はこんなところです。
- 2014年:初めて月着陸の陰謀論動画を作成
- 2015-2024年:YouTubeチャンネル「Jeranism」などにおいて、平面説の解説、NASA・宇宙開発への懐疑、観測・実験の紹介、仲間とのライブ配信など
もちろん、平面説の代表的インフルエンサーとみなされていたようです。ところが。。。
2018年公開の映画『ビハインド・ザ・カーブ』では、自ら「平面上で光が直線に進む実験」をしたが失敗。球体地球の予測と一致する結果になってしまいました。
上は映画の1:22:41秒頃、フラットアース大会にて、「これらすべてが始まったとき、私は真実を探していました。皆さんご存知でしょう。心の奥底では、誰もが地球は平面だとわかっていると私は思います」と挨拶。
1:14:52頃、実験スタッフに指示するカンパネラ。
映画の最終盤、実験の意図に反して曲面を証明してしまい、「Interesting…(興味深い)」と何度もつぶやくカンパネラ。この直後に映画はエンドロールに。
完全な想像ですが、その後何度も実験したことでしょうね。そしてうまく行かず、悶々としていたことでしょう。そして、彼の完全な転機となったのが、2024年末の『The Final Experiment』です。平面信者の3人が、南極で24時間沈まぬ太陽をその目で見たわけです。平面説が正しいのであれば、絶対にありえません。
人生では、自分が間違っていることもあります。私は24時間太陽が出続ける現象なんて存在しないと思っていました。実際、それをかなり確信していました。こんなことを言えば、『お前は工作員(shill)だ』と呼ばれるでしょう。でも、正直であることが工作員だというなら、それで構いません。私は本当に24時間太陽があるなんて信じていませんでした。しかし今は、本当にそれが存在すると信じています。ただ、それだけです。

動画配信中で「工作員と呼ばれるなら、それでもいい」と発言するカンパネラ。
さらに、その後のカンパネラに関する記事があります。
現在のカンパネラは、「地球は平らだ」と主張することは、人が取り得る立場の中でも最も偏見に満ちたものの一つだと語っている。そして、フラットアース信者は、証拠を客観的に評価するのではなく、あらかじめ決めた世界観に証拠を無理やり当てはめようとしているのだという。また彼は、フラットアーサーは「すべてを理解した」と思い込んでいるため、自分たちは実際以上に賢いと信じているが、「彼らが身につけたのは、ナンセンスの専門知識だけだ」とも述べている。
私がこれまで書いてきたこととしては、平面信者はチェリー・ピッキングをやっているだけであり、平面説自体をとことん検証したこともなく、また「世界の嘘を我々はわかっている。一般庶民とは別格の人間だ」という傲慢さに満ちていることです。まさにカンパネラの言うことも同じようなことです。
なぜカンパネラはこうなったのか? これも完全な想像ですが、間違ってはいないでしょう。
彼は、宗教ではなく科学として平面説をとらえていたわけです。ほとんどの平面信者は間違いなく宗教的信念でしかありませんが、彼は科学する心を持っていたわけです。そこで、どうしても科学的に平面説を検証したかった。だから、実験も行ったし、南極にも行ったのです。
その一方で、彼自身が他の平面信者とまったく同じだった点としては、「自分の目で見たものしか信じない」ことです。これが多くの平面信者の入口であり、彼にとっては出口だったのです。そして、他のチキンたちはこれを徹底的に避けようとします。
実際、マーク・サージェント(映画『ビハインド・ザ・カーブ』出演の中心的人物)やエリック・デュベイ(私が「平面詐欺師」と読ぶ人物)も南極に招待されたのですが、両者共に「企画自体に対し、懐疑的あるいは批判的な立場」をとったとのこと。彼らはチェリー・ピッキングを続けたいということです。しかし、これも間違いなく平面信者がチキンであることを示していますね。有名であればあるほど、そんなものは見たくないことでしょう。
ここで私自身の見解としては、これまで示してきたように、事実をその目で見たいのであれば、南極にまで行く必要はないことです。平面説のどこをどういじくっても、例えば、我々が毎日見ている太陽の動きとは一致しません。また、「物事は、見た目とは異なる予想外の真実がある」という概念が未形成です。この点の弱い人は平面説などに簡単に引っかかってしまうわけです。
もちろんこれは、平面信者に限らず、深田萌絵信者、林千勝信者、神谷宗幣信者などにもまったく同じことが言えます。彼らは上面しか見ることができず、真相を想像したり、探ることができないので、いつまでも引っかかっているわけです。
さらにカンパネラの言葉に注意してください。彼はこう言っています。
「こんなことを言えば、『お前は工作員(shill)だ』と呼ばれるでしょう。でも、正直であることが工作員だというなら、それで構いません」
つまり、このコミュニティでは「私はこの目で事実を見た」と言って、彼らの信念に反することを言えば、それは「工作員」になるのです。ですから、この先も一生、「地球は平面」と信じ込んで過ごすことになるのでしょう。
これも特に平面説コミュニティに限りません。気に入らないことがあれば、「あいつは工作員だ!」と何の根拠もなく言い放つしか他に手立てのない頭の弱い人はどこにでもいるものです。



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