この記事の三行要約
- 同時刻に札幌・東京・那覇で太陽の方位を測れば、球体説ではほぼ同じ方向(真南から数度の違い)になる一方、平面説の近距離点光源モデルでは都市ごとに大きく異なる方位になる。
- この予測は実際の観測と一致せず、日本国内だけで実施できる簡単な実験でも平面説モデルの矛盾を簡単に検証できる。
- したがって、平面説を支持するのであれば、実験によってモデルの正しさを示すか、現行の平面説近距離太陽点光源モデルを根本的に見直す必要がある。
実験の概要
フラットアーサーの愚かさ(45):自らの誤りを確認する実験は、その前提条件をフラットアーサーが認めるのであれば、全く言い訳しようのないあまりに明らかな矛盾です。
しかし、難点としては海外での協力が必要なことです。国内だけで示せるものはないものか、もっと手軽にできるものはないかと考えてみたのが次の実験です。まぁ、実は以前に論じたことの焼き直しなのですが。
しかし、これは実験などするまでもなくあまりに明らかで、どうしたって言い訳しようがないと思います。
- 札幌、東京、那覇の三都市において、ある日の同時刻の太陽の方位を計測する
- それが平面説太陽モデルの予測する方位と一致するかを確認する
とてつもなく簡単です。実はこれだけで平面説のあまりに大きな矛盾が明らかになるのです。
球体説と平面説では太陽の方向が全く異なる!
この実験はフラットアーサーの愚かさ(40):平面説では夏至の太陽の観測方向がデタラメと全く同じことです(さらに、この記事のもとになった記事は、フラットアーサーの愚かさ(23):太陽軌道に関する致命的問題です)。簡単に言えば、
- 球体説の場合、太陽光線は地球に平行に入射してくるので、観測地点に若干の経度の違いがあろうが、ほぼ同じ方向に太陽が見える。日本国内であれば、違いがあっても数度程度である(※後で説明)。
- しかし、平面説太陽点光源モデルでは、地球平面すぐ近くにある太陽を見ることになるので、日本国内であっても、かなり大きな違いになってしまう!
ということですよ。つまり、この実験の本質としては、
各都市における太陽の方位を実際に計測してみると、平面説太陽点光源モデルが予測する方位とはまるで違ってしまう
ということです。これはあまりに明らかで否定しようがないでしょうね。
※球体説において、同じ瞬間に各都市で数度の違いが出る理由は、球体であっても各都市にとっての真南の方向が違うからです。地球儀を想像してもらえればわかると思います。
実験手順の詳細
少し考えただけでも明らかなので、手順を示す必要性も感じませんが、先の記事に添付した以下の図を見れば簡単でしょう(この記事の説明は若干間違ってましたが、結論は変わりません)。
例えば、夏至の日、太陽は北回帰線上(23.43°N)にあります。これは球体説・平面説で同じですね?
この日に、東経135.00°(明石市天文科学館)に太陽が南中(真南に来る)したときを考えてみると、平面説においては、太陽と各都市の位置関係は次のようになるはずです。これも間違いありませんね?
※ここに疑問を持たれる方は、実際にAE地図(平面地図)上に描画してみてください。ChatGPTはこういうのは苦手なので、Claudeの方が良いです。他のAIでの作図は試したことがありません。
細線赤矢印は、平面地図においての各都市の真南の方向です。この図だけで、いかに異常かわかるでしょう。
- 明石市天文科学館(135.00°E)では真南に見え、お昼という感じ
- 札幌・東京では、午後になりましたという感じ
- 那覇では、まだ朝の太陽という感じ
確認しておきますが、平面説においては、太陽は北回帰線上空約5,000kmにある点光源ですから、この位置関係を認めるのであれば、こういった方角にならざるをえないのです。逆立ちしても、「球体説における太陽の見える方角」にはなりえません。
フラットアーサーの皆さん、やってみてください!
しかし、フラットアーサーの皆さん、あなたがたの理論が正しいことを実験で証明してくださいね。
いや〜、日本全国でほぼ同じ方向に太陽が見えるなんて嘘!全員が嘘ついてるんだ!俺達が実際に測って球体説を論破してやる!
と言えなければ、真のフラットアーサーではありません!
冗談はともかく、ここでもまた、平面説の矛盾が明らかです。あくまでフラットアーサーを擁護する立場で申し上げておきますが、
地球は平面だとしましょう。しかし、その理論は大穴だらけでお話になりません。もっとまともなモデルに作りなおしてください。
ということです。モデル変更できないというのであれば、実験によって「平面説近距離太陽点光源モデル」が正しいことを示してください。この二つに一つしかないですね。
長いおまけ
もう一度AIに確認してみました。自分で計算するのはあまりにも面倒なので。答えが長いので適当にはしょっています。
第一問
平面説が正しいものと仮定しましょう。いま、夏至の日に、東経135°の地点で太陽が南中したとします。このときの計算上の札幌・東京・那覇での太陽の見える方向を求めてください。太陽高度は5400kmとします。つまり、AE地図(平面地図)上にこれらの都市をプロットし、北回帰線と東経135度の交点の上空5400kmに点光源がある場合の各都市からの見え方です。
ChatGPT
ChatGPTはまたも座標を反転してしまい、最初はおかしな答えを出してきました。何かしら常に右と左を取り違えるようです。「それじゃおかしいよ、逆だよ」と言うと次の答えです。
| 都市 | AE地図上の水平距離 | 太陽高度 | 方位角(北=0°、東=90°) | 方角 |
|---|---|---|---|---|
| 札幌 | 約2290 km | 約67.0° | 120.4° | 南東(ESE寄り) |
| 東京 | 約1472 km | 約74.8° | 115.1° | 東南東(ESE寄り) |
| 那覇 | 約976 km | 約79.8° | 203.0° | 南南西(SSW寄り) |
Claude
ChatGPTと同じですね。最初からこの答えでした。
| 都市 | 水平距離 | 太陽仰角 | 太陽の方位 |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 2,293 km | 66.9° | 南東(約120°) |
| 東京 | 1,482 km | 74.7° | 南東(約115°) |
| 那覇 | 989 km | 79.6° | 南西(約203°) |
Gemini
最初は上二つとは全く違う答えだったので、「他二つと違う。再計算して」というと、次の答えを出してきました。「前回の回答では、極座標から直交座標への変換およびベクトル算出時の角度定義に一部誤差がありました」とのこと。やはり一致しました。
|
都市
|
方位角 (方位)
|
仰角 (高度)
|
|---|---|---|
|
札幌
|
約 120° (南東)
|
約 67°
|
|
東京
|
約 115° (南東)
|
約 75°
|
|
那覇
|
約 204° (南南西)
|
約 79°
|
第二問
では、次にいじわるな質問を。
太陽が5400km高度ではなく、ほぼ無限遠にある場合はどうなりますか?
ChatGPT
これも長い答えなのですが、要するに
無限遠なら、平行光線なので、札幌でも東京でも那覇でも太陽は同じ方向(例えば真南・高度77°など)に見えます。
Claude
| 都市 | 仰角 | 方位 |
|---|---|---|
| 札幌 | 90°(真上) | 方位なし |
| 東京 | 90°(真上) | 方位なし |
| 那覇 | 90°(真上) | 方位なし |
Gemini
最初は以下の答えでした。
札幌、南東寄り、(仰角は)5400kmモデルより高い
東京、南南東寄り、5400kmモデルより高い
那覇、南南西寄り、5400kmモデルより高い
もし「無限遠の太陽(平行光線)」を平面モデルで採用する場合:
計算上、太陽は日本中どこから見ても同じ方向(直下点方向)に、同じ仰角(高度)で見えることになります。 札幌・東京・那覇で仰角に差が出るという事実は、平面+無限遠モデルでは理論的に構築不可能です。
第三問
では、球体地球であっても太陽はほぼ無限遠なのに、方位角が違う理由を説明してください。 仰角や平面説についての説明は不要です。
ChatGPT
球体地球では、「北」の方向は場所によって異なります。例えば、東京の「北」は、東京から北極へ向かう方向、札幌の「北」は、札幌から北極へ向かう方向、那覇の「北」は、那覇から北極へ向かう方向です。これらはすべて別々の方向を向いています。太陽が無限遠にあると、宇宙空間では太陽への視線はほぼ平行です。しかし、各地点ではその平行な視線をその地点の北を基準に角度として測ります。
Claude
平行光線は全地点で同じ方向から来ます。方向ベクトルは同一です。しかし「方位角」は絶対的な方向ではなく、その地点の水平面を基準にした相対的な角度です。
各地点での「北」とは、その地点の接平面上で北極点に向かう方向です。地球が球体であるため、札幌・東京・那覇それぞれの接平面は互いに傾いています。同じ平行光線ベクトルを、傾きの異なる各接平面に投影すると、「北を0°とした水平成分の方向」=方位角が変わります。
Gemini
方位角を測定するための基準となる「南」は、その場所のローカルな水平面上における「経線(北極・南極を結ぶ線)の方向」です。地球が球体であるため、東京の経線の方向と、札幌の経線の方向は、地平線上で見ると斜めに交差し、別の向きを向いています。そのため、同じ平行光線を見ていても、自分の基準とする「南」とのなす角(方位角)は、場所によって変わります。
第四問
この議論から何が言えるでしょうか?フラットアーサーは何かしら根本的な間違いを犯しているようですが、それは何でしょうか?
どんな答えが来るのか予想もしていなかったのですが、驚いたことに、三つとも同じような答えでした。どれも長いのですが、適当にはしょってます。
ChatGPT
平面説の議論で見られる根本的な誤りは、絶対空間での方向と、観測者が実際に測っている局所座標系での方向を同一視してしまうことにあります。
この点を意識すると、なぜ球体地球では「太陽はほぼ無限遠で光線は平行」なのに、地点によって方位角や仰角が異なるのかが自然に理解できます。
逆に言えば、平面説が現実の観測と一致するためには、「各地点で局所座標系がどのように定義されるのか」を一貫して説明する必要があります。そこが曖昧なままだと、絶対方向だけで議論してしまい、実際の観測角との対応が取れなくなります。
Claude
フラットアーサーはローカル座標系(その場の水平面・北の向き)で観測した結果を、そのままグローバルな絶対座標系に持ち込みます。
観測者が感じる「南・北・上」は常にローカル座標系の話
平面地球を前提にして初めて、ローカルとグローバルが一致する
つまり「観測が平面地球と一致する」という主張は、平面地球を前提にした場合にのみ成立する循環論法になっている
Gemini
間違いの正体: 人間は広大な地球の上では、半径数百キロメートル程度の「局所的な平面」の上で生活しています。フラットアーサーは、この日常生活で感じる「水平である」という感覚を、そのまま地球規模の幾何学に適応させます。
何が起きているか: 実際には地球上の「南」は、曲面上に沿って場所ごとに微妙に方向を変えています(経線が北極で収束するため)。彼らは「地球全体で(絶対的に)一つの平面である」と想定するため、地球表面を「回転しても回転の効果が生じない平面」として扱ってしまい、結果として「方位のズレ」や「太陽の高度差」が幾何学的に説明できなくなります。


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