フラットアーサーのトンデモはこちら、詐欺師エリック・デュベイについてはこちら
最初に書いた記事を再訪する
もともと平面説については、まったく何の興味もなかったのです。海外動画に字幕付けを始めた2016年以降には、その存在を知ってましたし、2020年には日本にもあることを知りました、「日本にもいたのかよ!」と。その当時は「面白いことをしてる人もいるもんだな」程度の感想でしたね。しかし、「平たいわけないだろ」と、ぼんやりと考えていました。
しかし、2023年のこと。このツイートを見かけて驚愕したのです。
「え?マジ?こんなこと本気で信じ込んでいるの?」と。あまりに驚愕でした。
平面・球体云々以前の問題で、フラットアーサーとは論理的思考ができない人たちなのだとわかったのです。
今から考えれば、そういった人たちがいるからこそ、詐欺師デュベイが活躍できる余地があるわけですね。
そして、こんなデタラメを日本人に流しているのが、これもまた悪質なEden MediaというYouTubeチャンネルの動画であることもわかりました。
そこで、フラットアーサーの説明がデタラメな件という一連の記事を書いたわけですが、あらためて、本記事では、読者がAIをつかって、この平面詐欺師のイカサマを自ら検証できるように説明していきます。
デュベイの主張内容
先の動画における詐欺師デュベイの主張としては、こんなところです。
もし地球が丸いのであれば、パイロットが時速800kmのスピードで一定の高度を保とうとすると、常に機体の先端を下向きにして、毎分800メートル下降する必要がある。でなければ、1時間後には50kmも高い位置に飛び出してしまう。機体を常に下に向けてなければ、このボール(地球)から飛び出してしまうのだ。
だから、「地球は平面だ」という議論なのですが、すぐに馬鹿げているとわかるはずです。なぜわからない人がいるのか、なぜこんな詐欺に簡単に引っかかってしまうのか、まったく理解不能です。
もし仮にそうだとするなら、単純に飛行機の推力を下げればよいのでは?すぐに下に落ちていくでしょう?常に下に向けることがそんなに大変なことですか?昇降舵がないという前提なのですか?常識で考えてすぐにわかりそうなものです。
しかし、以下では、そういった「常識的な判断」に任せるのではなく、詐欺師デュベイが数字のトリックを使って視聴者を騙していることを暴露していきます。
デュベイの「数字」は正しいか?
デュベイは、どうやってこの数字を得たかを説明していませんが、適当に値を入れてみると、たしかにこの数字になります。以下の条件でAIに計算させてみてください。AIにとってはとても簡単な計算です。
Q:球体地球における、ある場所から飛行機が飛び立ち、地球の曲率に従わずに、そのまま最初の地面に平行に進むとします。このとき、一時間後には、地面からどの程度離れてしまいますか?地球半径を6,378km、巡航高度は10km、巡航速度を毎時800kmとします。
A:1時間後、飛行機は地表から約59.9 kmの高さにあります。つまり、最初の高度10 kmから約49.9 kmも上昇した状態になる 。
たしかにデュベイの言う通りの結果です。そして、一時間で50kmなので、1分あたりは50km/60=0.833kmで、毎分833mも降下が必要です。
飛行機が最初に飛びたった地面に対して平行にしか進めないとすれば(そもそもそんなはずないんですが、その仮定をするなら)、デュベイの言い分は正当です。
デュベイの詐欺手法を暴く!
しかし、計算時間を縮めるとデュベイの言い分はまったく成立しなくなるのです。
Q:先の一時間という時間を一分とすると、どうなりますか?
A:1分後の高度:約10.014 km。つまり、
飛行開始:10.000 km
1分後:10.014 km
上昇した距離:約14 m
先ほどは一時間で計算した値を60分で割り、1分あたり833mという答えが出ましたが、最初から1分で計算すると、14mになってしまいます。
Q:では一秒では?
A:3.9mm
つまり、こういうことです。
- 一時間で計算した場合は、50km。1分あたり833m。
一秒あたりは、833m÷60=13m - 一分で計算した場合は、14m。
一秒あたりは、14m÷60=23cm - 一秒で計算した場合は、3.9mm
デュベイは、計算時間を大きくとることによって、いかにも「大きく降下しなければならない」ように見せかけているのです。
計算が得意な人であれば、すぐに見破れるはずなのですが、平面信者は鵜呑みにすることしかできないので、こんな単純な嘘にもすぐに引っかかるのです。
なぜこんなことになるのか?
Q:計算時間の大小によって、「降下すべき距離が大幅に変わってしまう」仕組みについて、わかりやすく図で説明してください。
と指示しましたが、なかなか誰にでもわかりやすい図というのは出てきません。そこで、以前に私が手書きした図を再度使います。こういうことなのです。
一時間で計算すると降下距離は50km(一秒あたり13m)にもなってしまいますが、一秒で計算すれば3.9mmです。パイロットは、最初の一秒に3.9mm降下させるだけで、その先の必要降下距離が50kmから大幅に減少してしまうのです。
ですから、この理屈、一秒あたり3.9mmの降下の場合には、一時間あたりの降下距離は、3.9mm×60秒×60分=14040mm=14mです。つまり、デュベイの計算では50kmにもなりますが、私の計算では14mです。
デュベイは馬鹿なのか、はたまた本物の詐欺師なのか?
もちろん、最初に書いた通り「わざわざ降下させる必要」など一切なく、飛行機の高度など何とでもなりますね。ここではあくまで、デュベイの馬鹿げた議論の穴を指摘しているまでです。
デュベイの議論には、こういった馬鹿げたものが本当に多いのです。ですから、ときどきこいつが、何もわからないただの馬鹿なのか、本物の詐欺師なのかわからなくなるのですが、しかし、確実に誰かが「お前の計算は間違ってるぞ」と指摘しているはずです。しかし、本人はカエルの面に何とやらなのでしょう。
ともあれ、この悪質平面詐欺師の言い分は、すべて嘘と考えてよいです。こいつは間違いなく嘘つきの詐欺師なのです。こいつの言い分については、これまで検証してきましたが同じ結論にしかならないのです。
追加:デュベイの言い分をそのまま適用すると、墜落してしまう
これを書くのを忘れてました。
もし地球が丸いのであれば、パイロットが時速800kmのスピードで一定の高度を保とうとすると、常に機体の先端を下向きにして、毎分800メートル下降する必要がある。でなければ、1時間後には50kmも高い位置に飛び出してしまう。機体を常に下に向けてなければ、このボール(地球)から飛び出してしまうのだ。
このデュベイの言い分を真に受けると、飛行機は墜落してしまいます。以下の図を見てください。飛行開始地点の地面に対して、単純に一定時間に一定の距離で降下した場合、こうなります。
本当にこいつの言うことは穴だらけなんです。





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