フラットアーサーの愚かさ(97):詐欺師デュベイによる重力不存在論の致命的矛盾

フラットアーサーのトンデモはこちら

この記事の三行要約

  • フラットアーサーは「重力はない」とする一方、物が落ちる理由を「密度差」で説明する。
  • しかし「密度差」では方向性を説明できない。さらに、Zero G飛行機では自説と矛盾して無重量状態を認めてしまう。
  • 物体の落下を一貫して説明できる現代科学に対し、フラットアースの重力不存在論は論理的整合性さえ欠いており、お話にならない。 

フラットアーサーは「重力はない!」と断言します。しかし、なぜ物が下に落ちるのか論理的整合性のある説明は一切できません。

「科学」とやらが「物が落ちるのは重力によるものだ」と説明しており、理論の予測する通りに正確に物が落ちたりするようです。しかし彼らは、「そうではない、それはウソだ」と主張します。

しかし、当然ですが、この主張にはそれなりに論理的で納得可能な説明が必要になるでしょう。しかし、これまでそんなものは聞いたことがありませんね。単に「密度差によるものだ」などとしますが、密度という言葉に方向の概念は含まれないことさえ知らないのです。

勝手に「密度」という言葉に方向の概念を付け加えているだけなのです。こんなものは、「下に落ちる」ことの説明にはまったくなりません。そんなことも理解できないようです。

ですから、私の判断としては、「現代科学の圧倒的勝利!」としか言えませんね。挑戦者弱すぎです。なんで自分の馬鹿げたほどの弱さを理解できないのでしょうか?

デュベイ記事の致命的矛盾

前置きが長くなりましたが、ここでは、エリック・デュベイという詐欺師、いや異常者の主張の中に致命的矛盾を発見したので、平面信者の方にお知らせしたいと思います。これは本当に面白いので必読ですよ。

対象とするのは、エリック・デュベイによる「Gravity Does Not Exist!」という記事です。この記事は、同氏の『Flat Earth Conspiracy』という馬鹿げた本にある重力論とほとんど同じです。

まずは、この記事の後半にあるこの記述を見てください。

In the past several decades, NASA has shown video of astronauts, supposedly in low-Earth orbit, experiencing complete weightlessness, or “zero gravity,” how is this weightless effect achieved if gravity doesn’t exist? As it turns out, for the past several decades, NASA together with Boeing have been perfecting so-called “Zero G planes” and “Zero G maneuvers,” which are able to produce weightlessness at any altitude.

ここ数十年、NASAは、地球低軌道を飛行しているとされる宇宙飛行士が完全な無重量状態、あるいは「無重力(zero gravity)」状態になっている映像を公開してきた。では、重力が存在しないのであれば、この無重量状態はいったいどのようにして実現されているのだろうか?実は、NASAはボーイングとともに、何十年にもわたって、いわゆる「Zero G飛行機」や「Zero Gマヌーバー」の技術を完成させてきた。そしてこれらによって、どの高度でも無重量状態を作り出すことができる。

Aboard modified Boeing 727’s specially trained pilots perform aerobatic maneuvers known as parabolas. Planes climb with a pitch angle of 45 degrees using engine thrust and elevator controls, then when maximum height is reached the craft is pointed downward at high speed. The period of weightlessness begins while ascending and lasts all the way up and over the parabola until reaching a downward pitch angle of 30 degrees, at which point the maneuver is repeated.

改造されたボーイング727型機では、特別な訓練を受けたパイロットが「パラボラ」と呼ばれる曲技飛行を行う。飛行機はエンジンの推力と昇降舵の操作によって、機首を45度上向きにして上昇する。そして最高高度に達すると、機体を高速で下向きに向ける。無重量状態は、上昇中に始まり、放物線軌道の頂点を越えて下降し、機首が30度下向きになるまで続く。その時点で、この操作を繰り返す。

Therefore all NASA’s footage of astronauts aboard “space shuttles,” or “the International Space Station” can be easily hoaxed and simulated in Earth-atmosphere aboard a Zero G plane. In fact, watching footage of Zero G plane flights alongside footage of NASA astronauts supposedly floating around their “space shuttles” and “space stations,” no observable difference can be seen between the two.

したがって、「スペースシャトル」や「国際宇宙ステーション」に乗っているNASAの宇宙飛行士の映像はすべて、地球の大気中を飛行するZero G飛行機の中で簡単に偽造・再現することができる。実際、Zero G飛行機の飛行映像と、「スペースシャトル」や「宇宙ステーション」の中で浮遊しているとされるNASAの宇宙飛行士の映像を並べて見ても、観察可能な違いは何もない。

デュベイが致命的墓穴を掘った瞬間です。機内が無重力状態になる、つまり、人や物が落ちないことを認めてしまっています。

え?なんでこれが墓穴になるのかわからないって?よく考えてみてください。

これまで、デュベイやフラットアーサーは「物が落ちる理由」をどう説明してきましたか?

自分で自分の首を締めるデュベイ

もし、デュベイやフラットアーサーの言うことが本当であれば、少なくとも空気がある環境の中で無重力は存在しえないのです。思い出してください、連中は「物が落ちる」理由を何だと説明していましたか?

密度差によるものだ!空気より密度が大きいものは「下」に落ちるのだ!

であるなら、Zero G飛行機内でも、空気があり、人間や物という相対的に密度の大きいものがあるのだから、それらは「下」に落ちなくてはいけません。なんでここだけ「無重力状態」になっちゃうんでしょうか?

こんなものは科学とさえ言えない、論理的整合性の問題です。

こんな矛盾を放置してしまう理由は、フラットアースが徹底的な御都合主義のウソだからです。まるでこれは、検察官に対峙した真犯人が追求を逃れようと次々とウソをついていくが、その整合性がまったくとれなくなるという状況に似ていますね。

このケースの場合、「宇宙はない。無重力飛行機中で撮影したフェイクだ」と主張したいがために、「物が落ちるのは密度差のためだ」という自分たちの主張に平気で違反してしまったのです。

同じ記事の前の方では、どう説明しているのか見てみましょう。

If you fill a balloon with helium, a substance lighter than the nitrogen, oxygen and other elements which compose the air around it, the balloon will immediately fly upwards. If you fill a balloon with hydrogen, a substance even lighter than helium, the balloon will fly upwards even faster. If you blow a dandelion seed out of your hands, a substance just barely heavier than the air, it will float away and slowly but eventually fall to the ground. And if you drop an anvil from your hands, something much heavier than the air, it will quickly and directly fall straight to the ground. Now, this has absolutely nothing to do with “gravity.” The fact that light things rise up and heavy things fall down is simply a natural property of weight. 

もし風船にヘリウムを入れると、周囲の空気を構成している窒素や酸素などの元素よりも軽い物質なので、風船はすぐに上へ飛んでいきます。水素を入れれば、水素はヘリウムよりもさらに軽いため、風船はさらに速く上昇します。タンポポの種を手から吹き飛ばしてみると、タンポポの種は空気よりほんの少し重いだけなので、漂いながらゆっくりと、しかし最終的には地面へ落ちてきます。そして、金床を手から落とせば、空気よりはるかに重いため、素早く真っすぐ地面へ落下します。さて、これは「重力」とはまったく関係ありません。軽い物体が上昇し、重い物体が下降するという事実は、単に「重量(weight)」が持つ自然な性質なのです。 

書籍『Flat Earth FAQ』での説明

他の記述として、以前にフラットアーサーの愚かさ(76):詐欺師デュベイのトンデモ重力不存在論にて取り上げたものがあります。同氏の書籍『Flat Earth FAQ』の引用です。

再度、長めに引用してみましょう。

Quite simply, objects fall or rise based on their relative density to the medium surrounding them. Apples fall because they are denser than the air, while helium balloons rise because they are lighter — no “gravity” necessary. This is why raindrops fall down through the air and air-bubbles rise up through water. Everything seeks its relative density and rises or falls until settling accordingly. This is why a tiny pebble sinks to the bottom of the ocean, but gigantic cruise-ships and aircraft carriers stay afloat on the surface, because even though a pebble is so small, its mass relative to its volume (its density) is more than water, so it sinks, and even though a cruise-ship is so large, its mass relative to its volume is less than water, so it floats.

非常に単純なことです。物体は、周囲の媒質に対する相対的な密度に応じて、落下したり上昇したりします。リンゴが落下するのは、空気よりも密度が高いからです。一方、ヘリウム風船が上昇するのは、空気よりも軽いからです――「重力」は必要ありません。これが、雨粒が空気中を下へ落ち、空気の泡が水中を上へ上昇する理由です。すべての物体は、自らの相対的な密度に応じた状態を求め、それに従って上昇または下降し、最終的にその状態で落ち着きます。だからこそ、小さな小石は海の底へ沈む一方で、巨大なクルーズ船や航空母艦は海面に浮かんでいられるのです。小石は非常に小さいにもかかわらず、その体積に対する質量(つまり密度)が水より大きいため、沈みます。一方、クルーズ船は非常に大きいにもかかわらず、その体積に対する質量が水より小さいため、浮かぶのです。

『200 Proofs Earth is not a Spinning Ball』での説明

次は書籍『200 Proofs Earth is not a Spinning Ball』での説明を見てみます。

 

115) The existing laws of density and buoyancy perfectly explained the physics of falling objects long before knighted Freemason “Sir” Isaac Newton bestowed his theory of “gravity” upon the world. It is a fact that objects placed in denser mediums rise up while objects placed in less dense mediums sink down.

115) 現在知られている密度と浮力の法則は、騎士に叙任されたフリーメイソンの「サー」・アイザック・ニュートンが「重力」という理論を世に与えるはるか以前から、落下する物体の物理現象を完全に説明していました。密度の高い媒質の中に置かれた物体は上昇し、密度の低い媒質の中に置かれた物体は下降するということは事実です。 

やはり、落ちるか上昇するかは密度差でしかないようですよ。

エリック・デュベイはただの馬鹿なのか、それとも本物の詐欺師なのか?

初心者はそう思うでしょう。デュベイは、ただの馬鹿なのか、それとも本物の詐欺師なのかと。

しかし、私はこいつを追いかけてきて、今は完全に確信しています。この異常者は、地球が球体であることを完全にわかっています。その上で、人々を騙すためのあからさまなウソをついているのです。つまり、確信犯というものです。

こういったトンデモを流すことによって、世間の注目を浴びようとしただけなのです。そして、その対象は、こんなものにすぐに引っかかるような頭の弱い人たちです。要するに詐欺以外の何物でもありません。

この続きは、フラットアーサーの愚かさ(98):同条件機内での異なる現象をフラットアースは説明できないにて。

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