フラットアーサーの愚かさ(99):フラットアースは徹頭徹尾まったくのウソ〜これまでの簡単なまとめ

フラットアーサーのトンデモはこちら

新たな読者もいるかもしれないので、これまで論じてきたフラットアースのデタラメぶりを簡単にまとめてみましょう。まず、フラットアースとは、私の見るところ、おおよそこんなものです。

  • 地球は平面であり、その事実をフリーメーソン(笑)やNASA(笑)や支配層(笑)が隠しており、一般庶民に球体と思わせている。
  • 月・太陽・星々は近距離にあり、せいぜい平面上空5000km程度である。それが北極を中心に平面上を周回している。
  • 重力はない。重力があると、球体の裏側に人が住めてしまうし、物が中心に集まって、結局、球体になってしまうから都合が悪いので重力はないことになっているらしい。
  • 宇宙はない。宇宙があると地球の形がわかってしまい、これも都合が悪いので、宇宙はないことになっているらしい。
  • 「我々はこれらの真実を理解したのであり、一般庶民とは異なる格上の人間である」。ここが最も重要な点で、フラットアーサーの目的は、間違いなく自らのエゴである。

おかしな点をざっと指摘すると以下ですが、すべてこれまでの記事で論じてきたことです。リンクは示さないので、「これどういうこと?」と思ったら適当に探してください。あまりにたくさん書いているので抜けている点があるかも。

  • このモデルでは太陽が沈むなど絶対にありえない。太陽は常に平面上空5000km程度にいるはず。
  • 「遠近法によって太陽が見えなくなるのだ」などと無理やりな説明がされるが、一日を通じて太陽の大きさが一定なのに、日没時になっていきなり遠近法が適用されて見えなくなるとでも言うのか?
  • 太陽がこんなに近距離であれば、同時刻に世界中で観測される黒点は異なるはずだが、(確認してはいないが)おそらく同一のはず(異なったら、それこそ大騒ぎになるだろう)。
  • さらに、太陽がこんなに近距離であれば。近づいた時はスピードアップし、遠ざかったときはスローダウンするはずだが、現実には、太陽の見かけの角速度は一定である。
  • 月も同じ。月がこんなに近距離であれば、場所によっては「月の裏側」が見えなければならない。
  • さらに、月の位相(三日月、半月、満月)も場所によって異なるはずであるだが、そうならない。
  • 「南に行くと北極星の高度が低くなるのは、遠近法のため」と説明されるが、そんなものはまったく成立しない。もしそうであれば、北極星仰角θについて、「tanθ=H/d」という中学生レベルの三角関数が成立するはずだが、そうはならない(Hは北極星高度、dは観測地の北極からの距離)。
  • だから未だに北極星高度が確定できない。上の式で北極星高度を計算すると、観測地によってバラバラの値になってしまうからだ。なぜなら、実際には、北極星仰角は球体地球前提の観測地の緯度に一致するからである。平面上での遠近法を前提に計算しても無駄でしかない。
  • もちろん、月や太陽の高度も未だに求まらない。19世紀からやってるのに一体なぜ?単純な三角関数で求まるはず。しかも、論者によって高度数十kmから数千kmとまちまちなのである。
  • ちなみに、江戸時代の伊能忠敬(1745-1818)も、球体を前提とし、北極星仰角を頼りに極めて正確な日本地図を作成した。その師匠の高橋至時もまた、球体地球・地動説を前提とし、幕府からの命令によって寛政歴を作成した。特に至時は天文オタクで、享和2年(1802年)に起こった日食では、寛政暦と15分のずれが生じたことを悔しがったことが伝えられている。幕府側は、球体説・地動説に半信半疑だったが、忠敬や至時の業績を見て、受け入れざるをえなくなったと考えられる。
  • 鎖国をしていた日本でさえ、上の状況だった。ロウボサム(1816–1884)の時代にも、飛行機も電波通信もなく、世界中で球体地球を前提に特に北極星仰角を頼りに航海や測地をしていたのが事実であり、北極星仰角が極めて超重要な位置を占めていたのに、ロウボサムもその事実を無視して著書で「遠近法」などと説明している。これは明らかに故意と判断せざるをえない。
  • そもそも、19世紀のロウボサムが最初のフラットアーサーと言えるが、彼は聖書極解主義者であり、「聖書には地球が平らだと書いてある」と言い張り、つまり最初から結論が決まっていたのである。当時の科学に疑問を持って調べた結果ではない。
  • しかし、現代のクリスチャンのほとんどが球体地球を受け入れていると言われる。
  • 1892年にグリーソン地図を作成したグリーソンもまた、同様の聖書極解主義者であり、球体地球を前提に測地された結果の地球儀を単純に平面に投影したものを「真の世界の姿」とした。つまり、彼らにとっては「嘘の地球の姿」を単純に平面化したものを「これが真実だ」と言ってるだけで、仮に平面地球が真実だとしても、この地図には一切何の根拠もない。
  • 現代のフラットアーサーは、一切何も考えたことがないらしく、この何の根拠もないグリーソン地図が真実だという前提で、「世界の飛行機の飛行経路がおかしい」などという馬鹿げた議論を繰り広げている。フラットアーサーの愚かさ加減がわかるというもの。
  • もしグリーソン地図が正しいのであれば、オーストラリアの東西方向は、実際には2〜3倍あることになる。例えば、豪州東西横断鉄道のスケジュールでは、新幹線並のスピードが必要である。もちろん、国家的測地や土地登記などもすべて「球体地球」を前提とした嘘をつかねばならなくなる。これほどの人間に嘘をつかせ、騙すのは絶対に不可能。
  • 「重力はない、物が落ちるのは密度差のせい」と説明される。定常飛行の機内と自由落下の機内ではまるで同条件のはずなのに、後者では無重力状態になってしまうことを説明できない。
  • しかも、フラットアーサー自身が、後者が無重力状態になることを認めているのだ。テキトーな嘘ばかりついているので、自らの矛盾にまったく気がついていない。
  • 球体地球では、エベレストは341km離れれば山頂も見えなくなる計算だが、平面地球が事実であれば、この距離からもエベレストが常に見え、その高さは、月・太陽の直径の3倍のはずである。もし平面が真実であれば、こんなものが見えないはずはない。日没時の太陽との距離は1万km程度のはずである。太陽が沈むところが見えるのに、エベレストが見えないはずがないのだ。特に、エベレストの裏に太陽が沈むように見える観測地からは、それが見えないはずがない。
  • そのほか、球体地球ではありえないものが日常的に見えているはずである。であれば、一般庶民レベルで「球体は嘘じゃないか!」と気づき、騒ぐに違いない。これは、フリーメーソン(笑)やNASA(笑)や支配層(笑)には到底隠しきれないだろう。
  • 観測事実としての太陽の照射範囲を平面地図上に表現すると、点光源では絶対に不可能な範囲を照射することになる。平面地図では南に行くほど東西方向が大きく引き伸ばされるため、(北半球の)夏至と冬至では、太陽照射範囲の大きさがまるで異なり、さらにその形状も奇々怪々なものになってしまう。
  • そもそも、平面地球では南極白夜は絶対に不可能だが、事実として白夜はある。あまりにも当たり前のことなので、誰も特に言ったりしない。実際に、2024/12に三人のフラットアーサーが南極白夜観測をし、自らの誤りを認めた。一人はそれまで9年間もフラットアーサーYouTuberとして活躍していた人物である。
  • フラットアーサーは、「南極大陸は立ち入り禁止になっている」とするが、実際には普通に南極ツアーがある。これも大嘘である。特に白夜のあるシーズン期には、物資輸送定期便が出ている(旅行者はチャーター機の模様)。
  • そもそもこのモデルでは、月食は起こり得ない。平面上空を周回する太陽と月の間に地球平面が割って入ることはできないのだ。そのために、フラットアーサーはここでもまた様々な何の根拠もないテキトーな嘘をついている(影の天体が月を隠すなど)。
  • 南半球の星空の説明が不可能。南半球では、どこでも真南の一点を中心に星がグルグル回るはずだが、このモデルでは絶対にそうはなりえない。どうやっても観測事実を説明できない。
  • 19世紀のロウボサム(英国)の時代には、簡単に南半球に行くことはできなかったため、北極を中心に天体がグルグル回ると主張しており(つまり、南半球では単純に東から西に星が流れることになる)、それがそのまま現代でも踏襲され、フラットアーサーは未だにこの矛盾を説明できない。
  • 例えば、オリオン座を構成する星々を正しく設定することはできない。位置や高度をどう設定しようが観測事実とは一致するオリオン座は作れない。

どれをとっても、一発で平面説が崩壊するレベルなんですが、フラットアーサーは一切無視です。調べ始める前は少しは理屈が通っているのかと思いきや、そうではありませんでした。

フラットアースは徹頭徹尾まったくのウソです。観測事実との不一致点があまりに多すぎるのです。

かと言って、球体地球や現代科学が絶対に正しいと言うものではありませんが、フラットアースに比較すれば、はるか遠く及ばないほど真っ当であると言っておきましょう。フラットアースは、あまりと言えば、あまりにデタラメすぎです。

そして、フラットアーサーは誰一人として何の反論もしてこないのです。完全に死んだふりです。つまり、私の言い分が正当だということですね。

 

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