藤井厳喜先生の大嘘

藤井厳喜の「太平洋戦争の大嘘」について2に引き続き、藤井厳喜先生についてなのですが、ダイレクト出版さんで本を買ったりすると、毎月の小冊子に加え、メルマガも配信されてきます。ほとんどは気にもしないんですが、今日たまたま表題を見てみると、「IS掃討では米露が協力-後編-」となっており、「マジかよ!」と驚いた次第です。

こんなブログです。

いやもうこれはダメでしょ。私の中では完全に向こう側の人であることが確定しました。つまり、ただのプロパガンディストってことです。学者などではありません。要するに、この藤井厳喜という人物は「連中」のプロパガンダツールでしかないのです。

そして、御著書にも同様に見られることなのですが、このブログにはどこから情報を得たのか全く書いてありません。御著書の内容や御主張と言えば、「☓☓プロパガンダがまん延しており、我々は騙されている」と言われているのですから、当然ながら「どこから情報を得たのか?」が最も重要な点となります日頃からプロパガンダを垂れ流しているメディアから情報を得ました、などと言うことでは意味をなしません。

しかし、それを一切無視されている。これは一体どういうことなのでしょう?まさかご自分の目で見に行ったわけでもありませんでしょうし。

アメリカとロシアという2つの大国はISを壊滅させたいという点で国益が一致しています。

はい、ウソです。米国がISIS、イスラム国を作ったのです。そして、武器を供給してきたのです。ときには、「投下場所を間違えた」などという見え見えのウソをつき、連中にあらゆるサポートをしてきたのです。例えば、以下の動画は米国が(おそらくは)わざとISISを逃したという報道です。

この件はBBCでさえばっちり報道していますね。

しかし、そもそもここで言う「国益」とは何でしょうね?ウヨクの皆さんといえば、おなじみの「国益」なる言葉なんですが、いつもいつも真剣に思うことは、国益の定義がどこにも無いんですよ。

つまり、トランプ政権になってから、米露両国はシリア問題をめぐって協力できるようになったわけです。

ウソです。トランプは大統領候補の時にはシリアから撤退すべきと言っていました。しかし、実際に行っていることは、これはトランプの指示かどうかわかりませんが、シリアを侵略することです。

米露両国の目標はあくまでもISの領土支配を終わらせることです。

間違いですね。米の目標はシリアからその領土を「取り上げること」です。ウェスリー・クラーク将軍の言葉はあまりに有名ですね。

数週間後に彼に会いに戻ってみると、
そのときまでにアフガニスタンを爆撃していたわけですが、
聞いたんです、「我々はさらにイラクとの戦争もするのですか?」と。彼は、「もっと悪くなるよ」と。
彼は自分のデスクに手を延ばして、中にあった一枚の紙を取り上げたんです。
彼は、「今これを上の階からとってきたんだ」。
「今日、国防長官に会ってね」
彼は続けました。「このメモにはどうやって7つの国を除去するかが書かれている」
「5年以内に」
「イラクから始めて、シリア、レバノン、リビア、ソマリア、スーダン、そしてイランで終わりだ」

対IS作戦におけるロシア軍の空爆はアメリカ軍よりも効果的です。誤爆を恐れず、たとえ民間人であっても殺戮するからです。アメリカ軍がそんなことをすれば大変な問題になりますが、ロシアは一切お構いなしです。

まさに西側プロパガンダそのものの主張ですかね。そもそもロシア軍は、シリア政府に招かれているのであり、米軍は国連決議も無く、シリア政府の要請も無くシリアにいるわけです。

そして、逆側から見れば、シリア国民を無差別にぶっ殺したのが米軍なんですが、ここんとこどうなんでしょう?

アメリカ軍がISを壊滅させてシリアから撤退した後、東アジアにおける本格的な米中対決時代が訪れるはずです。

そんなことはないとわかってます。このブログが書かれたのがいつかわからないのですが、「2017年9月1日発行」の書籍の宣伝が出ていることから、その時期かもしれません。

米国はシリアから出るつもりは全くございません。米議会でも表明されていることであり、厳然とした事実です。あまりウソをつかないことですね。

そもそも、米国がシリアに駐留していることは、何らの国際法上の根拠もありません。勝手に軍隊を派遣し、勝手にドンパチやっているのです。国連決議もなく、シリア政府の要請もありません。ここんとこどうなんでしょう?

まとめ

御著書の「太平洋戦争の大嘘」で当時の反日プロパガンダなるものを暴いてくださった藤井先生ですが、現代の反ロシア・反シリアプロパガンダには全く興味が無いようです。

そして、どういうわけか、太平洋戦争当時邪悪であった米帝国が、まるで今では正義の味方であるかのような見方をされているように思われますが、実は全く変わっていないのです。

この現代世界で最も他国を侵略し、人をぶっ殺しているのが米国です。これは誰も否定しようのない事実ですが、昔と全く同じく、今でもそれをメディアによるプロパガンダで正当化しているのです。なぜこの点を見れないのでしょう?わざと見ていないのでしょうか?

コメント

  1. よたろう より:

    藤井厳喜氏はアメリカの犬です。アメリカから何兆円もの兵器を買えば日本は幸せになれるというような宣伝をあっちこっちでしています。金儲け右翼の最たる人間です。歴史的には岸にはじまるアメリカの協力者でしょう。いわゆる売国奴ですね。私は西さんのは読みますが、藤井さんのはばかばかしくて読みません。

    • ysugimura より:

      コメントありがとうございます。
      このブログに書いたことしか藤井厳喜氏については読んでないのですが、その匂いは常々ぷんぷんしてました。
      西先生が以前にCIAのスパイにならないかと誘われた話をしていて、断ったけれども、あらゆる場所にCIAのスパイはいると聞いたのだそうな。これを思いだしました。

  2. 伊藤 より:

    私が藤井厳喜の名を知ったのはダイレクト出版からでした。一冊購入した事が切っ掛けで注文も、ダウンロードもしていなのに毎月クレジットから引かれて居て、その事を出版社に問い合わせたところ、引き落としは間違いで¥52,272円銀行に振り込みますと言いながら、もうすぐ1ッカ月になるが未だ振り込まれて居ない。これをもってしてもなんか胡散臭い団体の人間の様に思います。