この記事の三行要約
- フラットアースでは南半球のどこから見ても「真南の一点」を中心に星が回る現象を説明できず、南アメリカとオーストラリアで同じような長時間露光写真が撮れることが大きな矛盾になる。
- この矛盾を解消しようとすると、「場所ごとに全く別の星空が見えている」あるいは超自然的な仕組みを仮定せざるを得ず、従来の平面地球モデルから大きく逸脱する。
- 結局、フラットアーサーは都合の良い観測だけを根拠にし、南半球の星の回転のような不都合な観測については説明できないか、非科学的な前提に頼らざるを得ない。
「フラットアーサーにとっての最大の鬼門」ではないかとわかったことがあります。
フラットアーサーは自分の目を信じる!
まず、フラットアーサーは「自分の目で見たものを信じる」わけですね。NASAの写真は偽造だなどなど、世界は嘘に満ちているから、自分の目で見て地球は平らだと確信するわけです。
何度も言いますが、私はNASAの写真も疑っているし、月着陸も疑い、むしろ月自体が何らかの作り物ではないかとさえも疑ってます。多くの天文学者が認めていますが、月は大きさの割に質量が小さすぎるのです。しかし、これらは自分じゃ確認できないことですよね。
さて、こういう話を聞きつけました。
南半球のフラットアーサーが、まず第一に質問を受けることは何でしょうか?
そして、これにフラットアーサーは一切答えられません。これに限らず、フラットアーサーというのは素朴な疑問にも答えられないものですが、しかし、この質問は決定的です。平面説ではどうやっても説明不能だからです。
実際にフラットアーサーコミュニティでも、これをどう説明するのか未だに議論があるようです。非科学を持ち込まないと説明できないのです。
この疑問とは、南半球での星の動きです。単純でしょう?「北半球頭」ではなかなか思いつかなかったわけですが。。。
北半球での星の動きとしては、北極星を中心に星がぐるぐる回っていますね。これは、フラットアーサーがよく言うように平面地球の上を太陽や月がまわっているのと同じイメージです。
以前に北極星の仰角問題をとりあげ、平面はありえないと強調しましたが、とりあえずそれはおいときましょう。平面説でもおおまかな説明は可能です。しかし今回の件はあまりに明らかなので、言い訳のしようがないでしょう。
では、この平面モデルにおいて、南半球から見ると、星の動きはどうなるのでしょうか?地球が平面であれば、ごく普通に考えて、北極星も北方の星座も南半球から見えるはずなんですが、実際にはそうなりません。
既にこの時点で、平面説は成立しえないのですが、ここは一つ、フラットアーサーが北極星について主張するように
遠すぎて地平線の下に隠れてしまうのだ
もいったん受け入れてみましょう。
そして、南半球では、南半球特有の星が見えることにしましょう。そして、南半球でも南の空の一点を中心に星はぐるぐる回っていますね。
南半球での星の動きは?
平面地球では、中心が北で、まわりはすべて南です。
ここで例えば、南アメリカの人が、南を観測してみると、ほぼ真南の一点を中心に星がぐるぐる回るのが見えます。およそ反対側のオーストラリアにいる人が、やはり南を向くと、ほぼ真南の一点を中心に星がぐるぐる回るのが見えます。
写真のイメージはこんな感じですね。カメラを南向きに固定して長時間露光させるだけです。
しかし、彼らの向いている方向は真逆なんです。
平面説では、地球平面の外周はすべて南であり、それぞれの土地では、北の反対方向を南と認識するからです。お互い逆向きなのに、長時間露光写真を撮影すると、「それぞれの土地のほぼ真南の固定された中心」のまわりを星がぐるぐる回ります。
いやいや、反対側が同時に夜にはならないだろ!
ごもっともです。では、夜の動きに伴い、星たちも回転しながら横移動することにしてみましょう。夜は西に移動するので、星も西に移動しますね。しかしそれでは、上のように固定した中心の周りを回る星を撮影できません。
夜の移動(時計まわり)に伴って星たちも時計まわりに移動するのであれば、ずっと固定したままのカメラで上のような写真は取れないのです。回転中心がほぼ真南にとどまってくれず、時間とともに西にずれていってしまいますから。

ここから導かれる結論としては、平面説が真実であれば、南半球の別の土地で見えている星々は全く別のものということにしかなりえません。どの場所からもそれぞれの南の空を観測すると、「ほぼ真南の空に固定した中心があり、その周りを星が回っている」からです。
しかし、それどころか、少しでも場所が東西にずれれば、また別の星たちを見ているはずです。どこから見てもほぼ真南の固定した位置に星の回転中心があるからです。東西にほんの少しでもずれれば、ほぼ真南の方向も違うからです。これ以外にこの現象の解決方法は存在しません。

現実には、おそらくどこの国の人も「ほぼ真南にある中心の周りを星が回ってるよ」と証言するでしょう。それも今だけではなく、大昔からです。「いやいや、昔から南半球の連中が嘘ついてきたんだ、今もだ」というなら話は別なんですが。
北半球もそうならざるをえない
ということは、北半球の星たちもそうならざるをえません。つまり、「北半球においても、その土地によって見えているものが異なる」ということです。
なぜなら、赤道付近の人たちは、2つの半球の星を同時に見ているからです。彼らにとっては、ほぼ真南の地平線近くに南半球の星の回転中心があり、ほぼ真北の地平線近くに北半球の星の回転中心があります。
赤道を東西方向に移動してみると、北の方向は常に平面地球の中心ですが、南の方向は場所によって異なってしまいますよね。ですから、南半球の星としては、その土地その土地で異なるものが見え、それと連続的につながっている北半球の星も別のものになるはずです。
この方針であれば、北極星の仰角問題も、オリオン座の見え方もすべて解決します。
その土地その土地において見えている星は全く異なるものである!
ということです。フラットアーサーが説明すべきことは、一体なぜそうなるのか、どういう仕組みなのかということでは?
ここで私自身ふと思ったのは、「本当にそうかもしれない」です。本当は平面であり、何者かがそういう仕組みを作ったのかもと。物理法則にしても、ほんの少しでもズレがあれば人類は存在していなかったと言われますしね。
しかしまた、本当にそんな仕組みが可能なのであれば、人類に「地球は丸い」と騙すようなトリックはいくらでも作れるでしょうね。フラットアーサーが「そのトリック見破ったり!」というなら、これまでの批判をすべて削除しても良いのですが、そういう方向には行かないですからね。
もしもそうであれば、人類が「球体だ」と認識していても仕方ない気がします。創造者(神かも)が作ったのであれば、人類が気づかぬよう超科学的な仕組みによって人類をそう認識させているのかもしれませんから。
しかし結局は、「どっちでもいいだろ!平面だったら何だ?その先が問題じゃないか!」という最初の感想に戻ってしまうわけですが。
まとめ
私自身は、この世は仮想現実であるというシミュレーション仮説を信じているので、「こんなこともありうるかも」とは思いますが、この仮説自体が証明されたわけでもないし、別に声高にも言ってはいません。たまに「これまでこういう動画を見てきた」と言及する程度です。
ともあれ、フラットアーサーの問題としては以下です。
- 自らに都合の良い「証拠」のみを取り上げて平面と主張する。
- 都合が悪いと説明できない。追求すると逆上する。そして無視する。
ひたすらこれにつきます。
私が上にあげたような仮説であっても良いわけです。ただしもちろん、これは現在の科学では証明しようがないので、「トンデモ」の類になり、フラットアーサーの理論自体がおかしなものと見なされる危険があります。だからそれはできないのでしょう。
彼らの態度というのはこうです。
- 都合のよい観測事実を取り上げ、「こうなのだ」と主張するが、
- その裏には説明不能な前提、説明しようとすれば(現代科学においては)非科学になってしまう前提が確実に存在しうるが、それには一切言及しない
ということです。つまり、自分でも説明や証明しようのない非科学を暗黙のうちに前提とし、科学を語るという矛盾した構造になっているのです。
この態度はどんなところでも見られるものですね。本来は批判や疑問に答え、あるいは調べて考えて修正することによって理解が進み、「真実」に近づくものですが、フラットアーサーにも、他の思想を持つ人たちも、それができないのです。




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