Amazonページ「Can You Catch A Cold?」
書籍の概要
本書は、2024/3に出版されたダニエル・ロイタスによる書籍です。「風邪は移るのか?」というタイトル通り、感染・伝染というものが存在するのかを探求したものです。もちろん、読み進めていけば細菌論(バクテリア・ウイルスが身体に入って病気になり、それが移る)という理論には根拠がないことがわかってきます。三部構成+補遺+リファレンスとなっています。
第一部:語られぬ歴史(120ページ)
皆が同時に同じような病気になったため、「移る」とされた病気は多々あり、水俣病も初期の7年間は移ると恐れられました、感染症という先入観からです。その後、病気が伝染する・しないという議論が長きにわたり続きましたが、結局はパスツールの登場で細菌論が勝つことになります。が、この理論には様々な穴がありました。
第二部 人体実験(74ページ)
科学者たちは感染することを確認しようと、何度も実験を繰り返してきたのが事実です。しかし、その圧倒的多数は失敗に終わり、感染した例であっても対照実験をしていないなど、科学としての基本を満たしていない例が多いのです。
第三部 風邪をひく(70ページ)
感染していないとすると、何が感染のような現象を引き起こすのかについての仮説です。特に複数の人が同時に病気になる、感染したように見える現象についていくつかの説明を試みています。
補遺(107ページ)
これまでは公になっていなかった200以上の歴史上の感染実験の概要。圧倒的な数が失敗のため、公に語られることはなく、その記録も歴史の中に埋没していたもの。
リファレンス(64ページ)
本文中で参照される文献リスト。
サンプル翻訳
書籍の目次翻訳とAmazonのサンプル部分の翻訳です。
著者インタビューの字幕付き動画
サム・ベイリーによるインタビュー
ジョン・クーパーによるインタビュー
その他
本書は、 サム・ベイリーが序文を書いており、彼女は「Virus Mania」の共著者でもあり、また、「ウイルスは存在しない」派として非常に人気のある動画制作者でもあります。
サム・ベイリーの動画の多くに字幕をつけているMoonのにほん語さんのチャンネル
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