皆がフリをしているわけ

皆がフリをしているんです。

巨大メディアはもちろん、フリをしていますね。まるであたかも自分達が独立であり、自らの意思に基づき、国民にとって重要でその利益に資するために、不偏不党の立場で報じているかのようなフリをしています。そのフリをする一方で、実際には特定のアジェンダにもとづき、奴隷達を一定の考え方になるよう、今ある考え方からはみ出すことの無いよう、うまーく誘導するわけです。

ネトウヨの方であれば、これを朝日が行っていると言うことでしょうね。良くわかっておられるわけです。しかし、私の立場からすれば、読売でも全く同じです。両者は大して違いません。ほんの少しの違いがあるだけで本質としては何の変わりもありません。奴隷たちをどっちに誘導するのか、その大まかな方向性は同一です。その大きな方向性の中の、ほんの少しだけの違いを取り上げてあーだこーだとやりあっているのです。お笑い草です。

さて、陰謀論者あるいは普通の多くの独立メディアでもそうなのですが、この社会を表すものとして誰もが口々に言うこととしては、映画「マトリックス」です。「あれはフィクションではない、ドキュメンタリーだ」と言う人さえいますね。もちろんこれは比喩的な意味においてではありますが。

なぜこの世がマトリックスに例えられるかといえば、そういったフリをするメディア、あるいは教育や政治、その上で成立する社会によって、全員が特定の方向づけをされており、そこに疑問をさしはさむこともなく、生まれ、生活し、そして何も知らないまま死んでいくからです。その間に知らぬ間に労働価値をどんどん巻き上げられていきます。まんまマトリックスじゃないですか(笑)。

その範囲の外の考えを持つことは非常に危険です。人間が社会的な動物である以上、マトリックスによって作られた他者との暗黙的な了解事項、もはや血肉にまで浸透している考え方を侵すのは危険極まりないことなんです。

映画の中にこういうシーンがありました。レッドピルを飲んで、真実を見せられたネオがパニクるわけなんですが、そこでのやりとりです。

Neo: I can’t go back, can I?

もう戻れないんだな?

Morpheus: No. But if you could, would you really want to? I feel I owe you an apology. We have a rule. We never free a mind once it’s reached a certain age. It’s dangerous, the mind has trouble letting go. I’ve seen it before and I’m sorry.

戻れない。しかし、できたとしたら本当にそうしたいか? 謝らねばならない。俺たちにはルールがある。ある年齢に達したら、心を解放させることは無い。危険なことだ。心を手放すことは難しいのだ。俺は以前に見たし、それで後悔してる。

これはただのお話ではあるんですが、現実でもさほど変わらないような気がしますね。ネオのように自ら進んで飛び込もうとする人間は非常に珍しいわけです。自分も何度か経験してますが、ほんの少し他人から誘導された位では全く受け付けません。弾き返そうとしますね。既に固定されてしまった脳味噌の中、固定観念をぐちゃぐちゃにされないように頑張って抵抗してしまうわけです。

そして、年齢がいけば行くほど、難しくなるわけなんです。苦労して手に入れた地位やら何やらも、それらのまがい物の上に構築されていますからね。

スザンヌ・ハンフリーズが同じようなことを言っていました。彼女はそれまでの充実した医師としての人生からふとしたきっかけで転落(笑)し、真実を見てしまうわけですが、それについてこう語っています。

ですから、私はそれを自身の霊魂を覆う闇と呼んだんです、目が覚めたときは。
今は理解してます、なぜ医師や一般人が、そう信じたくないかを。
なぜなら、それが起こり始めてしまうと、
正気でなくなったように感じ始めるんです。
このひどい邪悪な世界にどう生きればいいのかと感じ始めるんです。どうすればいいのかと。

で、実はここからが本題なんですよ。なぜトランプやQは(トランプとQがつるんでいて、彼らが善の側であると仮定した場合なんですが)、ズバッと真実を言わないのかということです。なぜわざわざ遠回りをして、イライラやきもきするようなことをしているのか、トランプが基本的には知らないフリをしているのか、その理由なんですが、これは普通の人には刺激が強すぎて到底受け入れられないからでしょうね。

トランプは選挙期間中に「俺が当選したら9/11の真実を暴いてやる」と言っていたはずですが、未だにしていません。ここを読んでるような人には、ただの常識で、ごく普通の概念であるところの9/11の真実さえ、その辺を歩いてる普通の人には全く受け入れがたいものなわけです。

もちろん、まだまだ米国民の頭を押さえつけている偽メディアの抵抗も激しいでしょうし。

以前にも取り上げたことなんですが、Qがやろうとしていることの本筋としては、真実を出したり、予定の行動を公表したりすることでは無いわけです。

とかくこのことにのみ、センセーショナルにスポットを当てる人が多く、一解釈者の言うことについて「Qの言ってたことが本当だった」などと報じる方がいるわけですが、それは違いますよね。以前に書きましたが、予定の行動を言ってしまったら、悪人側にそれが知られてしまいます。ありえません。

その大きな目的としては、目覚めさせるということでしょう。まんまThe Great Awakeningの名前の通りです。おそらくは、今現在大量にネオが出現しつつあるわけです。映画みたいにヒーロー一人がいれば良いのではなく、ましてトランプ一人いれば良いのではなく、ネオ大量発生が必要なのでしょう。

そういや、二作目か三作目でエージェント・スミスが大量発生していましたが、あんな感じの逆バージョンですよ。