書籍「ザ・ファイナル・パンデミック」序文

マーク&サム・ベイリー夫妻が2024/2に出版した「The Final Pandemic」のAmazon「サンプル」のうち、ティム・ノークス教授による序文の日本語訳です。

サム・ベイリーの動画字幕はMoonのにほん語さんが多く手掛けています。特にマーク・ベイリーによる「A Farewell to Virology」の翻訳をされています。「A Farewell to Virology」のスティーブ・ファルコナーによる動画バージョンは、queseraseraが字幕動画にしています。


ティム・ノークス教授による序文

「道徳的勇気は、戦場での勇敢さや優れた知性よりも希少なものである。しかしそれは、最も痛みを伴う世界の変革を成し遂げる者にとって必要不可欠な資質である」
ロバート・ケネディ・シニア、1966年1月

いま手にしているこの本は、地球上で最も道徳的に勇気のある二人の医師によって書かれたものだ。どういうことか?

なぜなら、彼らは真実探求者であり、その良心が許さないからである、彼らが真実ではないと信じることについて沈黙していることをだ。その姿勢によって自身の社会生活や職業上のキャリアに好ましくない結果をもたらそうがである。彼らが考える大いなる非真実とは、過去100年において、おそらく最も重要な世界的医療事件、SARS-CoV-2ウイルスによるCOVID-19パンデミックにほかならない。

彼らが異論を唱えるのは、次の事実無根のストーリーである。2020年1月、世界で最も信頼されている通信社が世界に伝え始めた、致命的な新型ウイルスSARS-CoV-2が野放しであり、わずか数ヶ月のうちに世界中で数百万人が死亡することが確実だと。それだけではない。後に、このウイルスはこれから起こるであろう多くのウイルスの最初のものに過ぎないと警告された。あるパンデミック対策模擬演習によれば、2025年には、さらに恐ろしい響き〜重症流行性エンテロウイルス呼吸器症候群(SEERS)〜がそれに続くというのだ[2]。

我々はこう言われた、これらの致命的なウイルスが、世界中の動物貯蔵庫に隠れて存在し、接触する可能性のある人間一人を感染させるだけで、いつでも世界的大流行を引き起こす可能性があると(第2章「病気のスケープゴート」参照)。しかし、我々人類の祖先は何世紀にもわたり、こういった動物宿主と密接に共存してきたにもかかわらず、なぜこの新たな形の疾病感染がごく最近になって表面化したのか、今のところ説明はない。

ウイルスが動物宿主の細胞内から飛び出て、最初に接触した人間(現在は「ゼロ号患者(patient zero)」として知られる)の感染しやすい臓器に移ると、それが増殖を開始し、数百万もの同一のコピーを急速に作り出す。ゼロ号患者は、知らないうちに、しかし非常に急速に、接触したすべての人間にウイルスを感染させる。国際航空便で運ばれ、非常に高い感染力に助けられたウイルスは、その後急速に地球を一周し、聖書的規模の世界的大惨事を引き起こす。

この不可避の事態に直面した場合、国民の健康を気にかけるすべての政府の責任としては、直ちに「より大きな利益のために」地球上のすべての個人を保護することである。「全員が安全にならない限り、誰も安全ではない」のだから。

したがって、入念に調整され、世界的に統一された対応が早急に必要になる。すべての人の移動を絶対に必要なものだけにする制限、公衆の面前でのマスク着用、ウイルスのさらなる拡散を阻止し、病気を予防する「安全で効果的な」ワクチンの開発などだ。このようにしてパンデミックは制圧されるのである。迅速かつ安全で効果的に、最小限の犠牲で、誰にも耐え難い経済的負担を強いることなくだ。

しかし、もしこのストーリーすべてが仕組まれたフィクションだとしたら?

これが、本書著者らがここしばらくの間取り組んできた問題である[3, 4, 5, 6]。著者らが真相究明を進めてきた中で、最も説得力のある証拠を本書が簡潔にまとめている。

この徹底的な調査と入念に文書化された本書で、彼らはこのオフィシャル・ストーリーを完全に破壊する。特に、一連の基本的な、実に初歩的な、科学的な「誤り」を暴露することによって、このストーリーに何の根拠もないことを明らかにする。そして、従順で十分な報酬を得る医療専門家に助けられ、従順で煽動的な主流メディアによって、この偽りのストーリーがどのように世界に売られたかを彼らは説明する。

第一の誤りとしては、ウイルスの存在の検出のためにウイルス学者が用いる方法が、間接的で非科学的であり、本質的に証明されていないことである。特に、(すべての科学的実験に必要な)適切な実験対照が組み込まれていないことだ。

オフィシャルなパンデミック・ストーリーでは、難なく自身を移動できる病原性ウイルスの存在が必要になる、まず宿主動物からゼロ号患者へ、そしてゼロから他の人類へと。ウイルスがなければ、ウイルスのパンデミックは起こりようもない。

ウイルスを研究する者にとっての難題としては、バクテリア、真菌、原虫、蠕虫(ワムシ)など、ヒトの病気を引き起こすと主張される他の感染性物質とは異なり、ウイルスは小さくて非常に内気な生き物であり、人に見られることを嫌い、詮索好きな人間のいる実験室ではなかなか複製しようとしないことである。そのため、科学者たちはウイルスの存在を確認するための複雑なプロセスを発明する必要があった。

この過程で、彼らはゴールドスタンダードとされるテストを開発した(訳注:黄金標準、ゆるぎない確実な方法)。しかし、これは無限に自己満足する循環論理に基づく(図1参照)。

 

この循環論理の始まりは、病気の患者から採取したサンプルにウイルスがあるに違いないと、ウイルス学者が確信することである。そうすることで、病気の他の可能性のある原因を無視可能になる。患者のサンプルは、多数の細胞や化学物質を含む溶液と混合される。数日後、腎臓の細胞に細胞死の組織学的証拠(細胞変性効果:cytopathic effect〜CPE)が見られた場合、患者のサンプルにあった細胞病理学的ウイルスが原因と結論づけられる。

しかし、これは正しい科学のあり方ではない。

観察されたCPEを引き起こしたのは、見えないウイルス以外の何らかのものかもしれないという別の説明を、この誤った実験方法では排除できないのである。この可能性を排除できるのは、生物学的ポーションに患者のウイルスとされるもの以外がすべて含まれている実験対照がある場合だけだ(訳注:全く同条件の二つの実験で、一つは病人からのウイルス入り、もう一つは健康人から、あるいは何もなしで比較対照しなければならない)。この対照実験によってCPE(細胞変性効果)が生じなかった場合、細胞を障害する物質が患者のサンプル中にあったと結論づけるのが妥当だろう(それでも、このウイルスが患者の症状を引き起こした決定的な証拠にはならないのだが)。

対照実験の欠如を批判したのは本書著者らが初めてではない。ステファン・ランカ博士は、この実験方法の最初の記述において、「細胞変性効果をもたらしたのは抗生物質だけでなく、栄養素の剥奪であった可能性を排除するための対照実験が行われなかった」と主張している[7]。実際、この新たな方法を記述した人々は、多くの細胞が「感染性」サンプルでの処理なく死滅したと指摘している(訳注:「感染性」、つまり病人のサンプルを加えなくても細胞変性効果が生じたということ)。この不都合な発見を隠すために、この(細胞変性)効果は生物学的な薬の中に未知のウイルスや他の要因が存在するために違いないと、彼らは都合よく結論づけた。この論理もまた、実験が始まる前から実験結果がわかっていることを前提としており、反科学的である。

しかし、批判はそれだけに終わらない。著者たちは見るからに明らかな疑問を投げかけている。COVID-19はヒトの呼吸器疾患であり、サルの腎臓病ではないのに、なぜサルの腎臓細胞を使ってウイルスの存在を検出する必要があるのか? 特に腎臓細胞は、「ほとんど無菌の血液を処理するように設計されており、呼吸器分泌物やあらゆる種類の吸入粒子を処理するようには設計されていない」(第4章『ウイルスゲノム』の作成方法参照)。おそらくその答えとしては、他の細胞株を使っても、サルの腎臓細胞を使って容易に観察できるようなCPEを作り出せないからだろう。したがって、他の細胞株はサル腎臓細胞のようにはウイルスの存在の確実な「検出」はできないのである。

著者たちは、なぜこれらの科学者たちが、ウイルスの存在を直接証明する方法の開発にもっと関心を持たなかったのか不思議に思っている。

しかし、このゴールドスタンダードCPEテストの真の精度を記録する簡単な実験がある[8]。「盲検」検査を実施することだ。認証済検査室で、予想される結果がどのようなものであるか事前情報を提供せずに、専門家に患者サンプルを提供して行うのである。最も重要なテストとしては、致命的ウイルスの可能性のない健康な患者からのものである。もし専門家がウイルステストで陽性を返してくれば、話は終了だ(訳注:ウイルス学者の実験が間違いであると確定できる)。そうでない場合(訳注:ウイルス学者の実験が正しかった場合)、ウイルス学者たちはin vitro(実験室)での細胞培養実験がin vivo(生体内)の現実に対応していることを証明する必要がある。これには、疑惑のウイルス粒子を実際に物理的に分離し、その後に臨床実験を行い、病気を引き起こす能力の立証を含む。

第二の誤りだが、ウイルスのゲノム検出方法では、検査するサンプルが単離された(つまり精製された)ウイルスであることを必要としない。その代わり、生物学的ポーションに存在する何百万もの異なる遺伝子配列からコンピューターが「最良の推測」でゲノムをつなぎ合わせたものである。

最初のテストでCPEが検出され、検査対象患者に感染性ウイルスが存在することが「証明」されたなら、次のステップとしては、ウイルス粒子を分離し、その遺伝子構造を抽出することだ。しかしここにも重大な問題がある。というのも、ウイルスが「分離」されたとされる生物学的ポーションには大量の遺伝情報が含まれており、ウイルスとされるものからはごく一部しか出てこないからである(訳注:ウイルス学者は、ウイルスが含まれる患者の体液を、猿の腎臓細胞などと混ぜたまま、その後の手順を行う。つまり、ウイルス以外の膨大な遺伝情報が含まれたままである)。この問題を克服するために、科学者たちは別のユニークな解決策を思いついた。

彼らの解決策(第4章「ウイルスゲノムの作り方」参照)としては、特定のコンピューターソフトウェアを使って、生物学的ポーションに存在するすべての遺伝物質を再スプライスし、単離されたウイルスゲノムの外観を持つ産物を作り出すことを含む。このプロセスは、まったく同じ方法で作られたウイルスゲノムのライブラリーの存在に依存している。

しかし、たとえこの方法で本当に本物のウイルスゲノムを同定したとしても、次の証明は決してできない。(a)同定されたウイルスが患者(特にゼロ号患者)の病気の原因であること、(b)このように同定されたウイルスが伝染性で感染力があり、パンデミックを引き起こす能力があることである。現状では、急速に増殖し、生命を脅かすウイルスに感染した生きた患者から分離されたウイルス粒子から、完全なウイルスゲノムを分離、精製し、記述することはまだ不可能である。例えば、麻疹ウイルスの分離に失敗した驚くべき結果については、第3章の「細菌が存在しても心配する必要はない」で述べられている。著者らが言うように、「遺伝物質がウイルスからものもであることを証明することなく、『ウイルスゲノム』とその作られ方の世界への扉を開いた」のである。

第三の誤りとしては、パンデミックはウイルスパンデミックではなかったことである。ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査の誤った解釈によって起こされた検査パンデミックであった。

著者や私が医学教育で教わった臨床医学は、次のステップが適切かつ慎重に実行されて初めて医学的診断が下されるという、歴史的なアプローチに基づいている。

1.医師が患者から病歴を聴取する。
2.医師は、病気の患者を診察する。
3.1と2に基づき、医師は患者の体調不良の原因の可能性のあるすべての疾患の鑑別診断を行う。
4.医師は、鑑別診断で考慮された疾患のうち1つを除くすべての疾患を除外するために、血液検査や画像診断のような特別な検査を依頼する。
5.医師は、最も可能性の高い診断に基づいて治療プロトコルを作成する。
6.医師は、治療プロトコールに対する患者の反応をモニターし、必要に応じて必要な治療調整を行う。

重要な点としては、COVID-19の大流行が宣言されるや、何世紀にもわたって磨かれてきたこの由緒正しい医学的アプローチが急遽放棄されたことである。これは、少なくとも当時あるいはそれ以降にCOVID-19の可能性のあるインフルエンザ様疾患を呈した患者に適用されるものとしてである。

その代わり、診断に必要な唯一のステップは、病状のない場合であっても「検査」(ステップ4)と考えられるようになった。たった一度の生物学的検査が、医師による適切な診察の必要性に取って代わるという考えが、即座に容認されるようになったのである。

こうして2020年8月7日、世界保健機関(WHO)はCOVID-19感染の確定症例とは、「臨床症状や徴候とは無関係に、実験室でCOVID-19感染が確認された症例」であると宣言した(「第1章 – 意味のない症例」を参照)。言い換えれば、まったく健康な人が「COVID-19感染を検査室で確認」されただけで、適切な診察もなく病気と宣告される可能性が出てきたのである。

もちろん、患者が完全に健康であれば、鑑別診断の必要はない。

そのため、WHOの邪悪な目的にとって極めて好都合なことに、この斬新な病気の定義により、何の病気の兆候もなく感染を広げうる無症状COVID-19保菌者という(無証明の)概念が導入された。あるいは、さらに恐怖を煽る「スーパースプレッダー」については、『「腸チフス・メアリー」〜元祖「スーパースプレッダー」物語』(第1章)に説明されている。おそらく架空の1900年代初頭の物語で初めて世界に紹介された。無症状の「スーパースプレッダー」が存在するのならば、当然のことながら、感染していない人が知らないうちにウイルス曝露していないことを確認するため、すべての人が定期的に検査を受けねばならない。こうして、完全に健康な人のCOVID-19の有無を調べる全国的な検査が大流行することになった。

しかし、この検査室での確認に使用される二つの検査、すなわち、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査(第4章「ポリメラーゼ連鎖反応とは何か」を参照)とラテラルフローあるいは迅速抗原検査は、SARS-CoV-2ウイルスに存在するとされる微小な標的分子の存在を検出することだけを目的としてデザインされた化学的ツールである。PCR検査が検出できるのはこれだけだ。感染する「ウイルス」と関係があるのかないのかわからない、ごく少数の分子の存在を検出するのである。

実際、この方法は非常に強力で、発明者キャリー・マリスは次のように述べている。「PCRは、何かから何かを大量に作ることができるプロセスだ。PCRは、あなたが病気だとか、最終的にはあなたを害するとか、そういうことを教えるものではない」。このことは、タンザニアのジョン・モグフリ大統領が、パパイヤ、ウズラ、ヤギからCOVID-19陽性反応を返した理由を説明できるだろう。

著者はこう述べる。「PCR法は、数十年にわたる技術的改良の結果、驚異的な成果と発展を遂げたが、PCR法ができることの本質は変わらない。単に選択された標的遺伝子配列を増幅するだけである。遺伝物質がどこから来たのか、無傷の生物から来たのか、あるいはヒトが何かしらに『感染』しているのかを確認はできない」。つまり、COVID-19のパンデミックは、健康絶頂のオリンピック選手から採取されたサンプルなのか、あるいは、100年前に死亡して埋葬された人なのかを区別できないテストに基づいていたのである。

そして、このテストに基づいて世界はロックダウンされた。

第四の誤りとしては、ウイルスの伝染である。つまり、あるヒトの細胞から別のヒトへ、あるいは宿主動物からゼロ号患者へウイルスが伝播することは、まだ適切に文書化されていない。

我々は子どもの頃から、現代のCOVID-19の物語の基礎となる細菌論[9]を信じるよう教えられてきた。昔は、それが明らかに真実だったため、疑う理由もなかった。子供の頃、風邪をひいたり、はしかや水疱瘡にかかったのは、学校の教室において感染した子供からだと皆が知っている。しかし、このような真実の根拠は、おそらく主流派が認めるほど強固なものではないことを、我々はここで改めて知ることになる[10]。

例えば、直近の過去のパンデミックで最も致死的なのは1918年のスペイン風邪である。あまり知られていないが、このパンデミックの唯一の原因として伝染性物質を特定できるかを調べるため、病気の患者を対象に実験が行われた。しかし、これらの試みは、おそらく現代の医学水準では非倫理的とされるような並外れた労力を費やしてまで(第3章「ヒトからヒトへの感染とは」を参照)、伝染性病原体の存在の立証努力をしたのだが、ことごとく失敗に終わった。

そのため、1918年のスペイン風邪の大流行で世界中で2100万人以上の人間が死亡したにせよ何にせよ、それが伝播性の感染因子とは示されなかった。実際のところ、この研究の責任者であったミルトン・ローゼナウ博士は後にこう書いている。 「実のところ、我々は病気の原因がわかっており、人から人への感染経路もわかっていると確信していた。おそらく、我々が何かしら学んだことがあるならば、それは、我々が病気について何を知っているのかよくわからないことだろう」。

しかし、これらの「感染症」の原因や感染経路について、医学的に確実視されていることに疑問を付す発見は、これにとどまらない。本書で著者が注意を引くのは、継続的に存在しているが、あまり認められていない疑念である。つまり、風邪、ポリオ、狂犬病、はしか(第3章)、百日咳(第4章)、HIV/AIDS(第5章)の起源と原因についてである。そして、小児期の「感染症」による死亡は、これらに対する特定のワクチンの登場よりはるか以前にほぼなくなっていた明確な証拠を示している(様々なグラフは『Dissolving Illusions』[11]の提供による)。最後に、ワクチン接種を受けた子どもは、そうでない子どもに比べて一般的に健康でないという、同様に不都合な証拠を示している(第6章『ワクチンは何をしているのか?』を参照)

まとめと最後の証拠

本書の時代を超える価値としては、最も純粋で、最も直接的で、最も正直な方法で、最も説得力のある証拠を提示していることである、COVID-19のパンデミックが、ウイルス性疾患予防ワクチンを開発するための、少なくとも100年前の最も初期の、本質的に原始的な試みに起源を持つ架空の科学に基づくものである理由を。

もし著者たちが提示した証拠が、COVID-19パンデミックに対する世界的な対応を含むワクチン接種の有効性評価のために、独立した立場の有識者で構成される法廷の場で検証されたなら、それらの有識者たちは一つの結論を下すに違いない。つまり、著者らがここで提示した証拠は、反論の余地のない、極めて単純なものであるということである。

しかし、著者の包括的なテーマの信憑性を裏付ける証拠が最後に一つある。著者が本書の冒頭で「アロパシー医学は病気を発明する」と題していることを念頭に置き、SARS-CoV-2パンデミックに関する「科学」の発展の時間軸を以下に示す[12]。

第1日2019年12月30日

「中国の眼科医が非定型肺炎と思われる症例を発見」

第7日2020年1月5日

世界保健機関(WHO)は、中国の800万人の特定集団において44例の原因不明の非定型肺炎(APOUA)を確認したと発表。

第9日2020年1月7日

WHOはAPOUAが新型SARS様ウイルスによるものであると発表。

第12日 2020年1月10日

最初のCOVID-19 PCR検査を製造する会社[オルファート・ランド(Olfert Landt)社のTIB Molbiol13]が出荷を開始[14, 15]、 SARS-CoV-2の最初の「ウイルスゲノム」が発表される[16]。

14日目 2020年1月12日[17]

WHOが、クリスチャン・ドロステン教授のPCR検査プロトコルを「この新たな病気の検査のゴールドスタンダード」として認める。

第23日 2020年1月21日

ドロステン/Landt PCR検査プロトコルが、国際的な科学出版物のレビューのために提出される。

第25日 2020年1月23日

ドロステン/LandtのPCR検査プロトコルを説明した論文の出版が認められ、ドロステンが編集者を務める雑誌に27時間以内に掲載された[18]。

第26日 2020年1月24日

COVID-19の臨床的特徴を説明した論文が、中国の科学者により『ランセット』誌に発表される[19]。

第32日 2020年1月30日

COVID-19の無症候性感染に関する最初の書簡が『The New England Journal of Medicine』に掲載される[20]。

原因菌のゲノムを含む新種の感染症を特定し、その全容を明らかにするのにわずか32日というのは、あまりにも出来すぎた話ではないだろうか。一方で、この病気が自覚症状のない人からも感染することを発見したのである。

最後に

この序文は、1966年6月に私の母校で行われたロバート・ケネディ・シニアの「希望の波紋」スピーチの引用から始めた。このスピーチには、本書とその著者たち、そして現代の苦境に関連するもうひとつの言葉が含まれている。

人が理想のために立ち上がるたびに、あるいは他者の地位を向上させるべく行動するたびに、あるいは不正義に対して打撃を与えるたびに、その人は小さな希望のさざ波を発信し、そのさざ波は100万もの異なるエネルギーと大胆さの中心から互いに交差して、抑圧と抵抗の最も強大な壁を一掃する流れを作り上げるのである[21]。

本書は、一般に流布しているウイルスやワクチン接種のストーリー、特にCOVID-19のパンデミックを支えてきたものの背後にある誤った科学を暴いた最初の本ではない。 しかし、これは最高のものの一つかもしれない。

我々の願いは次のようなことである。本書を読んだ人々が、何が真実なのか、そして我々がいかに故意に欺かれ、破滅的な結果を招いたのかを真に理解したとき、彼らのフラストレーションの波紋が巨大な流れとなってすべてを覆い、政府、政治、医療、科学に携わる人々、そして実際に、この不誠実な事態の一端を担ったことに対して最終的な責任を負うすべての人々に対して、答えを求める世界的な要求に火をつけることだ。

そして、この新たな知識によって、我々国民は、同じようなことが繰り返されることを決して許さないだろう。

ティモシー・D・ノークス教授 OMS, MB ChB, MD, DSc, PhD (hc), FACSM, (hc) FFSEM(英国), (hc) FFSEM(アイルランド)

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